酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

<寄稿>カタールW杯現地観戦レポート ファンビレッジ

2022年11月23日 | サッカー

<寄稿>カタールW杯現地観戦レポート 

ドーハ到着 
ファンビレッジ  
ジャイアントキリング 
ファンフェスティバル  
アラビア飯  
新しい歴史を祈って 
国旗掲揚  
スーパースター 
勝利への脱出  
新しい日本の歴史 
決勝トーナメント進出 
新たなる旅へ 

現地観戦に行った兄からのメールを転載。
ちなみに兄は、私と98年フランスW杯に行き、それ以降、ドイツ・ブラジル・ロシア大会で現地観戦に行っています。基本、SNSをやってない人なので、私(弟)のブログへの寄稿として掲載しています。


件名 過酷や 
2022年11月23日 14:28
日が昇ると途端に暑い。
 
始発メトロの北の終点から乗り継いだメトロバス。
高速の路肩で降ろされて、
歩いてたどり着いたZafaren FAN ZONE
という名の、収容所施設。
16時キックオフなのに、
16時からしかチェックインできない。
詰めかけるファンが途切れた時、
アーリーチェックインを直交渉するが
「ノイ」(ダメ)
 
荷物だけ預かって欲しい…
「ノイ」(ダメ)
 
「ノイ」(ダメ)の一点張り。
判断しなければならない。
まだ、キックオフまで8時間弱あるのが救いだ。
収容所施設発のオンボロバスに乗って、
メトロに戻る事にした。
軽量化してはきたが、それなりの荷物を抱えて
メトロに戻る。
メトロレッドライン8駅
乗り換えて、イエローライン8駅。
その終点駅が、スタジアム最寄だ。
一駅3分程度だから充分間に合う。
 
預けられる所を探して、
観戦に向かう作戦だ。
(文章、写真とも兄による)

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<寄稿>カタールW杯現地観戦レポート ドーハ到着

2022年11月23日 | サッカー

<寄稿>カタールW杯現地観戦レポート 

ドーハ到着 
ファンビレッジ  
ジャイアントキリング 
ファンフェスティバル  
アラビア飯  
新しい歴史を祈って 
国旗掲揚  
スーパースター 
勝利への脱出  
新しい日本の歴史 
決勝トーナメント進出 
新たなる旅へ 

現地観戦に行った兄からのメールを転載。
ちなみに兄は、私と98年フランスW杯に行き、それ以降、ドイツ・ブラジル・ロシア大会で現地観戦に行っています。基本、SNSをやってない人なので、私(弟)のブログへの寄稿として掲載しています。




ドイツ戦🇩🇪まで、12時間余り
 
⚽️11月22日23:30、無事ドーハ着。
入国審査は、拍子抜けするぐらい、スムーズでした。
日付が変わる頃には、入国できました。
疲れたけど、良かった😃
 
⚽️空港で地図やSIMカードなどを頂いて、
北部の宿(仮設住宅)Zafaren Fan Village へのアクセスを尋ねたところ、
残念ながら、直通バスは出てないFan Village でした。

 
⚽️で、教わった、メトロ(red line)の終点まで行き、
そこから、バスかタクシーで行くことに。
メトロが、超便利な上にタダ(Hayyaカードを見せるだけ)。
便数も多くて、数分おきにやって来る。
 
⚽️全ての駅の改札とプラットホームには、
水色のユニフォームを着た係員(出稼ぎ労働者)がいて、
親切に教えてくれるし、安心安全清潔で快適な移動手段だった。
今大会は、移動距離が短くてありがたいし、
正に、サブウェイ大会ですね。

 
⚽️調子乗って、夜中なのに、いろんな駅で途中下車したり、
接続のトラムにも乗ってみたり、サウジのサポーターと、
「アルゼンチン撃破、ナイスゲーム‼️」などと、はしゃいでしまいました。
 
⚽️勝手に24時間営業だと思い込んで、はしゃいでいたら、
am3時で終了。

 
はい、終ーー了ーーって、途中駅で、丁寧に追い出されました。
今、DECC駅で掃除のおじさん(出稼ぎ労働者)にチラ見されながら、これ書いてますw
早速、やらかしたーw

iPadから送信
(文章、写真とも兄による)

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2020神戸帰省、そしてヴィッセル神戸天皇杯優勝!

