SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2211 サンリツ服部美術館 名物

今回は長野の上諏訪

サンリツ服部美術館

「服部一郎生誕90周年記念 名物 記録と鑑賞」
期間:9月16日(金)~12月4日(日)

唐物茄子茶入 銘 紹鷗茄子
丸味をおびた小さな茶入れで、きわめて薄い作り。やや赤味がかった茶褐色の釉にむらが見える。
武野紹鷗所持で弟子の辻玄裁へ伝わった。江戸時代には旗本の鍋島正成が所持し息子の正恭から姫路藩主・松平直矩へと伝わった。
黒楽茶碗 銘 雁取
口縁を丸く内に抱え込ませ、腰を低く張るように作った茶碗。
千利休所持で弟子の芝山監物に贈られた。その返礼として監物は利休に雁を贈っている。
近代には井上世外が所蔵した。
狂歌 沢庵宗彭筆
沢庵が伸びやかな筆使いで「まめあめ給候 あまこせのつまくるしゆすの 玉ににた まめあめた佛」と記す。
南無阿弥陀佛をもじってまめあみ陀佛とする沢庵のユーモアな感性が垣間見える。

他には光悦の「白楽茶碗 銘 不二山」「赤楽茶碗 銘 障子」や牧谿筆「睡虎図」印陀羅筆「寒山拾得図」など拝見しました。
90周年記念だけあってかなり充実した内容でした。
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