新潟県は柏崎
って事で向かったのは
木村茶道美術館
木村寒香庵が収集した古書画、茶器類を季節ごとに展示し、その展示品でお茶を楽しむことができる全国的にも稀有な美術館。
最初は展示から
神山清子作陶展 10月1日(火)~11月30日(土)
ご存じ連続テレビ小説「スカーレット」のモデルとなった陶芸家の作品
信楽自然釉面取水指
信楽自然釉手付花入
お次は
楽茶碗展 7月30日(火)~11月30日(土)
黒楽茶碗 銘 山里 宗味作
黒楽平茶碗 道入作
かつて私がこちらで一服頂いた茶碗も展示されていました
赤楽茶碗 銘 松原 道入作
最初に来た時ですね。私のノンコウ好きの原点かも
黒楽茶碗 銘 常盤 常慶作
昨年4月はこちら楽二代、約400年前のお茶碗で流石に緊張しました。
いよいよ席入り
今回は「開館35周年記念茶席」なので気合が入っていました。
宸翰色紙「いくめぐり」 後水尾天皇筆
仙台伊達家伝来
竹一重切花入 銘 ヨゴレ判官 千宗旦作
信楽矢筈口水指
竹茶杓 古田織部作
筒は千宗旦。
実際にこちらの茶杓を使って抹茶を茶碗へ、
その主茶碗と替茶碗は
黒楽茶碗 銘 武悪 長次郎作
赤楽茶碗 銘 落葉 一入作
「武悪」千宗旦が銘を付けており、裏千家に伝来した茶碗。
「落葉」は楽四代の作。14代覚入により「紅葉」の追銘が付けられた。
で、私がいただいたのは
黒楽茶碗 銘 武悪 長次郎作
胴の締まった半筒形、カセ肌でところどころ茶褐色になっている。手に持つとほのかな温かみが伝わってきます。手触りも楽しみながら、じっくりと一服いただきました。
前回長次郎が茶席に登場したのが30周年の時で、後から知って次は是非と思っていましたが、叶って良かったです。
3度目だったのですが、最初が三代ノンコウ→次が二代常慶→今回長次郎と楽歴代を遡っていったのも面白い偶然。
どうやら、長次郎茶碗はもろくなっているそうで、茶席で使われるのは最後かもしれないそうで一期一会、残念ではありますが出会えたことに感謝したいと思います。
本当に毎回、緊張しながらも楽しい茶席、40周年、50周年と続けていただきたいです。
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