この会社を興したのは私の父です。
新潟から裸一貫、ほとんど無一文で出てきたのです。
もちろん、八転び七起きがありました。私の小学校3年位の時に
初めて興した会社が倒産。
1年位、遠くに身を隠していました。
そのとき、初めてサイケンシャ(債権者)という言葉を知りました。
で、しばらく会社勤めをしていましたが、しばらくして会社を
興したいと宣言、家族の不安をよそに、現在のこの会社を立ち上げたのでした。
確かこの時も、その時の借金を保証協会に返済を続けていたと思います。
逃避行の際、時々、父は電話をよこしましたが、当然、債権者の方々も電話をしてきます。
3回鳴らしたら一旦切って、すぐに掛け直してくるというのが
父から電話という合図でした。
もちろん、この会社にも幾度となく危機はありまして、約5年前に私が引き継ぎました。
そのとき、初めて、父は「資金繰りのことを考えると夜も眠れなくなるよ~」
と私に言うのです。
ちょ、ちょっと待ってくれ~っ!お前でも出来るからと言うから社長になったんだぞ。
夜は寝たいよ~っ!!
とその時は思ったのですが、今になって思えば、父は好きで会社を興したとはいえ
苦労も並大抵ではなかったはずで、誰かにその苦労を知って欲しかったんじゃないかと
今は感じています。
小さな会社を経営することは小舟で大海原を航海するようなもの。
時化の恐怖は大型船の比ではないでしょう。しかし耐航性に優れた小舟なら
舵はすぐ切れ進路変更は簡単である。小さいがゆえに葉っぱのように波間に
浮かぶことだって出来る。まっそう考えて夜は寝ております
今は少し弱くなってしまいましたが、私など及びもつかないバイタリティで
人生を駆け抜けた人です
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