2020年01月04日 | サッカー

2020年、神戸へ帰省してきました。


JR九州発行の新幹線「神戸往復割引きっぷ」を使い、おとな二人で55,820円です。この旅程と同じきっぷをJRのネットを使って予約すると65,000円ほどします。JR各社のネット予約は各社がばらばらな上、使い勝手が悪く最安値が予約できないという劣悪なシステムですから、ここ数年はみどりの窓口でおねえさんに最適解を出してもらって予約しています。

宿は楽天トラベルを使って、ダイワロイネットホテル神戸三宮を予約。27㎡ツイン朝食付き、予約するタイミングで値段がかなり違います。最初は10/1に予約して20,660円でしたが10/17に同じタイプが割引になっていたので取り直して17,660円でした。


チェックインしたら妻の買い物付き合うためタクシーで神戸ハーバーランド、モザイクへ。日本タクシーのレクサスでした。
陽が沈むのを待って夜景を撮影。この旅の写真は全て ZenFone6 で撮ったものです。

神戸港はいつ見ても綺麗ですね。写真はHDR++かな? 夜景モードだったかもしれません。カメラを構えてモードを選んでシャッターボタンを押すだけで高画質の写真が撮れます。

夕食は、ホテル、ラ・スイート神戸ハーバーランドのバーで頂きました。

宿泊はとても高くて泊まれませんが、雰囲気だけ味わってきました。

そして翌朝は実家に移動してお正月。父、母ともに健在です。

私たち「子ども」も高齢化してきたので(笑)、お節は年々少量になっていきます。甥っ子たちはいま働き盛りなのでいまでもすき焼きをがつがつ行きますが、私は、酒のつまみが少しあれば十分。

元旦は、テレビで第99回サッカー天皇杯決勝戦を観ました。ヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ、ゲームとしてはイニエスタを中心に慎重な試合運びをしたヴィッセル神戸が勝利し天皇杯を手にしました。苦節25年、Jリーグもカップ戦も含め初めての栄冠です。
'94年に当時ダイエーを中心としたサッカークラブとして設立、しかし翌年'95年の年明け早々に阪神淡路大震災が起きたためチームの始動は大きく出遅れました。途中、経営危機もあり三木谷氏率いる楽天グループへと経営母体が変る中、チームは「バルセロナ化」を目指しビジャ・イニエスタ・ポドルスキの頭文字をとって「VIP」と呼ばれるトップ選手を補強したことで、初の栄冠を勝ち取りました。
三木谷さんが来た時は正直にいうと「なんだかなぁ、サッカー分かってるのかね」と思っていましたが、三木谷氏自身が「どっぷりサッカーにはまりました」というくらい熱心に支援してきたことがこの結果につながったのは事実です。
ちなみに私たち夫婦は神戸ウィングスタジアム(現ノエビアスタジアム神戸)で挙式を挙げた思い出深い場所です。

試合後、しばらく歓喜のツイートをしまくってから「優勝パレードやらないのかなぁ」とつぶやいていたら、神戸新聞ツイートで「明日、メリケンパークで優勝報告会が行われます」と目にしました。これは行かねば。

12時開演ということだったので11時前にJR三ノ宮駅から徒歩で移動します。途中で、震災メモリアルパークへ立ち寄りました。

25年前の大地震で崩れ落ちた桟橋埠頭を、そのまま震災公園として保存しています。

更に歩いて、ちょうどメリケンパークのスターバックスの隣の広場に、「天皇杯優勝報告会 ヴィッセル神戸 」の仮設会場が用意されていました。しばらく待つと会場裏手に選手たちが乗ったバスが到着しました。昨日、天皇杯を戦ったあと東京で一泊したチーム一同はこの日新幹線で新神戸駅へ移動し、そのままバスで会場へと移動してきたようです。最初は「監督と数名の若手選手たちかな」と思っていたのですが、どうやらVIP3選手を含めチームやスタッフ全員がこの会場へやってきました。さっと舞台の裏手にまわり到着する選手たちを出迎えます。


