そこにはたくさんの人が待ち焦がれていました
ダイヤモンド富士を一目見ようと
そして
カメラに収めようと みな一斉に富士山を見つめていました
湖(山中湖)は凍って 風がその上を舞い 肌を刺す冷たい風が吹いていました
煌々と光を放っている太陽が 富士山の山頂に少しずつ 吸い込まれていきます
じっと目をこらして そのときを待ちます
あ・・・
やはりあのカメラでは あの輝くダイヤモンドが・・・写せませんでした
でも 少しだけは写っています
凍えるような空気の中で 太陽が雄大な裾野の富士山に吸い込まれていきます
その瞬間 みんな息を止めて・・・そして静寂の中 シャッター音だけが聞こえました
は~ 美しい・・・
そして一瞬 辺りが暗くなって幻想的に・・・まるで時間が止まった そんな一時でした
太陽が富士山の背に隠れてしまいました
あの煌々とした太陽を背に 此れ見よがしに美しい姿を見せつける富士山
全てが非の打ちどころもなく ただ ただ美しい・・・
傍からは 凍りつく寒さも忘れるほどの歓喜の声が聞こえていました
今年は逆さ富士を拝見でき
そして
一年に二度しか観れない(お天気と微妙な角度) ダイヤモンド富士もこうして拝見できて最高です
やはり こうしてここに立つと 神体山の富士を感じます
お天気に恵まれたこと 感謝の気持ちでいっぱいでした・・・
あまりの寒さの為 Richardは車の中で待機していました
でも遠くに きっとこの優美な姿を見ていたことでしょう
ホテルから見た時には 裾野に隠れた美しい夕焼けとなっていました
あ~・・・やはり日本の美は最高です
そして 夕食も美しく・・・
特にこの日はバレンタインが近かったので
とろけるようなガトーショコラが美味しくて とろけました・・・
その夜・・・
目を閉じても 閉じても・・・
あの優美な姿と ダイヤモンドをも超える輝きが浮かんできて
静かな夜の中 とても神聖な気持ちで眠りにつきました
美しかった・・・
Madame K