ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

暗譜

2005年09月25日 | 演奏について
これでもかと思うほどバッハの暗譜には力を入れる。

本番で暗譜がとんでしまった経験がある。
コンクール前の試演会で、
かなり多くの曲を仕上げていたつもりだったが、
バッハで、暗譜がとんでしまった。。。
思い出すだけでも苦い思い出だ。

あとあと良く考えてみると、
その曲の練習の仕方に問題があったんだと思う。
手癖で曲を覚えていたのだ。

ある曲を覚える時、何度も弾いていると
自然に暗譜できるようになる。
その<自然に>が曲者だ。

物事は<自然に>崩れるからだ。

楽譜をよく読む。
練習する時は、余計に無駄には弾かない。
頭で順序よく記憶する。

バッハの場合、和音進行の把握は大切だと思う。
似たような旋律があちこちにでてくる。
旋律だけではなく、和音進行を意識する事によって
崩れない暗譜ができるのではないかと思う。