全員が揃った会場は、選手たちスタッフたちそして観客たちで大いに盛り上がりました。監督、イニエスタのスピーチに続き今シーズで選手引退を表明したビジャが登壇します。ビジャはチームやスタッフ、サポーターと神戸に一通り謝辞を述べたあと「私はヴィッセル神戸の選手ではなくなりますが神戸のファンとして来年はそちら側(観客席)で一緒に喜びたいです」とスピーチしサポーターの大喝采を浴びていました。

2020年1月2日、晴天の神戸港に「神戸賛歌」が響き渡ります。


兵庫県は、震災後に復旧復興を優先してきたため、もう既に目に見える範囲では地震の傷跡をみることはほとんどありません。一方で神戸市の西区を中心に人口減少が始まりました。もう神戸市民の半数以上は「震災後」の住民だそうです。これからの新しい神戸を目指すためには再開発が必要な時期になったのでしょう。
三宮周辺では再開発が進められています。地震で倒壊しなかったビルが次々と解体されている最中です。いつまでも、この神戸が美しくそして安全な街であって欲しいと願います。




旅行日:2019年12月30日 ~ 2020年1月3日

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ブラジルでiPhoneを落とした男

2017年01月16日 | サッカー

帰省した際、兄から聞いた体験談です。登場する名前は仮名ですがすべて実在する人物で、実際に起きた出来事です。


2014年FIFAワールドカップブラジル大会で、一勝を挙げることもできなかったサッカー日本代表を現地で応援したヒロシは、その2年後、再びブラジル、リオデジャネイロの地に立っていた。

そう2016年リオデジャネイロオリンピックだ。 


だが、そのリオ五輪でもU-23を中心とした日本代表は、再びグループリーグで敗退という惨憺たる結果に終わってしまう。 
そもそも、ヒロシが追うサッカー日本代表戦は、なでしこ・フル・アンダー、男女世代を問わず、現地で観戦するとだいたい不本意な成績で終わってしまうことが多い。これは1998年フランス大会から続く彼の負のジンクスだ。 

追記:本人からクレームが入りましたので訂正します。
U23代表戦の(オリンピック出場予選に限っていえば)現地観戦の勝率は100%ですから! 

日本代表がグループリーグ敗退となったことで、ヒロシのブラジル滞在も終わりを告げる。前回、今回とブラジルは2回目だが、いつも試合を追いつつロクに観光したこともない。だがしかし、今回、ここだけは行っておきたいと計画していたのがコルコバードの丘に建つキリスト像だ。ブラジルを代表する観光名所、ここにだけは立ち寄ろうと思っていた。

ホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けタクシーに乗ったヒロシは、トラム駅に向かう。このトラムはほぼ完全予約制、ましてやオリンピックの開催期間中ともなると予約なしでは数時間待ちも覚悟という大人気スポット。ダンドリ歴は30年以上、用意周到な彼は日本からトラムの座席をきっちり予約しておいたのだ。

タクシーを降りトラムの駅に向かう。



歩きながらふと手をやったポケット・・・













無い、iPhoneがポッケに無い。・・・きっと、先ほどのタクシーの中だ。

振り返る。

しかし、もうタクシーは走り去ったあとだ。







キーワードが蘇る。





ブラジルは近年、治安が悪化しており、外務省の海外渡航情報でも「渡航に際しては十分な注意を」「ひったくり、スリ、置き引きに厳重注意」「タクシーに乗る際も油断してはならない」と言われる状況で、更にオリンピック開催直前には警察官たちのデモまで行われている。

(AFP/ VANDERLEI ALMEIDA からキャプチャー)

「私たち警察官や消防士は長いあいだ手当をもらっていません。そしてギャング団からアサルト銃で撃たれ毎日数名の仲間の命が失われています」

「ようこそ地獄へ・・・」と。




そんなところで、iPhoneを落としてしまった。会社支給の。たくさん写真も撮ったな、連絡先、お取引先、いっぱい電話番号入ってるよな、iPhone・・・。

一縷の望みに賭け乗ったタクシー乗り場まで引き返すか、だがトラムの予約時間が迫る。

もしすぐにiPhoneを探しに戻ったとしても出てくる可能性は低い、キリスト像も見れずiPhoneも見つからないというのはWパンチなので、ヒロシは、当面はタクシーを追わずコルコバードの丘を登る選択をとった。



