5日目からの続き、最終回です。
● メンバーとの別れ
いよいよ三沢滞在最後の日となりました。
朝食を食べにゆっくりめにホテルのレストランに降りて行くと、前日は人でいっぱいでしたが、この日はアメリカ人2人しかいませんでした。
彼らと入れ替わるのように、ジェニー、そしてカオリンがやってきます。
カオリン、夕べのスナックでは、ママと常連さんのハイパーテンションに終始圧倒されっぱなしだったそう。
「やっぱりすごかった〜。カラオケで同じ歌ばかり10回くらいずーっと歌っている人とかいたよ」
レストランにいるのは私たちだけ。きっと平日だからでしょう。
食事を済ませて、コワーキングオフィスに向かいました。
予定よりも一日帰りを早めてもらい、一人だけイチぬけすることになる私。
新幹線の時間を変えられなかったので、メンバーと一緒にこの日の米軍基地見学には行けません。
ここでみんなとハグをしてお別れ。やっぱりここはアメリカの町だからね。
JBさん「また来てねー!」
わたし「また来まーす!お世話になりましたー!」
カオリン・ヂンさん「東京でも会おうねー」
ジェニー「大阪にも来てねー」
わたし「また会おうねー、うわーん(/д\)」
ハンカチを振って見送りました。
一人残されて、ポツンとコワーキングスペースにいましたが、ここはいろいろな人が入れ代わり立ち代わりやってくる場所。
すぐに新たな方が見えました。
この日お話した方は、アウトドアイベントの企画をされている女性。
三沢のアメリカンハウスにお住まいとのこと。
「自分の部屋にバスルームが付いているから、家のほかの場所のお風呂は使わないの」
わー、なんか日本じゃなーい。
● 三沢クイーン
アンナさんとも再会できました。
2日目のランチで会った後で、彼女が三沢クイーンだと知ったのです。
(おくゆかしい)
それから、町のあちこちで彼女のポスターを目にしており、すっかりおなじみの人になっていましたが、実際にサシでお話ができたのは初めてでした。
ミスの期間は更新できて、アンナさんはクイーン3年目。
堂々としたプロです。
アメリカ人の女性も必ず一人は三沢クイーンになっているんだとか。
やっぱり日米交流の町なんですね。
最近は、大阪-三沢直行便のプロモーションで、大阪に行くことが多いそう。
横浜にはなかなか来る機会がないみたい。そもそも空港ないからね...。
でもまた会いましょう~!
● 後発隊メンバー
今回の三沢ITグループは前発隊と後発隊の二回に分かれており、この日は後発隊メンバーが到着する日。
まずは東京から新幹線で2名がやってきました。
ほぼすれ違いになりますが、お互いトランクを持った状態でごあいさつ。
個性際立つオーラを放つ人たちです。
2人がアンナさんとランチに行った後で、岡山から飛行機でやってきた人が現れました。
寒がりで、暖を求めて渡り歩くため、住所不定なんだそう。
「だから、郵便物が受け取れなくて、今回の主催の方にご迷惑をおかけしたんです」
これぞノマド!というかベドウィン!
となると、「寒いのに青森?」と突っ込まずにはいられません。
「なんか間違えちゃいましたね、ハハ」
ハハ。寒い思いをしないことを祈ります!
「今年はおもしろそうなメンバーがそろったよ」とJBさん。
えっ私たちも?いやいやそんなことないでしょー、ハハ。
新入りメンバーがバタバタと登場してから、私が駅まで送ってもらう時間になりました。
● 不思議な猫又
車で送ってくれるのは、出迎えと同じナガホリさん。
お願いして、駅に行く途中にある「猫又」という住所に連れて行ってもらいました。
だって地名が変わっているんですもの。
「幕張の方にもあったような?」
と聞いて調べてみると、たしかに猫又駅がありました。
ナガホリさんは、浅草出身のIターン者なので、関東にも詳しいのです。
猫又地区はとても不思議な形。
カマキリのような、タツノオトシゴのような。
あ、これが猫又の尻尾っぽいからかも。
それにしても、どうしてこんな不思議な形になったのかしら?区画整理の謎!
駅のそばの三沢公園の辺りもですが、特に猫又風のものはありませんでした。
猫もいなかったし~。でも雰囲気がよかったです。なにか出そうな感じで。
● 森の楽器
パーカッショニストの彼は、楽器に興味津々の私に、木材加工品コンペにエントリー中の動画を見せてくれました。
彼がデザインしたという5種類の丸いカホンを、気持ちよさそうに叩いています。
青森ヒバで作ったものだそう。森の香りがするんでしょうねー。
幻のCMと言われる、NTTドコモ TOUCH WOOD【森の木琴】の動画を思い出しました。
(これはすばらしい!)
