湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

「雨と紫陽花の織りなす物語」紫陽花 *『コバルト・ダンス』収録楽曲紹介!

2015-06-06 19:30:50 | 『コバルト・ダンス』楽曲紹介♪
先日ついにリリースとなり、大好評の今井亮太郎4th ALBUM『コバルト・ダンス』\(^o^)/
みなさま、もうすでにお手にしましたか?(*^^*)



さてさて、『コバルト・ダンス』収録楽曲について今井亮太郎が語ります!
今回は今井亮太郎の楽曲「紫陽花」!



“雨が戻ってくるのを待っていたように咲く紫陽花。雨はその紫陽花を最も美しく輝かせる。雨と紫陽花の織りなすモザイクは、淡く優しく、神秘的な時を奏でていく。そして紫陽花は雨の季節が終わるのと同時に花から青い色を消す。また会うことを誓って。来年も、再来年も、ずっと……。”


『コバルト・ダンス』のブックレットの中に書いたこの「紫陽花」のショートエッセイは、実は母・今井美智子が亡くなった5年前のこの季節に「紫陽花」を作曲した時に書いたものだ。

「紫陽花」は、母が亡くなる前に遺した、たくさんの絵手紙作品の一枚「紫陽花」からモチーフを得て作った楽曲なんだ。

「生きてるって素晴らしいよ!毎日はささやかな幸せと愛に満ち溢れてるよ!」

そんなメッセージがたくさん詰まった母の絵手紙作品たちの中で、僕がとっても気に入っている作品のひとつが「紫陽花」だ。

母の絵手紙「紫陽花」がこれ。



“とっても素敵なときだったから「ないしょ」に心にしまっておく”

そう書いてあるこの絵手紙は、実は亡き父と亡き母の最初のデートのエピソードだそう(笑)
最初のデートが鎌倉・明月院で、この時期だったってわけ!
こんな書き方をするなんて、母さんもかわいらしいところがあるじゃないか(●´艸`)笑


母はこの絵手紙を書き遺しほどなくして亡くなり、追うように父も2年半前に亡くなってしまったけど、この「紫陽花」の絵手紙作品を見ていると愛の時間の永遠さを感じて、いつも紫陽花と雨の織りなす淡い物語に想いを馳せる。
決して悲しい気持ちではなくて、年月を超えて続いていく淡く美しくたおやかな時間が、なんというか愛おしく感じる、そんな物語…。


多くの人が好まない梅雨を選んで咲く紫陽花。
紫陽花は晴れている時よりも、雨が似合う。雨を携えた紫陽花は、輝きを増して、たおやかに、可憐に、咲き誇る。雨に濡れた紫陽花は、どの花よりも気品高く人を惹きつける。
雨は、紫陽花の葉が生い茂り花が咲き誇っていると、とても優しくなる。雨がたおやかで心地よいものになる。雨に幸せを感じる。
紫陽花は雨の季節が終わるのと同時に去ってゆく。
紫陽花と雨の物語…。
まるで毎年毎年、会うことを約束しているかのよう。
その時間は永遠に感じる。



楽曲「紫陽花」は、インディーズ盤である『湘南-リオデジャネイロ』にもPiano Soloで収録したのだけど、セルフカヴァーとなった今回の『コバルト・ダンス』版はフルバンド編成。
『湘南-リオデジャネイロ』から聴いてくださってるみなさまには、「紫陽花」がスケールアップして立体化した雰囲気を楽しんでいただけるのではないかな~^ ^
永遠に続く紫陽花と雨の物語が、年月を重ねていくほど深くなっていくように。

BメロのFlute/赤羽泉美とSoprano Sax/Gustavo Anacletoのアンサンブルで奏でられるメロディーは、本当に淡くてたおやかで美しいでしょ~\(^o^)/
このホーンアレンジ、だいぶこだわったのだけど、とっても効果的になって、「紫陽花」の世界観がふわっと広がったかな~なんて思ってます(*^^*)管楽器ファンにもたまらない雰囲気になっていると思います!
そして、Marimba亀井恵の演奏が雨粒のように散りばめられているんだよね~♪Marimbaは木のぬくもりの音色なのに、水のように聴こえるから不思議!
そのボトムには、Drums/Alex、Guitar/外園健彦/、Bass/大森輝作、そして「スカイブルーの肖像」でも登場したリオデジャネイロの巨匠Celsinho SilvaのソロバンGanzáが、時の流れのようにゆるく淡々と進んでいく。
Pianoは、そんな美しいサウンドの上を、空間に溶かすように気持ちよく奏でさせてもらったよ(*^^*)

ちょっと裏話をすれば、『コバルト・ダンス』の「紫陽花」、実はよーーーーーく聴くと「雨の音」が演奏の後ろでずっと流れているのですよ~(*^^*)♪
淡い雨の降る中で、ぜひこの「紫陽花」を聴いていただきたくて!
ぜひ耳を澄まして聴いてみてください♪



亡き母の植えた紫陽花が、今年も美しく咲きました。
紫陽花は本当に雨が一番似合う。

青、そして愛をテーマに作り上げた『コバルト・ダンス』。ここに収録された「紫陽花」は、雨と紫陽花が織りなす淡いモザイク模様の物語がいっぱいに詰まっています。

紫陽花と雨の、淡く美しい恋物語に想いを馳せて。。。

ぜひお聴きくださいませ。



☆今井亮太郎4thアルバム『コバルト・ダンスーCOBALT Danceー』
発売元:日本コロムビア(COCB-54167)
¥2,593+税(¥2,800税込)
山野楽器、タワーレコード、新星堂など全国CDショップ、Amazonなどwebショップにて5.27リリース♪



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* * * * *

☆6.22(月) Motion Blue YOKOHAMA
今井亮太郎グループ
- 煌めく青の衝動 -『COBALT Dance』リリーススペシャルLIVE
メンバー *
今井亮太郎 (Piano)
赤羽泉美(Flute)
Gustavo Anacleto(Sax/Flute)
外園健彦(Guitar)
大森輝作(Bass)
“Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
Open * 18:00
Show Time * 1st:Start 19:30  2nd:Start 21:00
Live System * 自由席 ¥5,000(税込)
BOX席 ¥20,000+シート・チャージ ¥5,000 (4名様までご利用可能)
☆ご来場のすべてのみなさまに『コバルト・ダンス』ラベルステッカーをプレゼント!!
※ご予約・お問い合わせ
tel : 045-226-1919(11:00~22:00)
Motion Blueのwebにて24時間予約受付中!!
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- Motion Blue YOKOHAMA -
神奈川県横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館3F
045-226-1919



絶対的な青の前で繰り広げられる、情熱的で、そして切ない恋……。ブラジル音楽ピアニスト今井亮太郎の4thアルバム『コバルト・ダンス』リリースを記念して、今井亮太郎のトレードカラーである「青」の持つ、深く、魅惑的な世界をお届けします。
「やっとここまで辿り着いた」と自身も認める、今井亮太郎が本当に求めていた青い音の世界。新曲から人気のスタンダードまで、空高く海深く、港町YOKOHAMAで自由に旅する渾身のピアノ!
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