八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今日は朝から小雨の天気です。傘が要るような、要らないような程度の降りです。
前回のブログ『釣銭を間違えてしまった』を読んで、ご来店いただいたお客さまがありました。「100円札なんて、よく持っていたね。」とおっしゃいました。ブログの写真に100円札が写っていました。
100円札は、昭和の昔から保持したものでなく、2年ほど前に、ある必要から古銭ショップで買い求めたものでした。その時は新札で、年賀状のように紙幣の番号が通し番号になっていました。7月に千葉県の成田市で祇園祭りが行なわれ、山車が狭い参道を昇って行きます。参道沿いの店の2階の部屋から、釣竿に紙幣を付けて、山車の屋根方(屋根にいる人)にご祝儀に取ってもらう、慣わしがあります。銀行に勤めている友人に聞いたら「100円札もまだ流通紙幣だよ」と教えられ、まだ世の中で通用することを確認しておきました。
以前から釣竿でのご祝儀付けがあるのを知っていたので、2年前に行く時に1000円札を1枚つけるよりも、100円札を5枚付けた方が格好がいいや、で用意しました。当時、130円で100円札を買った記憶があります。また、このご祝儀付けを何回やっても、費用があまりかさみません。屋根方の人は目を凝らして「ん、外国の金か?」のような顔つきで100円札を取ってくれていました。
写真でその他の紙幣は古銭ショップで買ったのでなく、以前から私が大事に保持していたものです。
▲旧紙幣のいろいろ。上から100円札、500円札、2代前の1000円札、
1代前の1000円札です。ためしに100円札をコンビニで出したら
受け取ってくれました。
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