打楽器といえば、あそこですね。
「浅草の太鼓館ってご存知ですか?」と聞いたら、「オーナーが友達です」とさらっと返事が。
わわ、失礼しました。知っているレベルじゃなかったー!
ナガホリさんの奥の深さに、最後まで驚きっぱなしでした。
駅には、10月のアメリカンデーのポスターが張り出されています。
三沢は、ほかに比べてとてもお祭りが多い町だそう。
ナガホリさんはステージ演奏をするそうです。
● レトロな駅舎
三沢駅に着きました。青い森鉄道のほかに、十和田観光鉄道の駅舎もあります。
1922年(大正11年)の開業から、三沢駅‐十和田市駅間の14.7kmを繋いでいた路線でしたが、2012年に廃線となり、今はバスのみとなっています。
昭和のままのレトロな雰囲気。
券売窓口と待合室
そば屋さんからのだしのいい匂いが、辺りに漂っていました。
駅構内の駅そば
すでに線路も表示も消えたホーム。奥に見える赤い屋根は、青森屋の元湯です。
もうすぐ建て替えになるそうなので、この光景はあと少ししか見られません。
鉄道マニアやレトロ建築好きの方は、急いでくださいね。
● こけし見おさめ
こちらが、青い森鉄道の三沢駅。
毎日のようにどこかで出くわしていたこけしたち。
そのたびに(うわっ)と驚いていましたが、もう会えなくなるとなると寂しいわ~。
駅の階段には、ヴィードル号が描かれています。
● 駅でのお別れ
電車がくるのは30分おきくらい。
到着時間にならないと改札が開かず、ホームには入れません。
改札が開くまで、ナガホリさんも一緒に待ってくれました。
三沢の日々の最初と最後を飾ってくれた彼に、大きく手を振ってサヨナラしました。
また会いましょう、お元気で!
ホームに下ると、身体に見合った巨大なスーツケースを両手に引いたアメリカ人がいました。
どちらもかなり重そうでしたが、私の方を先に電車に乗せてくれました。
Tシャツ短パン姿でも、紳士だわ。
● 八戸駅でバタバタ
八戸まで着くと、新幹線の発車時間まで10分もありませんでした。
そのまま乗り換えるならちょうどいいのですが、買い物をしたい私は急ぎます。
まず駅に併設された観光案内所に飛び込みました。
巨大な合掌土偶がいましたが、気を取られている時間はありません。
わき目もふらずに、カウンターで質問しました。
「この辺りでサバップルは売られていませんか?」
駅で入手できるとの前情報でしたが、「前までは隣の建物で売られていたけれど、今は"道の駅はしかみ"にしかない」とのことでした。
それはこの前行った、道の駅じゃないですかー。
あの時は売り切れで買えなかったのでした。
あそこでしか買えないのなら、今回は無理だわ・・・残念!
そのあと、駅弁とお土産を買おうと土産物店に向かいました。
ただ、お店の前に着いた時点で、かなり発車時間が気になったため、あきらめて改札内に入りました。
ううう、八戸駅でサバップルとなかよし(チータラ)と駅弁を買うつもりだったのに、収穫ナッシング~。
しかし、たとえ車内でひもじい思いをするとしても、新幹線を逃してはなりません。
● はやぶさ大混雑
定刻通りに新幹線がやってきました。
はやぶさ、私を乗せてってー。
車内はとても混んでいました。
「座席は満席です。途中駅からの乗客がいるため、いま空席でも座らないでください」との放送がかかり、なんだかイレギュラーな感じ。
通路には、荷物を持った人がやけにたくさん立っています。
あれ、はやぶさって全席指定で自由席がないんじゃなかったっけ?