噂に違わぬすばらしい風景。だが全然景色が頭に入ってこない。





丘を降りたヒロシは、乗ったタクシー乗り場まで引き返した。

(イメージ)

客待ちするタクシーの列に、見覚えのある顔が無いか、一台一台のぞいて歩く。


だがしかし、さっき乗ったタクシーは居ない。

先頭で客待ちするドライバーに身振り手振りで「iPhoneを落とした、どうすれば見つかるか」と尋ねると、おっさんドライバー、ダニエウがいくつか電話をかけてくれる。
タクシー無線のようなものは無く、また忘れ物相談センターのようなものも無いようだ。






いくつか折り返し電話が架かってるが、ダニエウ・・・「Não encontrado」(見つからない)

日本へ帰国するため、空港へ行く時間が迫ってくる・・・ 駄目か・・・。






ダニエウ


 











 

 










 





「ありがとう、ダニエウ」







「だけど・・・ 」











なんとか、もしiPhoneが見つかったら、滞在していたホテルへ連絡してくれるよう頼むヒロシ。だが、その意味がダニエウに伝わったかどうかは分からない。

だめか、仮に見つかったとしても日本に無事届くはずはないよな・・・。






空港へ向かおうとダニエウの車に乗った、











と、その時!











はーいハポネス、俺を探しているのはお前か?














マルコ現る!





携帯電話でリレーされていくうちに、タクシー乗り場でiPhoneを探す日本人が居ると聞きつけ、やってきたマルコ。そう、あなた、あなたを探していました。




古びたiPhoneです!会社支給のiPhoneです!




正直者のヒロシに神が降臨した。

 

良かったな日本人。一緒に喜んでくれるダニエウ(左)と、マルコ(右)



ヒロシはとっさに、「もし万が一日本代表がGLを突破し順調に決勝まで進んだら有休休暇を延長し日本が金メダルを獲る瞬間を見るためにダンドリしておいた」男子サッカー決勝戦のチケット@マラカナンスタジアムを、マルコに差し出した。

マルコはとっさに、「2年前のW杯準決勝で1:7でドイツに敗れ去ったミネイロンの悲劇と同じ組み合わせが行われるブラジル国民にとっては雪辱戦ともいえるオリンピック決勝戦のチケット」が貰えるとはなんてラッキーなんだ!と思った。

治安の悪い国で、言葉も通じず、そしてどのタクシーかも分からなかったのに、帰国寸前になって出てきたiPhone、みんながハッピーになって大団円。


なぜか最後になって仕切りだす配車係?のイザベラが、マルコに詰め寄る。

意味が分からないが、なんとなく口調きつめ。

だがしかし、彼はきっとマラカナンスタジアムに赴くだろう。そしてブラジル代表はドイツと延長戦、PK戦を戦ったのち、ブラジル五輪史上初となる金メダルを手にするのだ。

よかったなマルコ、よかったなヒロシ。
 


All Photo by 兄
Edit by root66

酔っ払って聞いた話なので、少しあやふやな点もありますが、だいたいこんな感じのストーリーでした。
兄が撮った写真はストーリー展開の都合上、順番を入れ替えて使ってます。

参考までに、ブラジルの治安を伝えるholohologさんのブログからタクシー強盗の瞬間をご紹介しておきます。ほんと一歩間違えればこのような光景が、ブラジルには本当にあるんですよね。

ほか、イメージ映像と文字効果はフリー素材とWebツールを利用させて頂きました。
ありがとうございました。

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U23AFC選手権準々決勝 韓国vsヨルダン

2016年01月24日 | サッカー

リオ五輪出場を賭けたアンダー世代の戦い。
今のところ日本代表(U23)は準決勝進出を決めて、あと1勝上げればリオ五輪出場を掴むところまで来ました。

仮に準決勝イラク戦で敗れても、3位決定戦で勝利すればトップ3に入り五輪出場権は得られます。
次戦の日本vsイラク、これに勝てば決勝戦では開催国カタールか韓国の勝者と当たることになりました。準々決勝のイラン戦を延長戦で下して勢いのある日本、「まるでプロレスのよう」と手倉森監督が警戒するイラクのパワープレイ、見応えのある試合になるでしょう。
できればイラクに勝利し決勝戦の結果に関係なくまずは五輪出場を決めて欲しいものです。

