八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
前回のブログで印鑑ケースの金枠フレームについてご紹介しましたが、今回は、印鑑ケースの内張りです。フタ側は赤い竹の絵柄や、鶴亀の絵柄などが伝統的に用いられて来ましたが、和風を少し離れてフタ側、印鑑収納側も同じ色の単色ケースも出ています。
13色あり、赤系の色が基本ですが、グリーンやネイビィブルー、ブラウンなども作成可能です。生地はベルベット(ビロード)です。見た目にソフトな印象があり、大切な印鑑をやさしく包んでくれそうな生地感覚があります。既製品として売り出されているのは種類は少なくですが、特注ならば13種の選択枝があります。印鑑ケースのフレームを何にするか?を指定する時に一緒に、内張りのベルベットの色も指定するわけです。
印鑑を収納するスペースのすぐ隣に小さな朱肉入れがあります。専門的には肉池(にくち)といいます。これに小さなフタが付きますが、セル(平らでライトクリーム色)とパール(ゆるい山型で半透明色)とあります。使う方のお好みで分かれるところです。
仕上がりまでに7日から10日ほど掛かりますが、お気に入りの一点ものを作りたい方には別注印鑑ケースはお薦めです。スペック(各部の明細)を決めた後にお見積もりを出すことから始めます。
▲印鑑ケースの内張りです。全部で13色です。
フタを閉じてしまえば見えない部分ですが
お気に入りの色だとケースひとつにも愛着がわきます。
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