どうやら、台風の影響で飛行機が不通となり、そのあおりで新幹線が混んでいるようです。
全席指定と言っていられないくらいに混乱しているのかもしれません。
立ち客が多いため、車内販売は来ず、お弁当を買えずにひもじいまま。
でも3時間もの長い間、座席に座れているだけでラッキーでした。
● 土地の食べ物
八戸駅では何も買えませんでしたが、事前に直売所で土地の食べ物を買っていました。
こちらは、朝市で買い損ねた南部せんべいの耳。
親へのお土産にしましたが、甘かったので若干不評。
食べやすい味でしたが、食べ慣れて甘みのない方がよかったようです。
「しないりんご」。市内、ではありません。
「しない」というのは、「なかなか噛めない・固い」という方言。
これはリンゴを天日干ししたもので、噛めば噛むほど味が出る、見た目よりもはるかにおいしいものです。
うにめしとしじみめしの元。
ぜいたくごはんを楽しむわー。
食の豊かな青森。ふんだんな自然の恵みは羨ましい限りです。
● その後のメンバーたち
お別れした後のメンバーたちがどう過ごしたかを教えてもらいました。
私が米軍基地の様子を知りたがったからです。
米軍関係者のカーナンバーは、アルファベットだそう。
前の白い車はYナンバーでした。
小川原湖に面しているため、オサレな湖畔のレストランでランチ。
しかしメニューはアメリカンフード。
わあ、なんだかあってはならない色がありますよ。
ぎゃあ、その青色を頼んでるし!真っ青だし!
その後、みんながベーして、真っ青になった舌を見せていました。
・・・ゾンビ化していました!
● 青森屋とガンダム床屋
私が帰った日の夜、カオリンとジェニーは青森屋に宿泊しました。
いいなあ。毎朝、津軽弁でラジオ体操をやるそうだし。(そこ?)
なんと、蛇口をひねると、リンゴジュースが出るんですって!
松山のポンジュースに対抗ね!
館内には実物大の青森ねぶたがあるんですね。
「すごくよかった」とエンジョイしたようです。
ヂンさんは、ガンダム床屋に行ってガンダムカットにしてもらったそうです。
会っていた時とは違う髪型になったことでしょう。ガンダムみたいな…。
● epilogue
6日間で知った三沢。
初めてづくしでしたが、どれも忘れられない鮮烈な思い出ができました。
こんなに素敵な町が、観光地として知られていないということにビックリ。
まだまだ日本には、魅力的な場所が残されているんですね。
ほとんど前情報のなかったミステリアスな場所でしたが、行ってみると奥深いおもしろさのある三沢。
食もおいしくて見どころも多く、人も暖かくて親切。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。おかげさまで、三沢が大好きになりました。
ぜひまた、再訪したいです。
● メンバーとの別れ
いよいよ三沢滞在最後の日となりました。
朝食を食べにゆっくりめにホテルのレストランに降りて行くと、前日は人でいっぱいでしたが、この日はアメリカ人2人しかいませんでした。
彼らと入れ替わるのように、ジェニー、そしてカオリンがやってきます。
カオリン、夕べのスナックでは、ママと常連さんのハイパーテンションに終始圧倒されっぱなしだったそう。
「やっぱりすごかった〜。カラオケで同じ歌ばかり10回くらいずーっと歌っている人とかいたよ」
レストランにいるのは私たちだけ。きっと平日だからでしょう。
食事を済ませて、コワーキングオフィスに向かいました。
予定よりも一日帰りを早めてもらい、一人だけイチぬけすることになる私。
新幹線の時間を変えられなかったので、メンバーと一緒にこの日の米軍基地見学には行けません。
ここでみんなとハグをしてお別れ。やっぱりここはアメリカの町だからね。
JBさん「また来てねー!」
わたし「また来まーす!お世話になりましたー!」
カオリン・ヂンさん「東京でも会おうねー」
ジェニー「大阪にも来てねー」
わたし「また会おうねー、うわーん(/д\)」
ハンカチを振って見送りました。
一人残されて、ポツンとコワーキングスペースにいましたが、ここはいろいろな人が入れ代わり立ち代わりやってくる場所。
すぐに新たな方が見えました。
この日お話した方は、アウトドアイベントの企画をされている女性。
三沢のアメリカンハウスにお住まいとのこと。
「自分の部屋にバスルームが付いているから、家のほかの場所のお風呂は使わないの」
わー、なんか日本じゃなーい。
● 三沢クイーン
アンナさんとも再会できました。
2日目のランチで会った後で、彼女が三沢クイーンだと知ったのです。
(おくゆかしい)
それから、町のあちこちで彼女のポスターを目にしており、すっかりおなじみの人になっていましたが、実際にサシでお話ができたのは初めてでした。
ミスの期間は更新できて、アンナさんはクイーン3年目。
堂々としたプロです。
アメリカ人の女性も必ず一人は三沢クイーンになっているんだとか。
やっぱり日米交流の町なんですね。
最近は、大阪-三沢直行便のプロモーションで、大阪に行くことが多いそう。
横浜にはなかなか来る機会がないみたい。そもそも空港ないからね...。
でもまた会いましょう~!
