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【寺院】護念山 證誠寺@千葉県木更津市富士見

2019-02-21 | 神社・仏閣
 今回は、先日千葉県木更津市に行ったおりどうしても立ち寄りたかった寺院の紹介です。
みなさんの幼少期 誰もが一度は口ずさんだことがあると思うあの童謡の「証城寺(しょうじょじ)のたぬきばやし」
そのモデルとなったお寺が木更津駅からすぐの場所にあります。

木更津駅から徒歩約10分ほどの場所に證誠寺はあります。

境内に入るとすぐに右手に鐘撞堂があります。

住宅街の中の静かな参道を歩いて行きます。

振り返るとこんな感じです。

本堂が見えて参りました。
護念山 證誠寺(浄土真宗本願寺派) 木更津市内の寺院の半数以上が真言宗だそうですが浄土真宗のお寺はここだけなのだそうです。

興味深いのは、古刹の浄土真宗の寺院は千葉県の海沿いに偏っています。
これは江戸時代初期に、この地に移り住んだ来た上方(関西地方)の商人たちが、最初のご門徒(檀家さん)となったことと深く関わっているそうです。

軒先には、なんとも可愛らしい狸の奉納額が飾ってありました。

それでは、境内の史跡を散策して参りましょう。

境内案内板

境内史跡案内板(サムネイルをクリックして拡大)

童謡記念碑
【童謡 こどもの歌 全集】証城寺のたぬきばやし

ちなみに自分は、アーサー・キットが歌うオリエンタル調なこちらのバージョンが好み。
Sho-jo-ji (The Hungry Raccoon) - Eartha Kitt 1955 - 証城寺

ちなみに“Raccoon”とはアライグマのことです。大半の歌われる歌詞には意味は無くいわゆる英語版の空耳アワーと言ったところでしょうか(^^)

狸塚

(サムネイルをクリックして拡大)
そもそも、ここに伝わる「狸ばやし」の伝承ですが證誠寺のホームページによれば
町外れでも大変活発に活動していた證誠寺でした。在来の寺院にはみられない布教活動や行事を行い、雅楽などを用いた法要は村人たちの耳に不思議に聞こえて話題になり、いつしか狸ばやしの伝説が生まれたという説があります。伝説がいつごろ生まれたかは定かでありません。
とあり定かではないようです。
また、本来の伝承では「狸は腹の革が破けて死んでしまった」ことになっていますが、今に語られている童話では優しい和尚さんが「傷口を治してあげた。」事になっています。
まんが日本昔ばなし「しょじょ寺の狸ばやし」


群馬県館林市茂林寺の“分福茶釜”と、愛媛県松山市の“八百八狸物語”と並び「日本三大狸伝説」の一つとして語りつがれています。

【追記】
これを書いていて気づいたのですか、寺号が童謡では「証城寺」と記述されていますが実際は「證誠寺」です。
ちょっと調べてみたところ
童謡のタイトルは「じょう」の字に「城」を当てた証城寺となっているが、これは住所表記としては誤りである。証誠寺と表記される場合もあるが、これは「證」の新字体が「証」であるためである。(WIKIより)
なんだそうです。


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