一方、決勝戦か3位決定戦であたる可能性がある韓国ですが、ヨルダンと韓国の試合でちょっと疑問の残る判定がありました。

1点を追うヨルダンの選手がゴール前でオーバーヘッドキックを試み、流れたボールを20番バハ・ファイサルがヘディングで押し込んだように見えたのですが、これは副審がオフサイドの旗を揚げノーゴールとなりました。

流れの中での判定なので難しいことは分かりますが、スローで再生するとやはりオンサイドのようですから、このゴールが認められず1:0で負けたヨルダンにとっては悔しい判定だったと言えるでしょう。

負ければ終わりのガチンコ一発勝負だけに、判定ひとつでゲームが決まってしまう事は残念ですね。旗を揚げた大塚晴弘副審、ゲームが終わってからこのシーンをVTRで確認したのでしょうか。
ヨルダンサッカー協会のツイッター公式アカウントでも問題のシーンが投稿されています。今後「不正」について調査を行うよう提訴するという話ですから怒り心頭ですね。(誤審ではなく「不正」を追求?)

(問題のシーンは5:50あたりから)
Korea 1-0 Jordan|2nd half| U23 Asian Championship| 1-0

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ニッポンサッカーの明るい未来

2014年06月25日 | サッカー



ニッポンサッカーの明るい未来は、空港への出迎えにかかっているぞ。

日本は世界で一番早くW杯出場を決め、準備万端、史上最強といわれる日本代表を作り上げてきた。「攻撃的サッカー」で「世界をあっと言わせ」「優勝も決して夢じゃないぞ」とニッポン代表。

だが、蓋を開ければ1分2敗、得点2失点6のグループリーグC組最下位に終わってしまった。
初戦コートジボアール戦を落としチームを立て直すことができずに続くギリシャ戦をスコアレスドロー、決勝T進出へ首の皮一枚残したコロンビア戦も打って出たもののカウンターに沈み1:4と大敗した。らしさを魅せる暇もなく大会を後にすることとなった。

大会への入り方に失敗するとそこから盛り返すことは難しい。今大会でもスペインを筆頭に初戦を落とした強豪たちが早々と姿を消していった。初戦は単に3試合中の最初ということだけでは無い。やるべき自分達のサッカーを確認し、勝ち点を勘定してのちの試合運びまで決定付ける大切な位置づけにある。
それを最悪の逆転負け、しかもやるべきことができないままW杯というプレッシャーに飲み込まれてしまった訳だからこの結果も仕方あるまい。

サッカーは相手もあることだから、築き上げてきた「やりたいサッカー」がそのままできるとは限らない。逆に相手にやりたいサッカーをさせないのが作戦であり戦術だ。南アフリカ大会の時、直前になって岡田監督が守備的な布陣へと戦術変更した。GL突破ベスト16を目標とするならばそれも「あり」だ。しかしベスト16へ立った時、どこか安心してしまったニッポン、それ以上先へと進むことはできなかった。

ブラジル大会は将来の日本サッカーを見据え、GL突破だけでなくより上位へと進むため「あるべき姿」を体現しようとチームを作ってきたはずだ。ただ引いて守りどこかチャンスがあればカウンターに打って出る(かも)というような弱者の戦いは捨て、体格で劣る分はスピードと早い球回しで勝負しようと試みたはずだ。
確かに優勝は「妄言」かもしれない。が、少なくともその可能性を将来に引き継いでいくべき大会であったはずで自滅してしまったことがたいへん残念だ。

ザックジャパンは27日に帰国する。出迎えるサポーター達はぜひ罵声を上げて欲しい。南アフリカ大会で敗退したフランスは、帰国便をエコノミークラスに変更されたというではないか。多くのスタッフ、手厚いサポート体制、負けてもビジネスクラスを約束されている日本代表、決して「ありがとうニッポン、お疲れ様でした日本代表」一色で出迎えではいけない。腐ったタマゴをぶつける必要はないが、労う言葉以上に激しいブーイングで迎えて欲しい。

それを見た若きJリーガーやサッカー少年達が、将来背負うだろう日本代表の重責を感じるほどに。



(Photo by 兄)

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やりたいことを本当にやっているのか

2014年06月21日 | サッカー


(Photo by 兄 at ナタル)