● 後発隊メンバー
今回の三沢ITグループは前発隊と後発隊の二回に分かれており、この日は後発隊メンバーが到着する日。
まずは東京から新幹線で2名がやってきました。
ほぼすれ違いになりますが、お互いトランクを持った状態でごあいさつ。
個性際立つオーラを放つ人たちです。
2人がアンナさんとランチに行った後で、岡山から飛行機でやってきた人が現れました。
寒がりで、暖を求めて渡り歩くため、住所不定なんだそう。
「だから、郵便物が受け取れなくて、今回の主催の方にご迷惑をおかけしたんです」
これぞノマド!というかベドウィン!
となると、「寒いのに青森?」と突っ込まずにはいられません。
「なんか間違えちゃいましたね、ハハ」
ハハ。寒い思いをしないことを祈ります!
「今年はおもしろそうなメンバーがそろったよ」とJBさん。
えっ私たちも?いやいやそんなことないでしょー、ハハ。
新入りメンバーがバタバタと登場してから、私が駅まで送ってもらう時間になりました。
● 不思議な猫又
車で送ってくれるのは、出迎えと同じナガホリさん。
お願いして、駅に行く途中にある「猫又」という住所に連れて行ってもらいました。
だって地名が変わっているんですもの。
「幕張の方にもあったような?」
と聞いて調べてみると、たしかに猫又駅がありました。
ナガホリさんは、浅草出身のIターン者なので、関東にも詳しいのです。
猫又地区はとても不思議な形。
カマキリのような、タツノオトシゴのような。
あ、これが猫又の尻尾っぽいからかも。
それにしても、どうしてこんな不思議な形になったのかしら?区画整理の謎!
駅のそばの三沢公園の辺りもですが、特に猫又風のものはありませんでした。
猫もいなかったし~。でも雰囲気がよかったです。なにか出そうな感じで。
● 森の楽器
パーカッショニストの彼は、楽器に興味津々の私に、木材加工品コンペにエントリー中の動画を見せてくれました。
彼がデザインしたという5種類の丸いカホンを、気持ちよさそうに叩いています。
青森ヒバで作ったものだそう。森の香りがするんでしょうねー。
幻のCMと言われる、NTTドコモ TOUCH WOOD【森の木琴】の動画を思い出しました。
(これはすばらしい!)
打楽器といえば、あそこですね。
「浅草の太鼓館ってご存知ですか?」と聞いたら、「オーナーが友達です」とさらっと返事が。
わわ、失礼しました。知っているレベルじゃなかったー!
ナガホリさんの奥の深さに、最後まで驚きっぱなしでした。
駅には、10月のアメリカンデーのポスターが張り出されています。
三沢は、ほかに比べてとてもお祭りが多い町だそう。
ナガホリさんはステージ演奏をするそうです。
● レトロな駅舎
三沢駅に着きました。青い森鉄道のほかに、十和田観光鉄道の駅舎もあります。
1922年(大正11年)の開業から、三沢駅‐十和田市駅間の14.7kmを繋いでいた路線でしたが、2012年に廃線となり、今はバスのみとなっています。
昭和のままのレトロな雰囲気。
券売窓口と待合室
そば屋さんからのだしのいい匂いが、辺りに漂っていました。
駅構内の駅そば
すでに線路も表示も消えたホーム。奥に見える赤い屋根は、青森屋の元湯です。
もうすぐ建て替えになるそうなので、この光景はあと少ししか見られません。
鉄道マニアやレトロ建築好きの方は、急いでくださいね。
● こけし見おさめ
こちらが、青い森鉄道の三沢駅。
毎日のようにどこかで出くわしていたこけしたち。
そのたびに(うわっ)と驚いていましたが、もう会えなくなるとなると寂しいわ~。
駅の階段には、ヴィードル号が描かれています。
● 駅でのお別れ
電車がくるのは30分おきくらい。
到着時間にならないと改札が開かず、ホームには入れません。
改札が開くまで、ナガホリさんも一緒に待ってくれました。
三沢の日々の最初と最後を飾ってくれた彼に、大きく手を振ってサヨナラしました。
また会いましょう、お元気で!
