今回は、自宅から車で10分程行った場所にある大門ダム(清里湖)の紹介です。
ここのダムは、ダムマニアの方たちの中でもちょっと有名な一基なんだそうです。それは…。
この地域特有の火山性岩盤が厚く覆っていたため漏水性が高く当初は、ダム建設は困難とされていたそうです。
ですが、このために9年間の歳月をかけ新たに開発された厚さ30cmのアスファルトで山肌を覆うという「アスファルトフェイシング」技術を採用し昭和57年掘削開始、同63年に完成し現在に至っています。
縦長のローラーゲート が特徴的です。
対岸にアスファルトで覆われたフェンスが見えています。
また、曝気システム(湖水循環装置)を備えている事もこのダムの特徴の一つです。訪れた際ちょうど稼働中の状態を撮影出来ました。
湖中に4基設置しており貯水池における水質の悪化を防止しています。
利水放流の様子 最大出力230kWの発電設備を併設し、管理発電を常時行っています。
八ヶ岳の源から流れる大門川、中沢川ですが、かつては下流の須玉川、塩川の流域は、度重なる水害に見舞われてきました。(案内図左上:大門川、左下:中沢川)河川の大規模な改修工事には莫大な費用がかかるためダムによる洪水防御の方法が最も経済的と考えられ昭和52年にこの場所が採択され たそうです。
【大門ダム】ダム湖の下を歩くことができる多目的ダム!
(☞関連リンク:大門ダム)
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