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2008年/日本/105分
監督・脚本:中島哲也
原作:後藤ひろひと
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、 阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督の作品だというので期待一杯で観に行った『パコと魔法の絵本』・・・
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どこか、舞台を見ているようでもあり、徹底的に不思議ワールドに絡み取られ、徹頭徹尾、怒涛のハイ・テンションにもみくちゃになっているというか。溢れる色はやっぱり『嫌われ松子の一生』を彷彿とさせるヴィヴィッドな色彩、色の洪水、そこに多用されるCGはその夢のような世界をより深める役を果たしているように思われる。
そして登場人物すべてがとにかく・・・うぅぅ~、すっごく、何というか・・・濃い。そして怪演!?が繰り広げられる。その中にあって、いやその中だからこそ余計にパコの可憐さが際立って胸に残るのだ。
劇中で木村カエラが、一曲歌うのだけれど素敵だったなぁ~
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