ホームに下ると、身体に見合った巨大なスーツケースを両手に引いたアメリカ人がいました。
どちらもかなり重そうでしたが、私の方を先に電車に乗せてくれました。
Tシャツ短パン姿でも、紳士だわ。
● 八戸駅でバタバタ
八戸まで着くと、新幹線の発車時間まで10分もありませんでした。
そのまま乗り換えるならちょうどいいのですが、買い物をしたい私は急ぎます。
まず駅に併設された観光案内所に飛び込みました。
巨大な合掌土偶がいましたが、気を取られている時間はありません。
わき目もふらずに、カウンターで質問しました。
「この辺りでサバップルは売られていませんか?」
駅で入手できるとの前情報でしたが、「前までは隣の建物で売られていたけれど、今は"道の駅はしかみ"にしかない」とのことでした。
それはこの前行った、道の駅じゃないですかー。
あの時は売り切れで買えなかったのでした。
あそこでしか買えないのなら、今回は無理だわ・・・残念!
そのあと、駅弁とお土産を買おうと土産物店に向かいました。
ただ、お店の前に着いた時点で、かなり発車時間が気になったため、あきらめて改札内に入りました。
ううう、八戸駅でサバップルとなかよし(チータラ)と駅弁を買うつもりだったのに、収穫ナッシング~。
しかし、たとえ車内でひもじい思いをするとしても、新幹線を逃してはなりません。
● はやぶさ大混雑
定刻通りに新幹線がやってきました。
はやぶさ、私を乗せてってー。
車内はとても混んでいました。
「座席は満席です。途中駅からの乗客がいるため、いま空席でも座らないでください」との放送がかかり、なんだかイレギュラーな感じ。
通路には、荷物を持った人がやけにたくさん立っています。
あれ、はやぶさって全席指定で自由席がないんじゃなかったっけ?
どうやら、台風の影響で飛行機が不通となり、そのあおりで新幹線が混んでいるようです。
全席指定と言っていられないくらいに混乱しているのかもしれません。
立ち客が多いため、車内販売は来ず、お弁当を買えずにひもじいまま。
でも3時間もの長い間、座席に座れているだけでラッキーでした。
● 土地の食べ物
八戸駅では何も買えませんでしたが、事前に直売所で土地の食べ物を買っていました。
こちらは、朝市で買い損ねた南部せんべいの耳。
親へのお土産にしましたが、甘かったので若干不評。
食べやすい味でしたが、食べ慣れて甘みのない方がよかったようです。
「しないりんご」。市内、ではありません。
「しない」というのは、「なかなか噛めない・固い」という方言。
これはリンゴを天日干ししたもので、噛めば噛むほど味が出る、見た目よりもはるかにおいしいものです。
うにめしとしじみめしの元。
ぜいたくごはんを楽しむわー。
食の豊かな青森。ふんだんな自然の恵みは羨ましい限りです。
● その後のメンバーたち
お別れした後のメンバーたちがどう過ごしたかを教えてもらいました。
私が米軍基地の様子を知りたがったからです。
米軍関係者のカーナンバーは、アルファベットだそう。
前の白い車はYナンバーでした。
小川原湖に面しているため、オサレな湖畔のレストランでランチ。
しかしメニューはアメリカンフード。
わあ、なんだかあってはならない色がありますよ。
ぎゃあ、その青色を頼んでるし!真っ青だし!
その後、みんながベーして、真っ青になった舌を見せていました。
・・・ゾンビ化していました!
● 青森屋とガンダム床屋
私が帰った日の夜、カオリンとジェニーは青森屋に宿泊しました。
いいなあ。毎朝、津軽弁でラジオ体操をやるそうだし。(そこ?)
なんと、蛇口をひねると、リンゴジュースが出るんですって!
松山のポンジュースに対抗ね!
館内には実物大の青森ねぶたがあるんですね。
「すごくよかった」とエンジョイしたようです。
ヂンさんは、ガンダム床屋に行ってガンダムカットにしてもらったそうです。
会っていた時とは違う髪型になったことでしょう。ガンダムみたいな…。
● epilogue
6日間で知った三沢。
初めてづくしでしたが、どれも忘れられない鮮烈な思い出ができました。
こんなに素敵な町が、観光地として知られていないということにビックリ。
まだまだ日本には、魅力的な場所が残されているんですね。
ほとんど前情報のなかったミステリアスな場所でしたが、行ってみると奥深いおもしろさのある三沢。
食もおいしくて見どころも多く、人も暖かくて親切。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。おかげさまで、三沢が大好きになりました。
ぜひまた、再訪したいです。
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