さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

ベランダに出る際の注意点! それは2ヶ所の窓の鍵を両方とも開けておくこと

2020-07-16 23:54:45 | 生活の一場面
我が家の間取りは2DK、2つの部屋はどちらもベランダ側にあります。
両方の部屋ともに、幅が一間の床からの窓が付いています。
どちらからでもベランダには出入りできますが、ほぼ寝室側ばかりを使っています。

ベランダに出る、しかもある程度の長時間出るとなると、僕の場合は2つのケースですね。
ひとつは洗濯物を干したり取り入れたりする時。
そしてもうひとつは、さっちゃんから逃げ出して一人になりたい時。

それらの理由でベランダに出る際の注意点がひとつだけあります。
それは2つの部屋ともベランダに出る窓の鍵を開けておくこと、です。
何故そうしなければならないのかと言うと、そうしておかないと僕がベランダに閉じ込められる危険性があるからです。

洗濯物を干していたりすると、さっちゃんは窓のところへ来て、僕の様子を窺っています。
たまにと言うよりはもう少し高い確率で、さっちゃんは窓の鍵を閉めてしまいます。
さっちゃんは季節を問わず、戸は閉め、鍵も閉める習慣があるのです。
ですから、僕がベランダに居るのを見ているのに、ついついそんな習慣の方が勝ってしまうんでしょうね。
鍵を掛けられたことに気付いた僕は、窓をドンドンドンドン叩き、鍵の辺りを指差して「開けて!」と叫びます。
さっちゃんには僕の意思がなかなか伝わりませんけれど、気長に続けると何とか鍵を開けてくれます。
こんなことが何回かあったので、その後は2つとも窓の鍵を開けておくことにしています。

昨日も、僕に纏わりつき続けて、ブツブツブツブツと僕に陰気に陰険に何やら喋りかけ続けて、僕の自由を奪い続けるので、
ちょっとは押しやったり、言い返したりはしたんですが、僕には絶対的に勝ち目がありませんから、最終手段のベランダへの逃走を選んだのです。
ベランダへ出る前に、両方共の窓の鍵を開けておくのですから、どこか間が抜けてますよね。
カア~ッとなった頭を冷やそうとベランダに飛び出した訳ですから、鍵のチェックなど出来る精神状態ではないはずなんですけどね。

自分自身の感情の動き様を無理やり抑えたり変容させたりすると、僕自身に大きなストレスがかかってしまいそうです。
ですから、感情の動き自体には無理な制限はかけずに自然な動きに任せています。
怒りたい時は大きな声を出して怒りますし、苛ついて僕から離れて欲しくて、さっちゃんの体を押して遠ざけたりもします。
ただ、何度も何度も同じようなことを経験する中で、次第に自分の感情のコントロール方法が少しずつ分かってくる面はあります。
そのコントロール方法が出来事ごとにマニュアル化されてくる傾向はあると思います。

暴力を振るったり、物に当たり散らして破壊したり、そんなことが出来る性格ではありませんが、そのすぐ手前までには近づいてしまいます。
そんなこともないように、自分自身の精神状態を無理なくコントロール出来るように成長していきたいものです。
でも、無理だろうなぁ。
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僕がさっちゃんに軽~くキスすると、さっちゃんもちょこんと唇を尖がらせます

2020-07-12 23:54:50 | 生活の一場面
今日はさっちゃんとハイキングして来ました。
標高の低い丘ですから、気温は下界とさほど変わらず、梅雨の最中ですから蒸し蒸ししていました。
そのご報告は明日以降になります。
たった2時間半の山行でしたけれど、高温多湿はこたえますね。
さっちゃんは夕食後すぐに寝てしまったまま一度も目を覚ましません。
僕も今日ばかりは早く寝たい心境です。
というわけで、本日のブログは小ネタをひとつ。

さっちゃんと僕には子供もいませんし、二人だけでずうっと暮らして来ました。
気を遣う同居する家族もいませんでした。
ですから、さっちゃんと僕の人間関係は付き合い始めたころから、長い同棲生活を経て結婚生活に至る現在まで基本的にはまったく変わっていないのです。
子供が出来ると、父親だとか母親などの役割が生じますが、二人にはそれがありません。
付き合い始めたころからまったく変わらないのです。

夫婦としての愛情表現も変わりはありません。
もちろん、外見的表面的具体的にはどんどん変化して来ました。
年齢に伴う体力の低下、相手の好みや嗜好の情報の増加、情熱的恋愛から相手を尊重し理解しようとする愛情への昇華、それらが影響しているのでしょう。
さっちゃんが認知症と診断される何年か前からは、認知症の影響が大きく現れて来ました。
行なわれなくなった愛情表現、反応が起きなくなった愛情表現、さっちゃんからの愛情表現は激減しました。
でも、基本的な愛情表現のは同様なんですね。

今でも残っている具体的行動としての愛情表現はハグとキスのふたつでしょう。
ハグに関しては、このブログでも時々書くことがありますよね。
今日はもうひとつのキスに関してです。

