印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

翡翠(ヒスイ)原石から印材を作る

2019年07月20日 | 印鑑の素材
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて120年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

奈良県のお客様からお問い合わせの電話があり、「翡翠(ヒスイ)の原石から印材(印鑑の材料)を作れますか?」とお尋ねになりました。今まで、印材への加工は受けたことがなかったので、一度保留にして山梨県の印材問屋に問い合わせをしました。材料は翡翠であることも伝えたら受けてくれました。

原石の寸法は、30ミリ程の正方形で長さは63ミリ位でした。お客様のご指定は直径16.5ミリの円形、長さは60ミリでした。1週間ほどで印材として仕上がり、表面は綺麗に磨かれて来ました。今回はここまでの仕事でなく、会社の名前を彫る仕事も受けたので、その後に文字を彫りました。お値段は、印材までの加工料金が6480円(税込)、彫刻料金は1文字、4800円(税込)です。

「今まで受けたことがないから受注しない」ではなくて「まず、受けてくれる問屋、メーカーを捜してみよう」で今回は対応したのでよい結果になりました。奈良県のお客様も喜んで下さいました。



▲上はお預かりの翡翠の原石です。下は仕上がって来た印材(印鑑の材料)です。
 お預かりの原石が3本あったので、並べて写真に撮ることができました。




八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 令和入り回転ベルト式の日付... | トップ | 昭和の瀬戸表札、生産中止に... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (62GS)
2019-10-03 11:25:35
質問ですが黒水牛の12mmの彫り直しはおいくらくらいかかるのでしょうか?技術料金があまり高ければ電話では伺いにくいのでメールでお聞きしたいのですが。よろしくお願いいたします。
返信する
黒水牛12ミリ印鑑の彫り直し (平澤 東)
2019-10-03 18:05:22
拝復。62GS 様
お問い合わせ、ありがとうございます。
黒水牛12mmの印材の彫り直しは6400円(税込)になります。価格だけを比較すると、WEB上で新規でも、もっと安価な黒水牛が見つかります。
当店の特徴は彫刻前に印稿(仕上がりのラフデザイン)を起こして、メール送付、お客様からOKのお返事をいただいてから彫ることです。文字への変更ご希望があれば対応致します。彫刻の仕事は一級技能士の楽善堂四代目、平澤 東が彫らせていただきます。印鑑ケースのおそうじ、朱肉取替えは無料です。  店主  拝
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

印鑑の素材」カテゴリの最新記事