B組 オーストラリアvsオランダ

強豪オランダを相手にオーストラリアが善戦。両軍、取られたらすぐに取り返す拮抗したナイスゲームだった。
先制点をあげたロッベンのシュート、初戦を思い起こさせる高速ドリブルからPA左サイドへ侵入。ロッベンはシュートを放つほんの一瞬前に両腕を振り上げた。これにつられたDFが先に足を出し、その股間を抜けたボールはゴールネットを揺さぶった。あの一瞬にシュートフェイントを入れるか?さすがロッベンだ。
一方オーストラリア。B組3強1弱、「サンドバッグ」と言われたオーストラリアだったが一時はオランダを圧倒するサッカーを魅せた。失点直後、ケーヒルが右からのクロスをコントロールし左足を鋭く振り抜いた。体重が乗り擦りあげられたボールにはドライブがかかりキーパーも手が出せず。その後も激しく攻めPKを獲得、一時は逆転に成功。しかしオランダは「ロッベンだけじゃないよ」とすぐにファンペルシーが強烈なシュートを叩き込み同点、そして立て続けに逆転ゴール、結果2:3と貫禄を見せた。オーストラリア、負けたがよくやったぞ、自分達のサッカーができていた。


C組 日本vsギリシア

前半TV観戦、出勤しネットで結果を追う。0:0のままスコアレスドロー。
帰宅後、録画で振り返る。立ち上がりから「前よりはマシ」程度には出ていたが相変わらずのパスを回すだけサッカー。これが4年の月日をかけて作り上げてきた日本のサッカーなんだろうか。

良かった点
香川を下げ大久保を先発。もう名前で選んでる状態じゃないことは分かってるようだ。
大久保は走り回り相手を撹乱させファールをもらいFKを多数獲得。
内田が右サイドを支配。ただクロスを放り込むが、空中、グランダーと交互にあげるので中と合わなかった。前なのかマイナスなのかそれとも上なのか、呼吸があわなかったのが残念だ。

日本のここがダメ
パスは回るが怖くない。一人減ったギリシアはべた引きで守る。スペースが無いのにPAの外でパスを回すだけで勝負しない、というか入り込めない。何故齋藤を呼んだんだ?ここでしょ、使うなら。
最後はまた吉田を上げてのパワープレイ。この作戦、コートジボワール戦でダメだったんですが。非公開練習でやってたんですか?試したことあるんですか?これをやるなら最初からFW豊田やトゥーリオをなぜ招聘し(ry
ロスタイム含め、相手も苦しい最後の時間帯が10分もあったのに単純にロングボールを放り込むだけだった。全体としてよく走り頑張ったのは事実だがギリシアの作戦にずっぽりはまった時の打開策が「パワープレイ」ときたもんだ。まだ交替枠が1つあるのに、ドリブラーの齋藤と柿谷を投入せず漫然と試合を終わらせてしまったザッケローニ監督の采配は罪が深い。
試合終了後、遠藤のインタビューにこうあった。「(吉田があがり)パワープレイをやれということだろうが多少の混乱はあった」
チームの気持ちが崩壊していないことを祈る。

追記:産経新聞が原専務理事のコメントを報道


 ザッケローニ監督は2戦とも終盤に吉田(サウサンプトン)を前線に上げたパワープレーを試みたが、原専務理事によると特別な練習はしていないという。

 原専務理事は適役の長身FWを選出しなかった事情も踏まえ、「そういうので勝てるメンバーではない。違う方策をやるべきだ」と采配に疑問を呈した。


 

 

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2014W杯開幕から日本敗戦まで

2014年06月16日 | サッカー


(Photo by 兄 at レシフェ) 

A組 ブラジルvsクロアチア

2014FIFAワールドカップブラジル大会の開幕戦。史上初の開幕「オウン」ゴールで先制したクロアチアだが結局は3:1でブラジルの順当勝ち。この試合で一番話題になったのが西村主審によるPK判定だった。
あれが誤審なのか世界標準からずれた判定だったのかというと、私はそうは思わない。
PA内でファールがあればイコールPKというのがルールで、そして後ろから相手の肩を引っ張ったらそれはファールでしかない。
各メディアの報道を見ていると、欧州勢は「あれくらいの接触は当たり前」という評価のようだが、「あれくらい」を評価するのが審判なのだから厳しく判定されてもこれは仕方あるまい。少なくとも後ろから引っ張るのは接触ではなく、サッカーでは許されていない行為なのだから。