認知症になってからは、当然のことながら濃厚なキスはなくなりました。
さっちゃんからのキスもなくなりました。
だからと言って、さっちゃんが僕たち夫婦の愛情表現のひとつだったキスを完全に忘れているわけではないようなんです。
(いつかは完全に忘れてしまう日が来るのでしょうが)

さっちゃんを僕が度々布団に寝かしつける場面がよくありますよね。
横にならせて、タオルケット(寒くなると布団まで)を掛けてあげるわけです。
それが夜で、さっちゃんにこのまま寝て欲しい時などに、「お休み」と言って、軽くチュッとキスすることがあるんです。
そんな際にさっちゃんが、3回に1度か4回に1度かなんですが、瞬間的に唇を尖がらせて対応してくれるんです。

僕の名前も含めて、僕に関する情報のほとんど全てを忘れてしまっているさっちゃん。
でも、夫婦という言葉は忘れているでしょうけれど、僕が特別な人であるという感覚だけはまだしっかりと残っているようで本当に嬉しいですね。
次第にその「特別」感も消え去っていくのでしょうけれど、常にそばにいる「誰かさん」でいたいですね。
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一日中一緒にいると、さっちゃんにもストレスが溜まるのかもしれませんし、僕には確実に溜まります。それが互いに爆発して・・・・

2020-07-05 23:33:10 | 生活の一場面
昨日の土曜日のこと。
この日は何も予定のない日でした。
新型コロナウイルスの影響がなければ、街に出たり、映画を観たり、外食したり、何かしているのでしょう。
天気が良ければ、山を歩いていたかもしれません。
でも、二人とも高齢者ですから感染リスクを可能な限り減らそうと今もほぼ自粛生活です。

ですから、必然的に一日中家の中で一緒に暮らすことになります。
すると、溜まります! 溜まります!
ストレスが次々と溜まります!

さっちゃんの場合は聞き取り調査が出来るわけでもなく、ストレスと不穏が関連性があるのかないのかも分かりませんからちょっと置いといて、
僕は明らかにどんどんどんどん溜まっていきますね。

今のさっちゃんはほとんど何に対しても興味を示しません。
本や漫画も読みません。
テレビも観ません。
何か手を動かしてする趣味があるわけでもありません。
それで、さっちゃんが何をするかと言うと、寝ている以外では僕に纏わり付くんです。

その纏わり付き方が僕には大きなストレス。
さっちゃんは僕のすぐそばで何やらずうっと喋り続けます。
楽しそうな内容のことも極々たまにあるんですが、ほとんどは僕の気分を下げてしまうような喋りです。
僕への文句のようであったり、すすり泣くように喋り続けたり、延々と途切れることなく喋り続けます。
それを聞かされ続けている僕の気分はどんどんどんどん沈み込んでいきます。
もう、止めてくれ~っ! ってな感じになってしまいます。

しかも喋りと同時に、僕が嫌がるようなことをさっちゃんはします。
テーブルでPC作業をしていると、僕の対面に座っているさっちゃんは喋り続けながら、PCを掴んで倒そうとします。
台所仕事をしていると、流し場のものを触ったり、僕の後ろから回り込んで火の点いているガスレンジへ行こうとします。
邪魔なので布団に連れて行って寝かせるんですが、すぐまた台所へやって来ます。
来るだけでなくて、タオルケットなどをズルズルと引きずりながら持って来たりします。

僕も疲れて、布団で横になって新聞を読むことにするのですが、僕が読んでいる新聞をパタパタと手ではたいたりします。
僕が怒ると、それが気に喰わなかったのか、新聞をビリッと破かれてしまいました。
腹に掛けている僕のタオルケットを取ろうとしたり、まだ読んでない新聞を持って行こうとしたりします。

起きてからずうっとそんな感じでさっちゃんにされ続けていますから、僕のイライラ、ストレスは高まっています。
さっちゃんに対する僕の対応もひとつひとつが少々オーバー気味になってしまいます。
PCを触られると、「壊れるでしょ!」と大きな声で叫んで、テーブルをバン! と叩いたりします。
台所から僕の体をぶつけるようにしてさっちゃんを押し出します。
タオルケットをさっちゃんに持って行かれないように、強く一気に引っ張ります。
僕自身、悪いなぁ、ここまでしちゃぁ駄目だよなぁ、と自覚はしているのですが、何かをワア~ッ! と発散しないとやってられません。

そんな中、さっちゃんをトイレへ連れて行きました。
僕自身は冷静にいつも通りにするんですが、さっちゃんの方がイラついています。
毎度のことですが、さっちゃんはすぐ便座に座ろうとしますから、僕はその前にパンツまで脱がさないといけません。
そこで両者間での葛藤があるのですが、これがいつも以上に酷くて、さっちゃんが凄く怒るんです。
何とか便座に座ってもらってからも、僕に文句を言い続けます。
僕を押したり、軽く叩いたりして、トイレから僕を追い出そうとします。
そういう訳にも行きませんから、僕は忍の一字。

