怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

手洗いは衣類が長持ちする

2014年04月27日 | ここの生活
近所の中国人が「実家の両親はいつも衣類の洗濯は手洗いだ」と言った。
中国は洗濯機が一般に普及していないのか、と尋ねようか一瞬迷った。すぐに彼女が続けた。
「私はとても付いていけないので実家に帰っても洗濯機を使ってしまうけれどね」なーんだ、ほっとした。
彼女の両親が手洗いにこだわるのは衣類が長持ちするからなのだそう。

私もこちらの生活で手洗いすることが多くなり、衣類が長持ちすることを実感している。
なんてったって、義母は私に洗濯機を使わせてくれないからねぇ。

こちらに来た頃、ブラジャーを洗ってもらうのに「このネットに入れたまま洗ってください」と頼んだ。
ブラジャー専用の小さい洗濯ネットだ。義母はちゃんと(!?)ネットから出して洗濯機に突っ込んだ。
肩紐がくるくるになって出てきた。その日以来、ブラジャーは自分で手洗いしている。
ストッキング・タイツ・レギンスの類も手洗いだと何年もきれいな状態で使えることができるのを発見。
日本の生活ではずいぶん捨てたものだ。
 
義両親たちが二人で揃って数時間家を空けるときは、脱水機を使うことができる機会だ。
この日はジーンズ、Tシャツなどをさっと手洗いした。肌着、タイツ類は脱水機がなくても何とかなるが、大きい衣類になると、さすがに脱水を手作業でするのは辛い。脱水機も衣類を傷めるのを実感してはいるけれど!

出てくる真っ黒い洗濯液に「ああ、こんなに汚れるまで充分着たなぁ」と感心。
スラックス、ズボン類をここで買うのは難しい私。サイズがないのだ。
日本から持ってきたものやこちらでやっと見つけたものなどは極力大事に使っている。
洗濯機を自由に使える身分になっても手洗いを止められないかもしれない。

義母に脱水機まで使うことを禁止されているわけではない。
彼女がいるときに堂々と使ってもいいはずなのだが、きっと、やってきて「これはまだ洗わなくてもいい」などと細かく言い出すにことを予想できる。
それで、いないときを狙うわけさ。