審判で一番問題なのはファールを取ったり取らなかったりのあいまい基準だが、試合を通して西村さんがぶれていたかというとそうではなかったと思う。
のちに、ブラジルサポとバスで乗り合わせた日本人サポのツイートによると「ニシムラ、オブリガード」の大合唱だったそうだ。1:1からネイマールのPKが決まるまでと、逆転してから3点目を取るまでの間、クロアチアが猛反撃で何度もゴール前に押し寄せ「あわや」というシーンが何度かあった。それだけ選手もサポも苦しかったのは確かだろう。


B組 スペインvsオランダ

4年前の決勝戦の再来。オランダファンの私は前大会の決勝で、延長戦の末1:0と負けた悔しい思い出の組み合わせだ。
そしてもっと悔しい思いを4年間抱き続けてきたオランダは、この試合にどれだけ強い精神力と冷静な準備を積み上げてきたのだろうか。
超守備的といえる5バックでありながらラインを押し上げ全体をコンパクトにまとめ、実はただ引くのではなく中央を厚くサイドも埋める「ボウガンを引き絞った」かのような布陣だった。縦にパスが入ると中央のDFが素早くあがり、パスがサイドへ回るとさっと陣を埋める縦横の動きが素晴らしかった。
敵陣に侵入しセンターサークルからペナルティアークの間で自由自在にパスを回しゲームを支配するのがスペインサッカーだが、この試合スペインがパス回し出来たのはセンターライン手前までだった。
後半に入りオランダは引き絞った弦を放ち鋭い矢を次々と敵陣につき立てた。終わってみれば1:5の大勝だ。特にロッベン。あの時間帯で、あり得ないスピードとパワフルなダッシュ、セルヒオ・ラモスを振り切りカシーリャスを四つん這いにさせスペインのプライドをざっくりと引き裂いた。きっと4年間の憂さが晴れた瞬間だった事だろう。


A組 メキシコvsカメルーン

結果を知った上の録画観戦だったので途中で寝落ちしてしまった。後半ドスサントスのシュートをGKが弾いたところを詰めて1点。そのまま試合終了。
前半は、日本が第二戦を戦うドゥーナススタジアムだなぁと眺めているうちに終わり、得点が入ったあたりからウトウト、歓声が上がるとうっすら目が開けるという感じでよく分からないうちに終わってしまった。まぁ大会直前にボーナス上げろとストをやるようなカメルーン、うまくいくはずもないだろう。
地味で目立たないメキシコだが意外にやるぞと大会前から密かに期待していた。ブラジルに一泡吹かせてA組首位で突破したら、ブラジルとベスト16で当るB組は大慌てするだろう。あ、そうなるとブラジルvsオランダの可能性が一番高いか、そりゃまずい(笑)


D組 イングランドvsイタリア

1点を先制したイタリアだが前半の内にイングランドが追い付く。左サイドからルーニーの素晴らしい高速クロスが入りスタリッジが合わせて同点ゴール。
後半5分、右サイドから上がったクロスをバロテッリがヘディングで合わせ2:1。そしてここからイタリアが「大人の試合運び」を見せる。高温多湿のマナウスで超省エネ運転で試合をコントロールする。ゆっくり足元でパスを回し周りもだらだらと足を引きずるかのようなスローペース、だけどボールだけは失わない。「90分あるんだからゆっくりやろうよ」と言ったのか分からないが全力でやらなくても「1点リードしてればいいんだろ」みたいなイタリアの狡猾さ、これがW杯4回優勝の経験値なのか。
そのくせピルロが中央で受けると前線の選手がギヤチェンジ、トップスピードで敵陣に飛び込みチャンスを作る。自分達は体力を使わず相手を徐々に疲労させる、これがあるから決勝トーナメントまで体力を維持できるのだろう。