その他にも書き切れないこと、たくさんあり過ぎて忘れてしまったこと、ばかりです。
そんなことがこの土曜日には起きてから絶えることなくずうっと一日中続いていたんです。

そんな一日の最後を飾る夕食の時間。
さっちゃんの前には幾つものお皿が並びます。
ご飯には玉子入りの納豆がたっぷりとかき混ぜられています。
破竹と豚バラ肉の煮物、空芯菜とシイタケのお味噌汁、さっちゃんが朝残したおかず、マヨネーズのかかったブロッコリー。
一汁一采が基本の僕にしてはおかずが多いですね。
(朝の残りのおかずもありますけど)

何か腹立たし気に食事を始めたさっちゃん。
すぐさまブロッコリーをテーブルに放り捨てました。
「何してんの!」と強く言って、僕はブロッコリーをお皿に戻し、落とした辺りをティッシュで拭きます。
すると今度は、納豆ご飯が入ったお茶碗をさっちゃんはテーブルに逆さまにぶちまけました!

これで僕は完全にブチ切れました!
僕は席を立って、さっちゃんの元へ行き、「何をしてんの! こんなことしちゃぁ駄目でしょ!」と叫びます。
そして、さっちゃんを椅子から引きずり立たせて、引っ張ったり押したりしながら布団まで連れて行きました。
「もう食べなくていい! ここで寝てな!」と、さっちゃんを布団に押し倒してしまいました。

さっちゃんは他の皿もぶちまけそうな雰囲気でしたから、僕のもさっちゃんのも料理は全部台所へ移動させました。
布団から再びダイニングに来たさっちゃんは怒り心頭!
僕だってそうですから、再び力ずくでさっちゃんを布団まで押していきます。

さっちゃんも怒りで震えているような感じです。
ただ、哀しい感情も混じってるような泣いているような声で喋り続けています。
僕もさっちゃんが相手ですから、半分ほどは冷静な自分を失わないよう対しています。
でも、こんなさっちゃんの喋りの声の感じに接して、一気に僕の感情が変わってしまいます。
悪いのは僕なんですね。

「ご免ね、ご免ね、ご免ね」と言い続けて、さっちゃんをハグしました。
さっちゃんはハグされることを嫌がって、体を捩りますが、それ以上の力で僕はハグします。
それでも嫌がっているさっちゃん。
それが分かるので、「ご免ね、ご免ね」を繰り返しながら、僕はその場を離れました。

さっちゃんは布団から出て来ませんでした。
ダイニングと寝室の間の戸は閉めています。
1時間くらいして、僕は改めてひとりで夕食を始めました。
食べ終わるころ、さっちゃんが起き出して来ました。
さっちゃんは先ほどまでのことはすっかり忘れてしまったみたいです。
僕はさっちゃんをハグして、「ご免ね」とつぶやきました。

今日の日曜日も何も予定のない日でした。
昨日とはうって変わって穏やかな一日。
まあ、昨日のようなことを連日繰り返すようでは、あまりにも僕が愚かということですよね。
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今はウエットティッシュを使っています

2020-06-21 23:54:35 | 生活の一場面
さっちゃんは自分からは絶対に手を洗おうとしません。
洗おうとしないというか、手を洗う行為や意味を忘れているんだと思います。
トイレから出た時、食事する前、僕が手洗いの場所に連れて行かなければ、洗うことはありません。
手を拭くことも忘れているようで、これも自分からは拭こうとしません。
いや、拭こうとはするのですが、自分の服を触ったりしているんですね。
洗面台ならその右にさげてある手拭き用のタオルを自分から使うことはありません。
僕がそのタオルをさっちゃんの前で広げてあげて見せてあげて、やっと気付いて手を拭きます。
タオルでの手の拭き方もいい加減で、しっかりとした拭き方は忘れてしまってるようですね。

さっちゃんの手洗い事情がこんな感じになっていましたから、以前からウエットティッシュがあった方かいいなと考えていました。
で、購入しようと思い立ったのはどれくらい前だったでしょうか?
とにかくすでに新型コロナウイルスの災厄が蔓延していて、近所のどの店を覗いてもウエットティッシュなんて見当たらなくなっていました。
時々、ドラッグストアに入ってみたり、スーパーのコーナーを探してみたりしても、一切見当たりませんでした

それがいつだったでしょうか?
5月末だったか、6月に入っていたか? あったんです!
コンビニだったかドラッグストアだったかは忘れましたが、ありました!
その商品棚にほんの2、3個。
ノンアルコールですが、緑茶カテキン配合の除菌もうたっているウエットティッシュ。
詰め替え用の45枚入りでしたが、たったこれだけでしたがやっと購入できました。

その1、2週間後、今度はいつも行っているスーパーの生活品コーナーで円筒型のウエットティッシュが見つかりました。
アルコールタイプの除菌が出来るウエットティッシュです、120枚入り。

