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愛艇ドルフィン号のディーゼルエンジン ヤンマー2GMは回転計の付いていない仕様。
前々から回転計を取り付けたいナと思っていたのですが、取り付けられる自信が無く
実現出来ずにおりました。
インターネットの情報を集め、取り付け方のイメージが出来ましたので
今回、挑戦しました。
まずは、ヤンマーさんより回転計とセンサーを購入。
その際、センサーと回転計をつなぐケーブルのことを聞いてみると
現状のハーネスにそのケーブルがあるとのこと。
ケーブルとセンサー取り付け位置が簡単に見つけられることを祈りつつ、
夜の船内で作業を開始しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/4b/ae59c5c1d7c64e2290b9a56706567698.jpg)
まずは、回転計のセンサーを取り付けます。
エンジン後部フライホイールの上に、平たい頭のダミーのボルトがあり
それを外してセンサーをねじ込みます。画像の赤い丸の部分です。
ダミーのボルトは、24ミリ径で、かなり堅く締まっていました。
ボックスレンチの柄に、パイプを差し込んで、やっと外るほど。
インパクトドライバーの方が良かったかもしれません。
このダミーのボルトを外せないと、回転計は取付け出来ませんので
回転計の取り付けをお考えの方は、まず外せるか試してみる必要があります。
エンジンの設置状況によっては、手が届かないこともあると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a9/9f46ef22ca08759e6699e8ea90607beb.jpg)
センサーにつなぐケーブルは、平端子付のブルーとオレンジのケーブル。
こちらは、すぐに見つかりました。
ここまでは、スムースに来ましたが、次は配線から苦闘が始まります。
操作パネルのハーネスには、回転計用のコネクターがありますが
回転計とつないでも、回転計の針はピクリともしません。
変だナ、変だナと真夜中の船内でその原因を探りますと
コネクターには、ブルーとオレンジ、ブラック、レッドのケーブルが
あり、その内、ブルーとオレンジのケーブルはセンサーからのものと
わかりました。
とすると、ブラックとレッドのケーブルは12Vの電源になります。
テスターで電圧を測ると、電気がきていないことが分かりました。
「ブラックとレッドのケーブルに12Vを入れてやれば解決♪」のハズですが・・・
通電後も、回転計の針は動いてくれません。
よくよくコネクターを見てみると、ハーネスのコネクターと回転計のコネクターと
配線の配列が全く違っています。
そこでコネクターをカット、同じ色どうしのケーブルをつなぎますと
無事、回転計は動いてくれました。
ブラックのケーブルには12Vのマイナス側を接続します。
船検証によると、愛艇の2GMは平成10年に換装されています。
この時期の2GMは、現行の回転計とコネクターの形状は同じものの
配線の配列は違っているようです。
ここまで、5時間の作業でした。狭い船内での作業は何かと時間がかかります。
配線の件が無ければ半分の作業時間だと思います。
配線を何回か、つなぎ間違えてしまいましたが、メーターは壊れることなく
問題なく動いてくれました。
配線の問題がクリアになりましたので、ここからはサクサク作業を進めていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/80/84367d68daf66ebecdcb2268f9642594.jpg)
回転計を取り付ける場所に、80ミリ径の穴を自在錐で開口。
ホルソーを使った方が仕上がり、作業時間の面でいいのですが
80φのホルソーは、高いうえに、他にあまり使い道が無いんですね。
ご予算のある方は、ホルソーの使用をお勧めします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a6/b973a2e24be6ef2a71f8b1bcaa2d9314.jpg)
配線終了後のメーター裏側です。
メーターの照明はカー用品店で購入したLED電球を使っております。
無事回転計が、取り付き、雨も上がりましたので、隣のパースの橋本さんに乗っていただき、試走。
気温は低いものの、海上は無風。波も無く試走にはぴったりの海況でした。
回転計を見ながらの航行は、当然、初めてで、なかなか新鮮であります。
エンジン2000回転で4ノット、2500回転で5ノット、3000回転で6ノットの船速。
ハルスピードの6ノットまで直線的に加速しますので、プロペラの相性は問題なさそう。
エンジン全開で3500回転、6.5ノットまで増速しますが、船尾はかなり沈み込み、
排気は黒煙に変わります。当然、過負荷です。
2500回転位の巡航が、燃費にもエンジンのためにもベストですね。
久し振りに緊張した作業でした。たまにはいいんですね。この緊張感と達成感が・・・
費用は、回転計とセンサーが24,000円ほど、ケーブルとLED電球が1,000円位。
約25,000円と数時間の作業で、回転計を付けることが出来ました
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