歴史古街道団主催「大栗川を歩く その4」に、参加して参りました。
今回は、主に八王子市堀之内~松木~越野~下由木地区の神社仏閣を中心に、巡って参りました。
スタート 10:00 京王堀之内駅
【南八幡宮】 祭祀:応神天皇
堀之内地区には2つの八幡神社があり、北八幡神社は大栗川を挟んだ反対側にあります。
一部の地域では、姓によって氏子が異なるのも興味深いものがあります。
(氏子地区(旧地名))
南八幡宮:堀之内の日影・番馬・松木の台(吉田姓と佐藤姓以外)・蜂ヶ谷戸・川端・上
北八幡神社:堀之内の寺沢・芝原・松木の台(吉田姓と佐藤姓)
【浅間神社】祭祀:木之花咲耶姫
ここも氏子が最近まで松木の“熊沢姓”のみだったそうです。
【地蔵堂】 堂内には閻魔、奪衣婆などが祀られています。
【松木七郎の宝篋印塔(ほうきょういんとう)】
江戸時代に書かれた「新編武蔵国風土記稿(しんぺんむさしのくにふどきこう)」によると、鎌倉公方足利持氏の幕下であった松木七郎の墓とされていますが、没年が合わないため、風土記稿には伝承のままが記されたものだと考えられます。宝篋印塔に刻まれた銘文によると、成然禅尼という女性が、亡くなった夫の供養ために建てられたものだと考えられます。(八王子市有形民俗文化財 解説より)
【大石やかた公園】
公園から入る道は、かつての大栗川の流水路だと思われます。
【大石宗虎屋敷跡】 大石やかた公園の土手上にあります。この辺りには大石氏の館跡があったとされる場所で、夏には、サルスベリが見事な赤い花を咲かせるそうです。
ここにも宝篋印塔がいくつかあって、このどれかが大石虎宗の墓と伝わります。現在まで、定かでは無いようです。
昼食 12:30 富士見台公園
【富士見台公園】 BBQや花見が出来たり晴れた日には富士山も望めるそうです。
“さんもりばし”から大栗川の上流を望む
【武相十三番札所~越野日枝神社~玉泉寺】 ここで、サクラさんが解説をしました。
越野日枝神社の本殿内部に、左右お社が鎮座しておりました。
文献にあった日枝神社をここへ勧請する以前から、もともとの産土神(秋葉、八坂、宇賀、白山、山霊)、が祀られているものと思われます。
【吹王山 玉泉寺】
(詳細は、前回の投稿記事“【ウォーキング】武相四十八観音霊場十三番札所~越野日枝神社~玉泉寺@八王子市越野”参照)
最後は、下柚木の永林寺への再訪です。
【赤門】 “天正十九年九月徳川家康公が当寺に巡拝された折り、朱印十石、公卿格式拾万石を授けられ、赤門の建立が許可された。”と、伝わります。格式の高いお寺でないと赤門は、建立出来ないそうです。
【金峰山永林寺】
参考記事:【寺院】金峰山 永林禅寺@八王子市下柚木
ここで、境内の案内板に気になる一文を発見
永林寺には、大石家丸に三つ星、北条家三つ鱗、天皇家菊、五三の桐、徳川家三つ葵等五つ紋を有しており、往事を偲ぶことが出来る。
気になったので、探してみました。
北条家三つ鱗
天皇家菊
五三の桐
徳川家三つ葵
大石家の“丸に三つ星”はどこに!?