まだ最初に購入したノンアルコールタイプのが少し残っているのですが、食事前には必ず使っています。
ウエットティッシュでの手拭きだけで大丈夫なのか? 
水での手洗いと両方やった方がいいのでしょうが、ひとつだけならどちらがいいのでしょう?
ただ、水での手洗いは忘れることも多いので、ウエットティッシュの方が忘れにくいですね。
今後使っていく中でだんだんと使用法を確立して行ければと思います。
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僕は昨日の続きのような暮らしぶりで、結果的には平穏な一日でした

2020-06-06 23:54:37 | 生活の一場面
昨日は午前中に歯医者さんへ行って、右奥歯茎の麻酔が醒めるにつれて感じられる痛みにかまけて寝てばっかりの僕でした。
布団にずっといる僕にさっちゃんも喜んでいたのでしょう。
僕の隣りにさっちゃんも横になって平穏な一日が終わりました。

今日の僕は何故だか扁桃腺がほんの少し腫れている様子。
歯茎の腫れだか痛みが扁桃腺に飛び火することなんてあるとは思えませんがね。
ところで僕は小学生の時に扁桃腺除去手術をしているのです。
それなのに何故、扁桃腺が腫れるの? ってことですが、少し残っちゃってるようなんですね。
半世紀以上昔の手術ですから現代と比べればとても残酷な手術だったと思います。
例えて言えば、ギロチンの処刑台のような方法で切除するんです。
まあ、その話題は兎も角として、少し残っている扁桃腺が腫れて、僕の体調は、というより気分はあまりよくありません。

朝はそれなりの時刻に起きたんですが、トイレに行ったり歯を磨いたりして、テレビのニュース番組をつけて、布団の中で聞いていました。
ニュース番組が終わって、そろそろ朝ご飯でも作ろうかと思い作り始めたのですが、
起き出してきたさっちゃんの対応に追われて、朝ご飯が出来たのは11時ころだったでしょうか?
朝食を作っているころが、僕の気分は一日の中では一番きつかったですね。

さっちゃんは朝食をほぼ完食!
完食してもらうにあたっても、手取り足取り、いろんな手間がかかるのですが、今はそれはいいとして・・・・
僕の扁桃腺も食べることで少しは気分が普通に近づいて来たようです。

2、3本録画した番組を観て、やっぱり気分がすぐれない僕は布団でゴロリ。
さっちゃんも僕の隣りへ来て、ゴロリ。
昨日もそうでしたけれど、今日もさっちゃんは時々起き上がってダイニングを歩きます。
でもまたすぐに布団へ戻って来ていました。

そんな中、同じように起き上がったんですが、何か様子がこれまでと違う時がありました。
ちょっとした仕草から「トイレだな」と分かります。
今日2度目のトイレ。
(1度目は朝におしっこが出ました)
13:32~13:52。
さっちゃん自身がお腹を擦ったりしていますし、「これは大だな」と分かります。
前回の排便から16日目。
なかなか出てくる様子はなかったので、「いったんここで拭いて終わりにしよか」と僕は言います。
トレぺで拭いてあげようとすると、トレぺを通じて当たるものが・・・・
ウズラの卵大のしっかりと固めの便が頭をのぞかせていたんです。
(さっちゃん、ご免ね。リアル過ぎる表現で)
僕はそれをもぎ取るようにして、さらに何回かトレぺで拭いてあげました。

さっちゃんも僕も布団に戻ったのですが、それからも時々さっちゃんはトイレへ。
14:45~14:49。
15:55~16:05。

でも、この2回とも空振りでした。
最初の時にはさっちゃんも少し辛かったり出ないことに苛ついたりの様子があったのですが、この2回はそれは無し。
便座には座るんですが、便意は弱かったみたいですね。

それ以外は僕は布団でゴロリとしています。
布団で横になったまま新聞も読みました。
未読だった昨日の新聞も読みました。

夕方になって散歩に行こうかなと思いましたけれど、雷や雨が近づいているという予報もあって、今日は散歩中止。
久し振りの中止ですね。
体調や気分もいまいちですしね。
ニュース番組を観るためにトイレ以外では朝食以降久し振りに起きました。

そして、夕食の準備。
元々の予定では、今日はニラ玉とお味噌汁を作るつもりだったんですが、ニラ玉は明日に変更。
数日前に作って冷凍してあるおかずで済ますことにしました。
お味噌汁だけを作ります。

僕がテレビのニュース番組で起きて以降、さっちゃんがうるさくなってきました。
僕の手を取って、布団のところへ連れて行こうとするんです。
「行こうよ、行こうよ、なんでこっちに来てくれないの?」
そんな風に喋ってるように感じます。
僕が台所へ来てからは、狭い台所にさっちゃんもずっといるようになって、冷蔵庫を開けるたびにさっちゃんが邪魔になります。
そのたびに僕はわざと乱暴にさっちゃんを押したり突き放したりして、どいてもらいます。
それでもさっちゃんは懲りずに近くに来て、こんな風に喋ってるように思えます。
「晩ご飯なんていらないから、こっちに来てよ」

