ブリンケン氏は台湾海峡の平和と安定の維持に取り組むと訴えた=AP
【ワシントン=坂口幸裕】
ブリンケン米国務長官は13日、同日投開票の台湾総統選で当選した与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳・副総統に祝意を示す声明を発表した。頼氏らとの協力を「楽しみにしている」と強調。台湾海峡の平和と安定の維持に取り組むと訴えた。
声明では「台湾の強固な民主主義と選挙プロセスの強さを示した台湾の人々に祝意を表する」と記した。米国の「一つの中国」政策に基づき、「共通の利益と価値観を推進し、長年の非公式な関係をさらに発展させる」と主張した。
台湾海峡の両岸問題に触れ「平和と安定を維持し、威圧や圧力から解放された平和的な解決に尽力する」と唱えた。共有する民主主義の価値観をベースに「米国と台湾のパートナーシップは経済、文化、人的つながりを超えて拡大し、深化し続けている」と指摘した。
ブリンケン氏は「台湾が自由、民主主義、繁栄をめざす全ての人々の模範となり続けると確信している」とも提起した。
日経記事 2024.01.14より引用