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1212 正木美術館 利休参上

2012年12月編に突入(遅!)
大阪です

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正木美術館

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秋季特別展 利休参上
期間: 9/15(土)~12/2(日)

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千利休図 長谷川等伯筆
1583年利休62歳の時の肖像画。上部に大徳寺の僧古渓宗陳の賛がある。
大柄で鋭い眼をした人物に描かれている。
唐物肩衝茶入 銘 有明
大名物。銘は小堀遠州が名付けたとされます。かなり大きめの茶入で大友宗麟が所持した。 
竹茶杓 山上宗二作
櫂先が長い茶杓で筒は八角面取で宗二の号である瓢庵と書かれている。
山上宗二は堺の商人で茶湯では利休の高弟とされる。宗二の記した「山上宗二記」は現在利休時代の茶湯の基本資料とされています。豊臣秀吉に仕えていましたが元来の口の悪さから秀吉の怒りを買い各地を各地を流転、最終的には小田原北条氏に仕えたが秀吉の小田原征伐に遭い鼻と耳を削がれ殺害された。
竹茶杓 大富重伝作
永禄八年と記されており、この茶杓が1565年に作られた事がわかる。大富重伝は善好の名で知られる京都の茶人。
珠光の弟子で善好茶碗を所持した。
竹茶杓 銘 狩衣 長闇堂作
薄めの造りで櫂先は折撓となっている。
長闇堂こと久保利世は奈良の侘び茶人で茶書「長闇堂記」を記した人物。小堀遠州と親交があり久保利世の隠居の草庵を「長闇堂」と名付けたのも遠州です。

竹茶杓では他に千利休作「ゆみ竹」・細川三斎作・五奉行のひとり前田徳善院(玄以)作など豊富でした。

やはり千利休の肖像画がインパクト大。一般的な利休の肖像はどうも理想の茶人的なフィルタがかかっているように感じますが、こちらは生身の利休と感じます。
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