怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

欧州人子供の正座

2014年04月17日 | 近隣の人たち
幼稚園から帰ってきた二人。一人はこの家の子だがもう一人は母親の勤務時間の都合でときどき一緒に家に連れてくる。
 
しばらく別々に遊んでいた。四歳児の友情なんてこんなものかい、と笑った私。
同時に腹がすいたらしく、食べるものをねだった。「ミューズリ食べたい」

ふと気づくと、一人がクッションの上に正座しているではないか!何度か欧州人たちが正座を自然にしているところを見たが、四歳児というのは目撃記録最年少だ。
寝転がって食べていたA君に「F君みたいに座って食べてみてちょうだい」と言ったらあっさり実行してくれた。(普段は私にとっても反抗的なのにっ)

赤シャツのF君、なんだかお茶のお稽古をしているようでかわいい。

A君の母親が「もう一度二人ともカメラのほうを向いて写真撮りましょう」と要求した。「うふふ、日本人みたいね」と嬉しそうだった。

他の正座目撃写真が載っているブログ記事はこちら。「苦行の日々にも発見」「正座と日傘」

これらの目撃経験から私なりの意見をまとめると、正座はヒトの自然な身体の使い方の一部と結論できる。
「日本独自の苦しい体勢を美しいとする自虐的な悪習慣」と日本在住時には考えていたが、幼児が自然にこの座り方をするのだから、長く続けることを強要しない限りそれは違うのだ。
日本人よ、美しい正座での振る舞いを堂々と披露しよう、と考え直すことにさせられたA君とF君に感謝。