雑感、閉店という名のお葬式。
2017年2月23日に閉店した、松戸市みのり台の「自家製麺 琥珀(こはく)」。
私は極力、去り行くお店のレポもしっかりとして行こうと常々考え、実行しています。
ブログのアクセス数だけを考えれば、あるいは「ラーメン評論家」のスタンスからすれば、これから先ネタにならないお店を追いかけても仕方がない?のかも
それはビジネスライクな考え方からすれば、まったく正論。
また閉店するお店をレポするのは、自分が大好きなお店であればあるほど、自己嫌悪に陥る事が時としてあります。
もっと自分が足繁く通い、レポしていれば、閉店は防げたのではないか?
店主のみならず、奥様やお子さんとも知り合いになれば尚更。
閉店して家族が崩壊しないか?、夜も眠れないくらい、とても心配になります。
20年近くラーメン界を見てくると、色んな閉店のパターンがあります。
個人的に最悪なのは、夜逃げ。
あと残念なのは、何も言わないでいつの間にか閉店しているパターン。
嬉しいのはいついつ閉店しますと、しっかりと告知するパターン。
更に嬉しいのは、一旦閉店しますが、また数年後に復活を予告するパターン。
今回は事前告知して、更にラーメン店は「廃業」しますと宣言する、私にとっては新しいパターン。ラーメン店主として才能がある人が、再起しないで転業してしまう。
私は、なぜ?と想う。
ラーメン店の個人経営に明るい未来を感じられないから、辞めてしまうのか。
場所の問題ではなく、なんなんだろう?
16周年を迎えるラーメン店がある一方で、全く同じ通り沿いで明暗が分かれる。
自分では最高のものを出している、カエシも一ヶ月半以上前から準備して、睡眠時間を削って、魂の一杯を作っている。
だけど、グルメ全盛の時代、ポイント制でランク付けされてしまう。ラーメンを作った事がない、本当はラーメンの事を分からないような人達が勝手に神様みたいに祭り上げられて、、、
そんな今に、嫌気がさした?のか
そんな今に魅力を、明るい未来を感じられなくなった?
だから転業するのかも知れない。
負けるが勝ち、と言う言葉もあるし、ただ今の僕に出来る事は一軒でも多くのラーメン店主、1人でも多くのラーメンファンと友好な信頼関係を築いて、ラーメン業界のさらなる発展に微力ながら貢献していく事に尽きるでしょうね。
これからも頑張ります‼️
ロッキー
店主の和田さんから、メールが着まして、閉店の後片付けをしながら、親しい友人に最後のラーメンを
提供しますが、ロッキーさんもいかがですか?
そんな涙が出るくらい嬉しい、お誘いメールが。
行きます!!!
琥珀を細麺で。ラスト!
琥珀色、涙色の美しいスープ。
この味を私の記憶の中に閉じ込めた。
ラスト醤油。中太麺で。
芸術的な自家製麺。
醤油スープ。
和田さん、ご馳走様!
最後に、この日はロッキーを大好きなご家族とご一緒しました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願い申し上げます。
ロッキー⭐︎