今晩のお味噌汁の具は、あげ、エノキ、玉ねぎ、じゃがいも、小松菜。
お味噌汁はあるものを何でも入れればいいので楽ですし、余りものの処分にも使えますよね。
冷凍してあったおかずは僕にしては珍しく和風の煮物でした。
さっちゃんは歯が弱いので、小さく刻んであって見た目は全然煮物には見えませんが。
さっちゃんは晩ご飯は半分は食べてくれました。

夕食後の20:21~20:26。
今日最後のトイレでした。
でも、これも空振り。

今日は最初をのぞくと、3回空振りでしたけれど、前回や前々回の時とは違って全然苦しむ様子はありませんでした。
このまま明日、無事に解決してくれればいいのですがね。

その後も何度か僕を布団に誘うさっちゃんでしたが、いつの間にか眠りに就いたようです。
途中、一度洗面所に連れて行って歯磨きしてもらおうとしましたが、軽く拒絶。
夜飲む薬も拒否され、寝巻きも着てくれていません。
でも、今日は平穏な一日でしたね。
昨日と同様、僕が布団の上にいることが多かったからだと思います。
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布団で横になっている僕の隣りにさっちゃんは来て、静かにおとなしくしています

2020-06-05 23:56:01 | 生活の一場面
今日金曜日は半日デイサービスの日。
僕は歯医者さんに行きました。
数年前、右顎の歯茎が酷く腫れたことがありました。
その時久し振りに訪れた近所の歯医者さんが、僕の歯の状況を分かりやすく説明してくれました。
それから僕はその歯医者さんに定期的に通うようになったのです。
歯の状況次第ですが、何も問題がなければ2ヶ月おき、もっと健康な歯になれば3ヶ月おきとか半年おきとかになります。
僕は良くてもまだ2ヶ月おきですね。
そして、時々問題が起これば1週おきくらいで通います。

今は問題発生中。
右下の8番目の奥歯(いわゆる親知らず)と7番目の奥歯との間に隙間があるんですね。
その隙間に食べかす等が溜まって化膿を引き起こしたりするわけです。
右奥の歯茎が腫れやすいのもこれが原因の一つかもしれません。
その隙間を埋めるという処置をしてくれることになりました。
それで今日、歯医者さんに行ったのですが、その親知らずを調べると思いのほか大変なようでした。

まあ、それは今後のことですけれど、処置の最初で歯茎に麻酔をするわけです。
麻酔自体はさほど痛くもないのですが、問題は帰宅してからのこと。
麻酔が醒めるにしたがって、右奥の歯茎がズンズンと痛重くなるわけです。
もっともっと痛かった経験もありますから、たいした痛さではないのですが、家事やらPC作業やらをする気分でもありません。
で、さっちゃんがデイサービスから帰ってくる前から布団で横になっていました。
途中で眠ってしまっても困るので、玄関の鍵は開けたままにしておきました。

さっちゃんが帰って来た時には玄関まで行きましたが、その後もずうっと布団に横になったまま。
そんな僕を見て、さっちゃんも布団に来て、横になります。
さっちゃんはそれほど眠たくないのでしょう、しょっちゅう起き上がってはダイニングへ行き、また戻って来たりします。
なかなか戻って来ないと、僕も少し心配になって起き上がって見に行かなければくてはなりません。
とりあえずトイレに連れて行ってみるのですが、数回ほど繰り返しましたがトイレだったことは一度もなし。

そんな僕をさっちゃんは擦ってくれたりします。
腕を背中を頭や顔だったりもします。
揉んでくれているのかどうかは分かりませんが、気持ちがいいです。
でも、ほんの一瞬でしかありません。
どれくらい前までだったでしょうか? 2年ほど前まででしょうか?
僕がうつぶせに寝ると、さっちゃんは背中、腰、脚と揉んでくれていました。
右脚ばっかり揉んでくれて、「左脚もね」とお願いしても、やっぱり右脚ばっかり揉んでたりしましたね。

何度かさっちゃんは僕に何やら言葉を掛けていました。
怒ったり文句を言ったりしているのではなさそうなんですが、何かを僕に要求している感じですね。
こんな場合、怒っていたりすると僕の背中や腹や腰やお尻を蹴っ飛ばしたりすることもあります。
でも、力が弱いので僕にとっては指圧をしてくれているくらいにしか感じず、気持ちいいほどです。
今日は怒ってるわけではありませんでしたから、蹴っ飛ばしたりはしませんが、僕の体を掴んで揺さぶります。
起こそうとしているのでしょうか?

