トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」フリーメーソン 関係本は五万冊にも及ぶhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3299805d68ec27e926621579e50172af
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スコットランド誕生説
多くの文献が、前述したように「フリーメーソンは一七一七年、ロンドンに於いて設立された」と書かれている。 しかし、前述のナイトは「フリーメーソンの発祥地のはスコットランドだと思う」と記している。
ところが、スコットランドの度の土地で、誰がいつ設立したかという肝心な点には全く触れていない。 それではジャーナリストらしからぬ全く無責任な発言と非難されても仕方ないだろう。
そこで筆者が彼に代わってペンを進めたい。 っフリーメーソンがスコットランドで誕生したかもしれないと芋われる根拠の一つは、フリーメーソンのある儀式の制服(正装)がスコットランド北部ハイランド地方で、ケルト人男性が着用する「キルト」であるからだ。
キルトは膝の出る短い巻きスカートで、材料は羊毛。 ケルト族の氏族性を象徴するタータンチェックを必ず使用する。また、イギリスのエリートが勤めるロンドン警視庁を俗に「スコットランド・ヤード」と呼ぶこと。 さらにはフリーメーソンの儀礼に「古代公認スコットランド儀礼」があること。
この三つの事情から見ても、フリーメーソン発祥の地が「スコットランドと思う」と推測したナイトの判断を全面否定することはできない。
イギリスと一七二七年に合併前、スコットランド及び周辺国の城造りに参加していた
スコットランド人のメーソン(石工)達が、フリーメーソンを設立した可能性は十分にある。
恐らく、その時の本拠地はは、当時スコットランドの首都だったエジンバラに違いなく、イギリスとの合併を機に、その本拠地をロンドンへ移したことは考えられる。
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この本には、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。
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