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武蔵御嶽神社@青梅市

2012-10-08 | 神社・仏閣
久しぶりの超歴フィールドワークに参加した。今回は、懸案だった“武蔵御嶽神社”と周辺の散策
山登りは、正月に登った松尾山以来だろうか。日頃から鈍った体にすっかりメタボ体系。
体力的に若干の不安もあったが、日頃の運動不足の解消が出来るいい機会。

あいにくの小雨が降る中、立川駅8時集合。天気予報では、午後から雨はやむとの情報。
ホリデー快速おくたま号で、一時間足らずで御嶽駅に到着。
駅からは、バスでケーブル滝本駅へ。しかし雨だというのにハイカーが多い。
高齢者が目立ちなか、山ガールファッションで決めた若い女性も目立った。

バスを下車してからケーブル駅までの急な登りがキツイ。予想通りの不安がよぎる。
ケーブル滝本駅から傾斜度25度のかなりの急勾配を登る。5分あまりで御嶽駅に到着。
実は、当方、サクラさんとも御嶽神社は初めての参拝。
また、奥宮にイワクラがあると言う情報と、ここにはあまり神名を見かけない珍しい神様を祀っているらしい。

麓の宿場と参道両脇に並ぶみやげ物屋を見ながら、徒歩で約20分ほどで、御嶽神社に到着。
晴れた日にはスカイツリーも見える眺望も今日は、残念ながら霧と靄の中だった。
若干小降りにはなってきているもののやむまでには、もう暫くかかりそうだ。


JR御嶽駅 ここは東京都青梅市 自宅からここまで1時間半くらいで来ることが出来る。


ケーブル滝本駅 バスを降りてからここまでの急坂が辛かった。



ケーブル御嶽山駅 小雨がぱらついていた割には人が多かった。シーズン中は、人でごった返すそうだ。


鳥居と随神門




拝殿 彩色がなかなか素晴らしい


ここの狛犬は“狼” なかなかの造形。製作者は長崎平和の祈念像を造った人なのだそうだ。

本殿 金と黒のコントラストで荘厳な感じの本殿


境内 武蔵御嶽神社があるここが“御嶽山”の頂上 標高929M


毎年1月3日に、執り行われる“太占(ふとまに)斎場”鹿の肩甲骨を火で焙りその際に出来た割れ具合で、その年の吉凶を占う古代からの神事。


頒布されている“灼鹿太占守”頒布価格\3.000
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武蔵御嶽神社 御朱印

御嶽神社の主祭祀は“櫛真知(クシマチ)神”
櫛真智の神と言えば、以前訪れた稲城大丸に鎮座する“大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのてんじんしゃ)”を想い出す。
明治初年には武蔵御嶽神社も“大麻止乃豆乃天神社”と称していたそうで、そもそも武蔵国多磨郡の延喜式内社八座のうちの1社で、式内論社になっている。
話はそれるが、府中大國魂神社も享保年間の文献に寄れば「大麻止之豆之天神」として名が連ねられていたそうだが詳細は不明らしい。(府中市には天神町と言う地名が残るがそこに祀られていたお宮を合祀したという説もあるようだがいずれにせよ、明らかでは無いようだ。)
また、大和三山のひとつ天の香具山に鎮座する天香山神社も櫛真智神を祀る。そもそも櫛真知とは、卜占をつかさどる神でもある。武蔵御嶽神社に、今では全国的には珍しい“太占”の神事が執り行われているのも櫛真知神を祭祀している所以である。

今回の目的は、御嶽神社参拝、ロックガーデンの散策と奥宮のイワクラ。
あいにくの天気ではあったが徐々に小雨になってきた。御嶽神社を後にして、ロックガーデンへ向かう。


杉木立の靄が幻想的で、なかなかいい雰囲気であった。




天狗岩 上に登れる様だが、さすがに今回はやめておいた。






ロックガーデン 沢沿いを歩く遊歩道になっている。マイナスイオン全快。なかなか気持ちがいい。




禊ぎの門・綾広の滝 ここで昼食 渓流を見ながらのワインが旨かった!



天狗の腰掛け杉と浄水場から見た展望。気づけば、雨もいつしかやんでおり薄日も差し込んできた。遠くに青空も望めた。

天気が良くなったので、奥宮がある甲籠山へ向かうことに。
体力的に自信がなかった自分としては、不安で一杯であった。 



奥宮への分岐点 この先は、本格的な登山路となる。途中鎖場もあった。


山道から少し入った場所に日本武尊の后 弟橘媛の碑があった。
ここから日本武尊を見守っているのだろうか。


男具那社 祭祀は日本武尊 ここが奥宮と勘違いして下山される方もいるらしい。自分達も初めそう思っていた。奥宮は更にこの上にある。男具那(おぐな)とはヤマトタケルの幼少期の名称。
ちなみに“男具那社”の男具とは・・・。男の具!?想像された意味通りなんだそう^^; ググってて知った事実




ここが本当の奥宮 イワクラ(らしき)ものもあった。祠の向きは西向き


甲籠山(三角点1077M)美しい神奈備山らしい。(ここに写真があった。なかなか美しい稜線をしている。)


男具那社と奥宮との位置関係 ちょと奥宮の取扱いが雑で残念だった。せめて看板だけでも設置して欲しいところ。

帰路はさすがに大変であった。良く登ったものだと二人で感心しきり。
天狗の腰掛け杉のある浄水場まで下山して御嶽神社の麓まで戻りケーブルで降りた。

体力的に不安だった久しぶりのフィールドワーク。奥宮までの登りは、さすがにきつかった。しかしサクラさんも良く頑張っていた。(さすがに翌日は筋肉痛で二人とも辛かったが・・・。)
当初の予定通りイワクラも見ることが出来た。
前半は、雨で眺望はイマイチではあったが自宅から2時間程度で訪れることが出来る都会のオアシス。
夏場は、絶好の遊び場になりそうなロックガーデン。いずれ孫達を連れて散策しに来よう。

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