結局、僕は夕方5時過ぎまで布団で横になっていました。
たいした痛さではありませんが、右顎も重い嫌な感じがあり続けています。
僕自身は「散歩には行きたくないな~ぁ」と思うんですが、さっちゃんのために出かけることに。
散歩から帰って来てからは僕は晩御飯の準備です。
この時からさっちゃんは少々うるさくなります。
食事の準備をしている僕のところに来て、僕を布団に誘うんです。

布団で僕が隣りに居てくれることが、さっちゃんにとっての安心や安らぎなのでしょうかね?
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さっちゃんは僕のところへ寝具を次々と持って来ます。シーツも持って来て、とうとう敷布団のマットだけになってしまいました

2020-05-27 23:45:48 | 生活の一場面
以前からさっちゃんにはと言うか妙な習慣があって、枕やタオルケットなどを僕のところへ持って来るんです。

今晩も食事を終えて9時ころにはさっちゃんは布団の中。
部屋着のまま、歯も磨いていません、薬も飲んでいません。
まあ今晩もそうでしたけれど、いったん布団に入ってもほとんどは度々起き出して来るんです。
そんな時も起きて来てから何やかやと本当にうるさいんです。
基本的なさっちゃんの言い分は、早くさっちゃんの横で一緒に寝ようよ、と言うこと。
僕の腕を持って、引いたりもします。
言葉は不明瞭なので何と言っているのかは分からないのですが、ごくたまに明瞭な言葉も出て来ます。
「あんたもこっちにおいでよ」とか。

起きて来るたびに、またさっちゃんを布団に戻します。
スリッパを脱がせて、布団の所定の位置に来させます。
ドスンと腰を下ろすことが多いので、お尻を支えてあげながら、布団に座ります。
頭が枕の位置に来るように、少し前に腰の位置を変えてもらいます。
頭を支えてあげながら、横になってもらいます。
タオルケットをかけ、毛布を掛けます。

これで完了、ダイニングと寝室の間の戸を閉めます。

数分としないうちに、またまたさっちゃんは起き出して来ます。
数秒後のこともあります!
こんなことを何回も何回も繰り返して、次は10時ころからの話し。

さっちゃんは僕の枕を持って来ました。
枕カバーも付いたまま。
以前は一回一回元に戻していたんですが、同じことを繰り返すので、はいはいと受け取って、僕のすぐそばに置いておきます。
しばらくすると、今度はさっちゃんのタオルケットを持って来ました。
続いては僕のタオルケット。
さらに続いて、毛布。
さすがに毛布はいま僕がいるダイニングに置く場所がないので、寝室のソファの上へ。
しばらくすると、さっちゃんの枕、枕カバー付き。
さらには掛布団も引きずって来ます。
これも僕のところまで持ってくる前に見つけて、これは畳んで押し入れの中へ。

もう夜も寒くはないし、僕が寝る時間まで部屋着だけでゴロリといても大丈夫だろうと思っていました。
もう持って来るものはない、そう思っていたら甘かった!
シーツを持って来たんです。
この徹底ぶりには僕もびっくり!

僕はPCの用事をいったん止めて、さっちゃんを寝巻きに着替えさせました。
強い抵抗なく、着替えてくれました。
続いて洗面所へ、歯磨きです。
これは強い抵抗があって、まったく出来ず。

さっちゃんに敷布団から離れているよう強く命じて、シーツを敷き、枕を置きました。
さっちゃんを横にならせ、タオルケットを掛け、毛布を掛けます。
そして、おやすみなさい。
10時半でした。
今これを書いている11時台になっても起きて来ていません。
やっと眠ってくれたようです。

こんなことも以前の僕ならキレてしまって、さっちゃんに強い言葉をぶつけていました。
僕の所へ持って来る理由は分かりませんが、どちらかと言えば僕に対する親愛の表現なんだろうなとは思っていました。
それでも、同じことが何回も何回もあまり時間を置かずに繰り返されると僕も我慢の限界に達していたんですね。
持ってきた寝具を受け取ることにしましたから、MAXでも今晩の回数くらいです。
シーツから敷き直して、再度同じことが起きたなら、僕がどうなるかはまだ未知ですね。

受け流せるようになって来たのは、少しは僕が成長した証しだと思います。
受け止めているわけではないのですが、受けずに反発しているのではありませんから、少しはましなのかな? と。
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ふと目が覚めると、横にさっちゃんが居ません。僕は慌てて起き上がろうと・・・・

2020-05-19 23:19:19 | 生活の一場面
布団で横になっていた僕は、ふと眠りから目覚めました。
すぐに横を見ると、寝床は空でさっちゃんがいません。
あれっ? さっちゃん、どこに行ったんだろう? トイレ探してるのかも?
一瞬、そんなことを思って、慌てて布団から起き上がろうとしました。

でも、そんな不安な気持ちもほんの一瞬のこと。
すぐに今の状況の認識が戻って来ました。
そう、今日のさっちゃんはデイサービス、1時間ちょっと前に出かけたんだった。
僕は腰が疲れたのでちょっと布団の上で横になってただけ。
時計を見ると、5分か10分ほど眠りに落ちていたようですね。