C組 コートジボワールvs日本

負けてしまった。2:1で済んで良かったというのが本音。
前半、本田の素晴らしいシュートがゴールネットに突き刺さり確かに燃えたのだが前半終わったところで、「これは持たない」と感じた。そしてその通りになった。
前線から守備陣まで20m以内に納めコンパクトにライン上げ下げしながらゲームを支配する目論見は全くの皮算用だった。試合中一度たりとも「攻めるニッポン」を見せることができなかった現実。
高温多湿にも耐えられる体力作りと対策を実施してきたはずなのに、もう前半30分過ぎから足が止まってしまいいつ失点してもおかしくない状況だった。日本の左サイドが何度も押し込められ香川は全く機能せず、それなのにベンチは「いつかある攻撃」に備え香川を残したままずるずると時間が過ぎてしまった。日本の2失点はいずれも左サイドを破られたものだった。
守備的に行くなら香川ではなく大久保だろう、誰が見てもうまくいってない左サイド、それなのにベンチで清武はぼーっと試合を「観戦」していた。終了間際になってパワープレイで吉田を上げる「初めての試み」。これをやるなら最初からFW豊田かトゥーリオでもを招集しておくべきだった。守備、攻撃、采配どれもがちぐはぐ。
長いW杯の歴史上、GL初戦を落としたチームが決勝トーナメントに進出したことはない、前大会優勝のスペインただ一つを除いて。

しかし、今大会、再びスペインが初戦を落としウルグアイがコスタリカに敗れるという結果になった。イングランドも、そしてこれから行われるドイツvsポルトガルのいずれかも「初戦を落とす」ということになるのだが、ともに初戦を落とした日本は再起動して新たな「例外」を作って欲しい。
打ち合いで負けても仕方ない、相手があるのだから。でも、「攻める日本」を世界に魅せるのが今大会に掲げた目標なのだから、残り二試合を全力で前に出て戦って欲しい。

がんばれニッポン。


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ワールドカップtotoに投票

2014年06月01日 | サッカー

FIFA2014ブラジルワールドカップ。totoを購入しました。

第700回、totoとminitotoです。とっとっと?

日本勝利に期待を込め、そして無難な選択を中心に。

迷うところはダブル投票。

イングランドvsイタリア、ドイツvsポルトガル、ガーナvsアメリカあたりは引き分けもありかと。
ブラジルは順当とはいえ、彼らはいつもピークを決勝トーナメントに合わせてくるのでメキシコの健闘も考慮して引き分けにも一票。
あとは順当勝ちと日本の勝利に入れておきました。



minitotoは、イングランドvsイタリア、ドイツvsポルトガルをそれぞれ勝ち負けのダブル投票に。
イングランドイタリアのD組は、ベスト16で日本のC組と当たるグループだけにどっちが来てもドキドキしますね。日本もそこに残って欲しいと強く期待しています。

それにしてもtotoが気軽に、そしてワールドカップのtotoが銀行のバンキングシステムから買えるなんて、魅力的かつ、なんて危険な事でしょう(笑)
1998年フランスW杯の時、ブックメーカーで日本優勝に1000円掛けましたが、確かオッズは200倍超えでした。
日本で売られるtotoで「日本勝利」を買うよりは海外ブックメーカーで日本を買うほうが、来れば儲かります。

ブックメーカーで、totoの逆張りも買っておきますか(笑)

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2014FIFAブラジルW杯チケット到着

2014年05月30日 | サッカー

既に各地から到着の声が上がりだしたワールドカップチケット(郵送組)、うちにも今日届きました。
DHLから、最後はいつもの佐川急便のおっちゃんで。



4枚のチケは、それぞれ4つの封筒に小分けされ、それがDHLの配送用封筒ひとつにまとめられていました。何故か小袋はひとつビリビリと開封された跡が・・・・。ま、中身はちゃんと揃ってましたが。

チケットサイトでは、発送したらトラッキング番号のリンクを貼りますよ、となっていたが全然反映されないままメールも何も連絡なく届きました。


封筒に貼ってあったトラッキング番号を、DHLのサイトで見てみました。

27日(火)にスイスを出て翌日ドイツへ。ドイツからいったん香港を経由し29日(木)には関空へ到着したようです。
もう1日かけ30日に九州まで配送されました。

早めの出国予定だった人も、今から航空券やら査証手配の人も、忙しい中、手続きミスしないようにお気をつけて。

 

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