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韓国グルメ(3)

2008-11-20 | グルメ
韓国料理の中でも蔘鷄湯(サムゲタン)※は、特に有名だが数多い韓国料理の中でも異端な料理の部類に入る。なぜなら食べても殆ど無味で、ほのかな塩気があるだけで専門店では、自分で塩を入れて味を調整するのが一般的だ。
そのルーツが韓国宮廷料理からと言えば、理解できるだろうか。(意外に思うだろうが、李王朝期の韓国料理は辛くないのだ。特に宮廷料理のその殆どが王様の健康を願う薬膳料理であった事は、知る人ぞ知る。)
熱いスープ料理ではあるが韓国では、夏の定番料理の一つで三伏の日に食べるスタミナ料理として好まれているようだ。日本では、土用の丑の日にウナギを食す習慣があるがそれと同じ慣習だろう。

※蔘鷄湯(サムゲタン)
若鶏の腹から内臓を出してきれいにし、そこに高麗人参と洗ったもち米、さらに干しナツメ、栗、松の実、ニンニクなど薬膳料理の食材としてよく知られたものを詰めた後、水に入れて2~3時間じっくり煮込む。煮込む際に長ネギなどを加えることもある。ひとり1羽ずつ、熱々のスープに入れてトゥッペギ(小さい土鍋)で供する。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

南大門市場の散策を終え南大門方面へ歩く。南大門は、火災にあって現在修復中。
昨年は、「明洞蔘鷄湯 光化門店」を訪ねその美味しさにすっかり魅せられていたので、数ある蔘鷄湯専門店の中でも迷わず明洞店へ向かう。
2Fに登る階段をあがり早速入店。店内には客がチラホラ。
席に通されや否や早速「サムゲタン」を注文。待つこと7~8分。
グツグツ煮えた鍋が運ばれてくる。一緒にオカズ3品となんと!高麗人参酒がお銚子一本付くのは、嬉しいサービス。
やはり文句なく美味しい!!
鶏の独特の臭いもさほど気にならず。ホロホロに崩れる鶏肉が柔らかくいくらでも食べられる。他店は判らないが専門店でなければこの美味しさは、味わえないだろう。食べて体に良い料理。さすがルーツが宮廷料理だけはある。


明洞蔘鷄湯は、南大門の近く

(入り口)階段を2Fへ上がる。

(店内の様子)訪れた時は、客が自分たち二人と他数名だけだった。

(サムゲタン)鶏肉がホロホロで、骨もすぐに外れ食べやすい。ほのかな塩気はあるがやはり物足りないので、自分で塩を入れ味を調整する。(12000ウォン)

明洞参鶏湯(明洞)
ソウル市 中区(チュング)忠武路1街(チュンムロイルガ)25-9
南大門からほど近い。


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