サバ奈子

むかし猫ブログ、いま趣味ブログ

石狩市 野外彫刻 その5

2021-07-27 05:34:51 | 野外彫刻

う~み~

本郷新の彫刻を探しに、石狩浜に来ました。

てっきり海岸にあるのかと思ったら見当たらず、海の家の人に聞きました。

教えられたとおりに車を進めると、看板がありました。

海水浴場からこのくらい離れています。

まず大きさにびっくり。

石狩 開拓者慰霊碑

迫力と生々しさを感じる彫刻です。

「石狩-無辜の民-」
札幌彫刻美術館館長
札幌市教育委員会文化課長
原子修

このブロンズ像は、本道出身の彫刻家本郷新(1905~1980)の代表作のひとつです。
本郷新は、石狩の海など北海道の大自然をこよなく愛しました。また、ふきすさぶ
時代の風にあらがって生き抜く名も無きひとびとに熱いまなざしを注いでいたのでした。
ヒューマニティにあふれた彼の思いは、やがて昭和45年の「無辜の民」シリーズ15作
の連作となって結実し、人しれず生きる無数の民衆の戦乱や干ばつなどで、生きる
自由をうばわれえいく姿が、悲痛なフォルム(形態)で表現されたのでした。
この「石狩-無辜の民-」は、はじめ「無辜の民シリーズ」の中の一点として製作
された「虜われた人①」(高さ28糎、横36糎、幅48糎)と同型のもので、翌46年高さ
2米、縦1.5米、幅3米の大作として、箱根彫刻の森美術館主催の第二回現代彫刻展に
出展されたものです。
大自然の暴威や人間社会の矛盾によって、がんじがらめに縛られた、ひとりの、無実な
生活者のいたましい姿の中に、なおも、生の復権をもとめてやまない作者の祈りの歌が
荘重に奏でられています。
昭和56年6月30日記

無辜の民
《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。

この地に生き、この地に埋もれし、数知れぬ無辜の民の、霊に捧ぐ
1979年 
本郷新

生きる自由を奪われた悲しみが伝わってきます。

それでも抵抗し、生きようともがいている姿。

本郷新の代表作とも入れる作品です。

石狩浜
石狩市弁天町49(カーナビでこの住所を入力してもたどり着けません)

さてもう一つ

川の博物館です。

ここに、名井九介 の胸像があるはずでした。
画像は札幌彫刻美術館友の会から拝借しました。

令和3年5月8日(土曜日)より一般開放及び見学申込みを当面休止します との
ことで中には入れませんでした。
今回の石狩市は工業用水カード取得の目的で、旧厚田村、旧浜益村の彫刻までは
探索できなかったので、時期を見てまた訪れたいと思います。

石狩市川の博物館 石狩市治水史資料館
石狩市新港南1丁目28-24

コメント
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