承天閣美術館
武家政権の軌跡 Ⅰ期
期間:8月8日(月)~10月6日(木)
耳川合戦図屏風
天正六年(1578)日向高城・耳川で島津と大友の間で行われた合戦を描いた八曲一隻の屏風。
大友勢による島津方の高城攻めに始まり、援軍に赴いた島津義久・義弘と激突したが大敗を喫して敗走した。
これにより大友氏の凋落が始まった。
落款によれば、筆者は「深意□守能」とあり、薩摩藩のお抱え絵師とみる説がある。
足利義輝肖像画
笏を持ち衣冠束帯姿に太刀を佩き高麗縁の上畳に座した義輝の肖像画。
上部に「ほととぎす~」の和歌が記されており、箱書きには義輝の自賛歌とあるが実際は柿本人麻呂の作。
絵の作者は不明だが土佐派の下絵の顔と似ており、おそらくその流れを汲む人物の作だろう。
古銅曽呂利花入
首細長く下部が緩やかに膨らんでいる。武野紹鷗所持。
『山上宗二記』には「そろり、昔紹鷗所持、天下無双の名物也」とある。ただしこの花入は大坂城落城時に焼失している。
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