渋谷の公園通りを登り切って渋谷区役所前の交差点を右に曲がり代々木体育館を左に見ながら原宿駅方面に少し行ったところに「北谷稲荷神社」がある。
ここの鳥居もかなり変わった鳥居型をしている。
柱の頭部より急に笠木と島木が、かなりの勾配で反り返っている。
港区新橋に鎮座する烏森神社の鳥居もかなり特異な型ではあったが(掲載記事参照)あれは鳥居の基本型を激しく逸脱しており根岸の言葉を代弁するならば「悪趣味」でしか他ならない。
しかしここの鳥居は、あくまでも鳥居の基本型を踏襲しつつ、石工の遊び心のようなものが感じ取れるので好感が持てる。
また、この鳥居の額束の部分には、もっと興味深いものが施されている。
額束の正面と背面にそれぞれ「円形」と「半月」の浮彫りが施されているのだ。
正面「日象」日象が施された鳥居であれば、以前紹介した「日輪鳥居」がある。
背面「月象」「月日」が死と再生(輪廻)を意図するならば、それを鳥居の前後に配置するとなれば本来の鳥居の意図とは別の意味を持つ様になる。
しかし、根岸も収拾がつかなくなる事を避けあえて言及していないようだ。
根岸の記事ではこの鳥居のことを総称して「日月鳥居」と命名している。
オリジナルは、享保13年建造で「鳥居の研究」にも写真が掲載されいるが今の鳥居は、近年新しく建て替えられたもののようだ。
しかしながら姿形を踏襲しつつ新たに建立し直した意義に敬意を送りたい。
北稲荷神社
【住所】東京都渋谷区神南1丁目4-1
【地図】
※撮影日 2001-09
いかんせん訪れたのがだいぶ前なので、デジカメの性能が悪く写りがイマイチであるのでいずれ再訪を考えている。
ここの鳥居もかなり変わった鳥居型をしている。
柱の頭部より急に笠木と島木が、かなりの勾配で反り返っている。
港区新橋に鎮座する烏森神社の鳥居もかなり特異な型ではあったが(掲載記事参照)あれは鳥居の基本型を激しく逸脱しており根岸の言葉を代弁するならば「悪趣味」でしか他ならない。
しかしここの鳥居は、あくまでも鳥居の基本型を踏襲しつつ、石工の遊び心のようなものが感じ取れるので好感が持てる。
また、この鳥居の額束の部分には、もっと興味深いものが施されている。
額束の正面と背面にそれぞれ「円形」と「半月」の浮彫りが施されているのだ。
正面「日象」日象が施された鳥居であれば、以前紹介した「日輪鳥居」がある。
背面「月象」「月日」が死と再生(輪廻)を意図するならば、それを鳥居の前後に配置するとなれば本来の鳥居の意図とは別の意味を持つ様になる。
しかし、根岸も収拾がつかなくなる事を避けあえて言及していないようだ。
根岸の記事ではこの鳥居のことを総称して「日月鳥居」と命名している。
オリジナルは、享保13年建造で「鳥居の研究」にも写真が掲載されいるが今の鳥居は、近年新しく建て替えられたもののようだ。
しかしながら姿形を踏襲しつつ新たに建立し直した意義に敬意を送りたい。
北稲荷神社
【住所】東京都渋谷区神南1丁目4-1
【地図】
※撮影日 2001-09
いかんせん訪れたのがだいぶ前なので、デジカメの性能が悪く写りがイマイチであるのでいずれ再訪を考えている。
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