元町 梅林
1972（昭和47）年の創業以来 故 黒沢明監督がこよなく愛された老舗割烹
ゆったりと寛げる部屋で 女将のお料理を美味しそう～に召し上がっていたそうです
この梅林の文字も 黒沢監督の書をモチーフに描かれたもの
味のある温かみのある書ですね・・・
実は ３年前に横浜へ移り住んだ時に 是非 懐石料理の夜のコースを頂きたいと思っていました
どんな素晴らしいお料理が・・・と検索させて頂いたところ
食べきれないたくさんのお料理・・・
愛情を込めて作られていると書いてありましたので 食べきれなくても・・・となかなか夜は伺えなく過ぎて行きました
でも 少な目のコースがあるようでしたので
先日 親しくさせて頂いているルーデイくんのご夫妻と伺って 美味しく頂きましたので
連休に主人と 丁度出張で来ていた弟と３人で ２度目の訪問を致しました
旬の筍を使ったコース
毎日 朝早く港北まで筍を掘りに行かれて 夜に調理されているそうです
先付けです
ズッキーニと筍の麹和えが凄く美味しかったんです
勿論 他のお料理も！
揚げ餅のみぞれ揚げ
このお餅がまた柔らかくて 美味しい事と言ったら・・・
ん～ん美味しいって この時も言ってしまいました
お刺身
縞鯵と桜鯛
この細く繊細なツマの見事な事！
コースには入っていませんでしたが 名物の黒いなり寿司を頂いてみました
黒砂糖？が入っているかのようなまたりとした甘さのいなり寿司です
筍の土佐煮
長い時間コトコトと煮込んだような柔らかな土佐煮
小さな一品でしたが 美味しさの存在感は大です
ホウレン草の胡麻和え
揚げ物はエビと筍と白身のお魚（名前を忘れて・・・）
それぞれの衣が違っていたように思います
サクっとさっぱりとして美味しい
お昼の 天丼も凄く美味しいんですよ
焼き物は カマスと筍
ふっくらと太ったカマス 白身がとても甘くて・・・
この焼き具合も最高でしょ
筍のお吸い物
お出汁の美味しさは言うまでもありません
朝取りの筍の香りがたまりません
鰻の笹巻き
薄焼き卵の中の鰻ともっちりとしたご飯がまた凄く美味しい！
絶品のお味です
豚の角煮と鴨ロース
この角煮も凄く美味しくて 鴨のロースも・・・
ひと口で頂くサイズですが 一口に頂くのが勿体ない笑
冷酒にもワインにも合います
上左は南瓜の煮もの ほっくりとして栗のようでした
中は 鰤のあら汁 鰤のダシが効いていてとても甘みのあるあら汁
最後のデザートは 苺のムース
小豆？が入っていたように思います
以上 季節のコース（6000円）は１３品！
写真では お料理を大きくしている品目のありますので １３品で丁度良いコースでした
とても美味しく頂きました
お店もとても趣きのある佇まい・・・
お部屋も いつもお掃除が行き届いていて お店の方々もいつ来店しても素晴らし御もてなしをされます
お料理の美味しさもさることながら お店に入った瞬間から帰るまで とても心地よいのは
長く続いている評判の老舗の所以のような気がいたしました
平成２４年に亡くなられた女将 平尾禮子さん
梅林のコースの品目の多さに（12000円のコースは 24～25品）皆さん とても驚かれるようですが
戦時中に少女時代を過ごされた女将さん
お客様には 美味しい物をお腹いっぱいに食べさせてあげたい
そんな優しい温かい気持ちが込められているそうです
何度も通いたくなる そんなお店・・・
心もお腹も大満足
そんな素敵な時間でした
Madame K
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