先日の大滝神社より小淵沢駅までの帰路に興味深い石碑をみつけたのでご紹介します。
正面に「橋供養」と、陰刻されてます。今までに見たことも聞いたことも無い供養塔だったので、興味を持ち自宅に戻り調べてみる事にしました。
場所は小淵沢駅から南東方向へ600メートルほど行った昔の旧道沿いにありました。
(Googleストリートビューより)
「橋供養」で、WEB検索してみると
“橋ができ上がって、渡り初めの前に橋上で行う供養。”
と、解説されていて主に埼玉県や宮城県お隣の長野県でも見られるそうです。
“供養”とあるので、当初は橋の建設時に不慮の事故などで亡くなられた方たちへの供養塔かと思ったのですが、どうやら違うようで孫引きではありますがこちらのサイトの解説では、
「川は村々の境をなし、川に橋をかせると村々を結ぶことになると同時に悪霊の侵入口ともなる。このため橋は悪霊を防ぎ村をまもるところとなり、端には境界を守護する神がいると信仰されるようになった。こうした橋にたいする信仰とともに橋供養が造られた」(小淵沢町の石造文化財)
と、あり道祖神や馬頭観音などのこうした供養塔は、街道沿いに置いてある事が多く、橋も川を介した集落の境界と考えれば、なるほど合点が行きます。
小淵沢の橋供養塔も川(用水路)の脇に建っているのですがこの通りはかつての主要な幹線路であったものと思われます。
この橋を渡ってすぐ先が、上笹尾地区との区境となります。
参考サイト:
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