前にも似たようなことがありました。
僕の横にはさっちゃんが居て当り前、四六時中居て当り前。
今日のようなデイサービスの日、普段の当り前が表面からは消えても、無意識の心の中には在り続けているようですね。
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さっちゃんは一日中僕に纏わり付いて来ます。文句を言い、要求し、面倒を起こし、物を持って来、・・・・でも、一緒に布団に入ってあげると嬉しそうに喋り続けます

2020-05-09 23:56:32 | 生活の一場面
さっちゃんがデイサービスに行っている火曜日と金曜日以外の時間はさっちゃんと僕はずう~っと一緒にいます。
さっちゃんを独り家に置いて留守番させると、さっちゃんへの精神的ダメージがかなり大きいように感じます。
以前は留守番もしてもらっていましたが、だんだんと留守番をさせることに僕自身がためらいを感じるようになってきました。
ですから、さっちゃんと僕は(他人から見ると)本当に四六時中べったりなんだと思います。

今日、土曜日。
何も予定のない日ですから、一日中ふたりだけで過ごしています。
僕はと言えば、新聞を読む、マンガを読む、文庫本を読む、PCのメールチェックする、FBを読む、
フォロウしているブログを読む、ネットのニュースを読む、テレビでニュースを観る、
録画した番組を観る、朝食を作る、おやつを準備する、夕食を作る、等々、やることはたくさんあります。

もちろん、上記と同じくらい時間を割かなければならないことはさっちゃんへの対応。
最近さっちゃんはトイレが少なくて、今日はおしっこ1回だけでした。
しかも、間に合わなくて漏らしてしまいました。
トイレの中でパンツまで脱いでもらったので、簡単にお風呂場まで連れて行けたんですが、下半身にシャワーを浴びせるのがひと苦労!
さっちゃん、酷く嫌がるんです。
漏らしてしまっているので、綺麗に洗わなきゃ、という自覚はまったくありません。
僕を押し倒そうとしたり、嫌悪感丸出しで僕を非難し続けるんです。
最近は僕も精神的にタフになって、そんな暴言では悲しみのどん底に突き落とされたりはしません。
幾分かのショックは引きずりますけどね。

今日はおしっこ漏らしが1回あっただけで、いたって平穏な一日でした。

でも、僕にとっての平穏とは、何者にも邪魔されずひとり静かに過ごせることとは違います。
さっちゃんが必ず目の前に、真横に、すぐ後ろにいるんです。
居るだけではなくて、何かを喋り続け、物を持ってきたり、物を移動させたり、するんです。
僕がPCを扱っていると、PCに手をかけて倒そうとしたり、マウスのコードを引っ張ったり、マウスパッド代わりの新聞紙を強く引いたりします。
僕に喋りかけ続ける内容は僕への文句が多いんです。
その文句の内容は不明。

僕に喋りかけ続けるもう一つの内容があります。
その内容、目的はよく分かっています。
さっちゃんが寝ている布団で一緒に寝ようよと、僕に要求しているんです。
ですから、僕の手を引くんです。
昼間ちょっと疲れて布団で横になりたい時もありますから、さっちゃんの誘いに乗って布団に横たわると、さっちゃんは実に嬉しそう。
さっちゃんの手を握ってあげ、布団の中で向かい合っておでこをくっ付けてあげたりします。
僕は数分もすると布団から出ちゃいますから、さっちゃんはそんな僕に文句をブツブツ言っているようですね。
ただ、その文句には怒りの感情は入っていないみたい、不満の感情なんでしょうね。
この「一緒に寝ようよ」の誘いはしょっちゅうありますから、時々は意識的にその要求に応えてあげたりもします。

あと、さっちゃんは物をよく持ってきますね。
僕が台所にいたりすると、そこに僕の枕を持って来たりするんです。
放っておくと枕をシンクのそばに置いたり、どんなことをしでかすか分かりませんから、その枕はすぐに受け取ります。
さっちゃんはすぐに渡してくれますから、所有意識で持って来たんではなく、僕に見せたくて持って来たんでしょうかね?
スリッパ、僕の寝巻き、さっちゃんの寝巻き、タオルケット、掛布団、今日だけでもいろんなものを持って来ました。
食器洗いや夕食準備の途中でも、必ず手を止めて、その物を元あった場所に戻さなければなりません。
それは台所にいる時だけではなく、どんな時にもあるんです。

僕の所へ持って来るんじゃあなくて、そこには置かない方がいい場所へ置いてしまうことがあります。
一番多いのはスリッパ。
さっちゃんはスリッパを畳の間(寝室)でも履きっぱなしです。
さすがに布団の上では脱ぎますが(たまに履いたまま上がることも)、そのスリッパを脱いだ場所に置いていたり、
枕元に置いたり、敷布団の上の自分の腹のあたりに置いたり、時には敷布団の下に置いたりするんです。
布団周辺以外でも、タンスの上やソファーの上、あらゆる場所もスリッパが置かれる候補地です。
どこに置いたとしても、次に起き上がる際にそのスリッパを取って履くのならいいんですが、履いた試しはありません。
ですから、日に何十度(十何度かな?)も僕はそのスリッパを寝室を出たフローリングの上に揃えて置いておきます。

