(つづく)
巨大な天狗が僕らの前から姿を消して ホッとしたのも束の間、年寄り猫は僕に向かい「時間がない!頼む!」と急かした。
僕は神社の境内を後にすると、走って自宅へ戻り 妹の原付バイクに飛び乗った。
「さぁて!東京へ向かうか…」
職場に向かういつもの道も、こんな時間に通るのは 初めてだな…そんな事を考えながら アクセルをふかした。
いつもならば駅にて電車に乗り換えるのだが こんな時間に電車が走っている訳ないので そのまま原付バイクで駅前を走り抜けた…
行き交う車もない静かな夜道に原付バイクの乾いたエンジン音が鳴り響いた…
(つづく)
巨大な天狗が僕らの前から姿を消して ホッとしたのも束の間、年寄り猫は僕に向かい「時間がない!頼む!」と急かした。
僕は神社の境内を後にすると、走って自宅へ戻り 妹の原付バイクに飛び乗った。
「さぁて!東京へ向かうか…」
職場に向かういつもの道も、こんな時間に通るのは 初めてだな…そんな事を考えながら アクセルをふかした。
いつもならば駅にて電車に乗り換えるのだが こんな時間に電車が走っている訳ないので そのまま原付バイクで駅前を走り抜けた…
行き交う車もない静かな夜道に原付バイクの乾いたエンジン音が鳴り響いた…
(つづく)