令和になって初めの投稿は、京浜急行線 生麦駅より5分ほど歩いた小高い高台に鎮座する生麦・岸谷杉山神社の紹介です。
横浜市及びその周辺には杉山神社が数多く存在しています。近隣地区や合祀されたもの今は廃社となったものを含めるとその社数は70社を超えるそうです。
ありふれた社名ではありますが、なぜこの地域だけに集中しているのかは現在でもはっきりとした理由はわかっていないそうです。
参考:杉山神社考
一ノ鳥居 見た目はコンクリ製の靖国鳥居ですがなぜか内側から楔が入っています。神明で内側からの楔は伊勢鳥居でしか見た事がないのでレア度高めと思われます。
ただとても残念なのは、この鳥居は道路沿いに面して建っているのですが写真ではトリミングして写らない様にしましたが手前がゴミ収集場になっています。神様をお迎えする中央にゴミ集積場は無いだろうと思いました。
境内までの参道には、けっこうな石段が続きます。
石段の左右にはアパートや戸建ての住宅が建っていました。玄関が石段側にありましたのでかなり不便を強いられているのではと勘ぐってしまいました。
かなりインパクトのある顔立ちの狛犬さんです。狛犬フリークの中でも有名らしいです。
100段あまりの石段を登りきると二ノ鳥居があります。縦横比がちょっとおかしい石製明神鳥居です。
拝殿 神明造りのなかなか趣のあるお社です。
祭壇 灯明も灯ってなかなか厳かな感じです。
本殿 祭祀:日本武尊
杉山神社略記(サムネイルをクリックすると拡大します)
神明造りですが後殿を介し本殿と連なっています。ちょっと変わった造りですがなかなかバランスがとれて素敵なお社だと思います。
神楽殿 かつてはこちらが本来の御社殿だったそうです。
道念稲荷社 祭祀:宇迦之御魂命 残念ですが鳥居が朽ちて立掛けてありました。
祖霊社 英霊三百数十柱が眠っています。
力石 右は三拾五貫 左には五十貫と記載されていました。
神紋は杉 杉の神紋といえば奈良桜井市の大神神社が有名です。
ここは、保育園が併設されています。園児たちは階段を使って毎日登園しているそうです。
御朱印は、宮司さんが不在のため現在は取り扱っていないそうです。特に他で見られるような兼務されている神社も無いようです。
写真は、併設されている保育園にいらっしゃったたぶん神社の営繕管理などをされているご担当の方に無理を言って朱印だけ捺印していただきました。併せて由緒書も頂戴してしまい恐縮してしまいました。初穂料は受け取れないと言われたので賽銭箱に収めさせていただきました。
(なお、トップの御朱印は頂いた朱印に当方で勝手に社名と参拝日を追加させてもらったものです。)
そもそも杉山神社を訪ねてみようと思ったきっかけは、武蔵国府中鎮座 大國魂神社の六所宮のうちの一社として名を連ねていたので、そのうち訪ねてみようと思っていたのでした。
たまたま生麦に用事があって(後日報告予定)お社が近くだったので今回参拝したのですが、数ある杉山神社の中でも大國魂神社との関連を由緒に記載しているのは他の杉山神社だった事を知り改めて他の杉山神社も訪ね歩いてみたいと思いました。
【マップ】
もう少しすると 由緒にもあったと思いますが、蛇も蚊も祭り があって、蛇の大きなわら人形が階段を上がります。 道念稲荷はここから線路を越えて旧東海道沿いにあります。近隣では鶴見駅からすぐの鶴見神社は以前は杉山神社です。
コメントありがとうございます。
「蛇も蚊もまつり」で、ちょっと調べたら非常に興味深いお祭りでびっくり致しました。
実は、当ブログの過去記事でも紹介させてもらったのですが稲城市の百村に鎮座「北辰妙見尊」に伝わる「蛇より行事」に、似かよっていたからです。
https://blog.goo.ne.jp/ruribo0209/e/bb1d50ad3aacf14d4fb21c850625fe83
https://blog.goo.ne.jp/ruribo0209/e/631232b9ff217f13300e80c3f70b3741
茅で蛇を造る工程や氏子さん達が作った蛇を持って境内の階段を登ったりと共通する処など非常に興味深いです。
次回の開催日は6月3日のようですね。出来うるならば是非参加してみたく思っております。とても貴重な情報をありがとうございます。
その頃はだいぶお年を召された宮司さんが常駐されていましたよ。保育園の方にも毎日こられて気さくな方でした。
コメントありがとうございます。
そうでしたか。
通勤で毎日あの石段は大変だったでしょう?と、思っていたらしっかり裏から車で上がれるのですね。
後日地図を見ていて気づきました。
宮司さんはご不在でも、境内はとても綺麗でしたし祭壇にはお燈明が灯っていましたので、どなたかが、しっかりご奉仕されているのだと思います。
ちょっと気になったのは、どなたかのブログを読んでいて、もしかすると当日朱印を頂いた時に、少しお話ししたお歳を召した方がひょっとすると宮司さんだったのかも?と、思っています。
なぜなら、朱印を押して頂く際「こんないい朱印帖にもったいない」
と、話せれたのですがまさに、そのブログでも同じ言葉を話されていたもので、そう思いました。
参照ブログ:https://ameblo.jp/tweet-tweeties/entry-12023401626.html
今は、宮司の職を辞されているのかも知れませんね。
また、お暇な時にでもお立ち寄りください。