ちなみに丸に三つ星紋は
普通コレなのですが…。
実際は…。
右三つ巴・・・。写真は“大石家の墓”より
大石定久像より
ちなみに忠臣蔵の大石内蔵助の家紋は…。
右二つ巴
“大石家の丸に三つ星”の記述は、やはり間違えでしょうね。
由木城址
ゴール 15:30 下柚木郵便局前
総距離14.858歩 総歩数11.5キロ
【総評】
今回は、周辺の神社や仏閣を中心に、訪ね歩きました。
由緒やこの地区に残る伝承などを調べていくと、なかなか興味深いものがありました。
特に、越野日枝神社にまつわる伝承“八王子隕石”が興味深かったです。
参考:日野に落ちた隕石 江戸後期の文書に記録
今回は、主に八王子市堀之内~松木~越野~下由木地区の神社仏閣を中心に、巡って参りました。
スタート 10:00 京王堀之内駅
【南八幡宮】 祭祀:応神天皇
堀之内地区には2つの八幡神社があり、北八幡神社は大栗川を挟んだ反対側にあります。
一部の地域では、姓によって氏子が異なるのも興味深いものがあります。
(氏子地区(旧地名))
南八幡宮:堀之内の日影・番馬・松木の台(吉田姓と佐藤姓以外)・蜂ヶ谷戸・川端・上
北八幡神社:堀之内の寺沢・芝原・松木の台(吉田姓と佐藤姓)
【浅間神社】祭祀:木之花咲耶姫
ここも氏子が最近まで松木の“熊沢姓”のみだったそうです。
【地蔵堂】 堂内には閻魔、奪衣婆などが祀られています。
【松木七郎の宝篋印塔(ほうきょういんとう)】
江戸時代に書かれた「新編武蔵国風土記稿(しんぺんむさしのくにふどきこう)」によると、鎌倉公方足利持氏の幕下であった松木七郎の墓とされていますが、没年が合わないため、風土記稿には伝承のままが記されたものだと考えられます。宝篋印塔に刻まれた銘文によると、成然禅尼という女性が、亡くなった夫の供養ために建てられたものだと考えられます。(八王子市有形民俗文化財 解説より)
【大石やかた公園】
公園から入る道は、かつての大栗川の流水路だと思われます。
【大石宗虎屋敷跡】 大石やかた公園の土手上にあります。この辺りには大石氏の館跡があったとされる場所で、夏には、サルスベリが見事な赤い花を咲かせるそうです。
ここにも宝篋印塔がいくつかあって、このどれかが大石虎宗の墓と伝わります。現在まで、定かでは無いようです。
昼食 12:30 富士見台公園
【富士見台公園】 BBQや花見が出来たり晴れた日には富士山も望めるそうです。
“さんもりばし”から大栗川の上流を望む
【武相十三番札所~越野日枝神社~玉泉寺】 ここで、サクラさんが解説をしました。
越野日枝神社の本殿内部に、左右お社が鎮座しておりました。
文献にあった日枝神社をここへ勧請する以前から、もともとの産土神(秋葉、八坂、宇賀、白山、山霊)、が祀られているものと思われます。
【吹王山 玉泉寺】
(詳細は、前回の投稿記事“【ウォーキング】武相四十八観音霊場十三番札所~越野日枝神社~玉泉寺@八王子市越野”参照)
最後は、下柚木の永林寺への再訪です。
【赤門】 “天正十九年九月徳川家康公が当寺に巡拝された折り、朱印十石、公卿格式拾万石を授けられ、赤門の建立が許可された。”と、伝わります。格式の高いお寺でないと赤門は、建立出来ないそうです。
【金峰山永林寺】
参考記事:【寺院】金峰山 永林禅寺@八王子市下柚木
ここで、境内の案内板に気になる一文を発見
永林寺には、大石家丸に三つ星、北条家三つ鱗、天皇家菊、五三の桐、徳川家三つ葵等五つ紋を有しており、往事を偲ぶことが出来る。
気になったので、探してみました。
北条家三つ鱗
天皇家菊
五三の桐
徳川家三つ葵
大石家の“丸に三つ星”はどこに!?
ちなみに丸に三つ星紋は
普通コレなのですが…。
実際は…。
右三つ巴・・・。写真は“大石家の墓”より
大石定久像より
ちなみに忠臣蔵の大石内蔵助の家紋は…。
右二つ巴
“大石家の丸に三つ星”の記述は、やはり間違えでしょうね。
由木城址
ゴール 15:30 下柚木郵便局前
総距離14.858歩 総歩数11.5キロ
【総評】
今回は、周辺の神社や仏閣を中心に、訪ね歩きました。
由緒やこの地区に残る伝承などを調べていくと、なかなか興味深いものがありました。
特に、越野日枝神社にまつわる伝承“八王子隕石”が興味深かったです。
参考:日野に落ちた隕石 江戸後期の文書に記録
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