テーブルの上のコルクの鍋敷きもどこかへ移動させますね。
この鍋敷きは少々黒ずんでいて、さっちゃんはその黒ずみが嫌なんですね。
多分、使いたくないか捨てて処分したいんでしょう。
それをあっちこっちに置いてくるんです。
たいがいダイニングの中なんですが、今日はどこへ移動させたのか、今も見当たりません。

他にも何やかやとあります。
飲んでくれないがあったり、歯磨きをしてくれなかったり、寝巻きに着替えてくれなかったり。
寝巻きどころか外出着を着たまま夕食後寝てしまいました。
着替えてもらおうとすると、激しく抵抗します。
さっちゃんの抵抗を制圧してまで着替えてもらおうとも思いません。
でも、夜の10時過ぎころだったでしょうか、さっちゃんがちょっと目覚めた際に、上着のシャツとズボンと靴下は脱いでもらうことに成功!

まあ、今日一日の様子はこんな感じでしょうか?
ずう~っとさっちゃんと面突き合わせて暮らしています。
今日だって、大きな声で言い合ったり、ちょっと小突かれたり、揉み合いになったりしましたが、概して平穏な一日でした。
こんな感じがさっちゃんと僕の平均的な日常になっているのでしょう。
今後どのように変化していくかなどと考えても詮無き事。
ただ早くこの新型コロナウイルス禍が終息し、元々の日常に戻りたいですね。
ショートステイの件も前に進めたいと思っていますし。
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さっちゃんはコーヒーを僕と僕のPCに向かってぶっかけました! 少しそれて無事でしたが・・・・

2020-04-05 23:07:13 | 生活の一場面
昨日土曜日は暖かく好天でしたから、さっちゃんとハイキングして来ようかなとも思っていました。
でも、新型コロナウイルスのこともありますし、結局は家でじっとしていました。
遅い朝食を済ませ、さっちゃんは薬もなんとか飲んでくれました。

僕はテレビを観ていましたが、さっちゃんはテレビを観て楽しむことが出来なくなっていますから、何もすることがありません。
テレビも観飽きたので、さっちゃんの音楽CDを流しました。
さっちゃんは流した音楽にも興味はないみたいです。

そのうち、さっちゃんは落ち着きがなくなり、何度も何度も玄関の方へ行くようになりました。
どうやら玄関から外へ出たいみたいです。
玄関で靴を履いて、そのままダイニングの板の間まで歩いて来たりします。
僕は「こんなところで靴履いちゃぁダメでしょ」と叱りつけながら、靴を急いで脱がせます。
脱がせ方が少し強引だったせいか、さっちゃんは怒ります。
「どこか行かないの?」みたいなことを、さっちゃんは僕に聞いているようです。
「今はどこにも行かないよ」と僕はさっちゃんに言います。
さっちゃんはまた玄関へ行きました。
そして、右足には運動靴、左足にはサンダルを履いて、ダイニングに戻って来ます。
僕はまた叱りつけて、すぐに脱がせた運動靴とサンダルをダイニングの一隅に置いておきます。
玄関に戻したら、また同じことが繰り返されそうだからです。

CDも全曲終了し、僕はテーブルでPCチェックを始めました。
先ほどからずっと不満そうな感情を載せて、さっちゃんは何やら喋り続けていたのですが、
マウスパッド代りに使っている今日の新聞を引っ張ったり、PCに手を伸ばしたり僕の邪魔をします。
そのうち、さっちゃんはコーヒーカップの中のまだ少し残っていたコーヒーを僕とPCの僅か左にひっかけるようにこぼしました。
「なにをするの!」と僕は大きな声を上げ、急いで濡れたテーブルや床を拭きます。
(ちなみに、さっちゃんのコーヒーカップはまだ見つかっていません)
さっちゃんがなおも不満を口にするので、僕は両手の平をテーブルに思い切り叩きつけました。
バ~~~ン
さっちゃんはそんなことでは怯みません。
僕への不満ばかりではなく、こんなことをする僕への怒りも加わって来たようです。
僕自身も瞬間の感情に任せて、大きな音を出してしまって申し訳ない気持ちになってしまっています。
さっちゃんとの間ではこんな幼稚なことをしてしまっては、その時点で僕の負けだということは何度も体験しているはずなのに。
何故に学習できないんでしょうね?
そもそもさっちゃんに勝つこと自体が不可能なことは明白なことなのにね。

少しずつ僕も冷静になって来て、それとともにさっちゃんの様子も次第に落ち着いてきました。
3時くらいにはお風呂の湯船にお湯をためて、さっちゃんと二人で湯船に浸かって温まりました。
さっちゃんはお湯につかるだけで、体を拭いてあげ、着替えさせるとそれで終了。
僕はもう一度お風呂に戻って、体と髪の毛を洗いました。

夕方には買い物に出かけ、さっちゃんの外に出かけたい望みを叶えてあげました。
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