さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

朝6時半に起きてから、夜の10時にさっちゃんが就寝するまで、1日がバタバタと過ぎていきました

2020-11-13 23:57:34 | 今日一日の暮らしぶり
先月末から金曜日もさっちゃんのデイサービスは丸1日になりました。
火曜日と同じデイサービスに通っています。
さっちゃんがデイサービスに行っている間、僕がどう過ごしているかはご存知かと思います。
火曜日は天覧山へ行き、岩登りトレーニング。
完全に自分のリフレッシュのために時間を使っています。
金曜日はと言うと、様々な雑用をこなす日として使っていますね。
掃除、洗濯、買い物、通院、等々です。


それでは今日の僕の1日はどんなだったでしょうね?
朝、6時半のアラームで僕は目覚めました。
6時31分に鳴るアラームはすぐに解除しましたから、鳴ることはありませんでした。
普段は5分おきに鳴るアラームの音を数回は聞くのですが、今日は鳴る前に起きたんです。
何故なら、すぐに起きて、トイレへ行ったからです。
小だけでなく大ももよおしていました。
こんな時には僕はけっこう緊張します。
と言うのも、さっちゃんが起き出して来て、トイレのドアを強くガタガタと開けようとするかもしれないからです。
それに、大で時間が長引くと、僕がいない間に漏らしてしまうかもしれません。
漏らしてしまうと、僕はトイレの中ですから、その後のさっちゃんの処置はハチャメチャになってしまうでしょう。
結果として、その後の大変な後始末は僕がすることになるわけですから。
でも、今朝は何事も起きず、さっちゃんはそのままぐっすり眠ってくれていました。

続いて僕は朝食の準備に取りかかります。
さっちゃんのオートミールは鍋に入れ、牛乳も入れてしばらくそのまま置いておきます。
そして、僕の朝食を作ります。
コーヒー豆をミルで挽き、お湯を注いでコーヒーを淹れます。
並行して、ベーコンエッグを作り、トマトやレタスも準備します。

そんな時、さっちゃんが起き出して来ました。
どうして起き出してきたのか、僕に分かるはずもありませんが、さっちゃんにとっても自分が何故起きたのか分かっていないようなんです。
多分、おしっこが理由で起きたんだと思いますけれど、それらしい態度や言動は皆無なんです。
1年も前ならば、何となくおしっこだなと分かる雰囲気があったんですが、最近は本当に分かりませんね。
さっちゃんの寝巻きの上から股間にそれとなく触れてみましたが、濡れてはいません。
まあ、それでもトイレに連れて行くのが最大の安全策なんです。

便器を眼前にすると、さっちゃんの様子に少し変化が現われました。
あっ、やっぱりおしっこだな。
そうだと分かる様子なんです。
さっちゃんを急いで便座に座らせます。
パンツを見ると、濡れています。
ズボン下も濡れています。寝巻きのズボンはほとんど濡れていないように感じます。
ただ、どこでどう濡れたのかは分かりませんが、寝巻きの上着の方が少し濡れているように感じました。
多分、トイレに来る途中のどこかで漏らしてしまったんでしょうね。
でも、ちょっとは出ちゃいましたけれど、残りは我慢してくれていたみたいです。
その証拠に、便座に座ってからも結構おしっこが出てました。

トレペで拭いて、お尻用のウェットティッシュでも周辺を拭いてあげました。
今日はデイサービスで入浴もしますから、シャワーを浴びてもらうほどではないでしょう。
さっちゃんが着ていたもの全部脱いでもらって、さっちゃんはスッポンポン。
急いで暖かい寝室に連れて行き、パンツ、ズボン下、下着のシャツを着せました。
そして、さっちゃんはもう一度布団の中に。

その後は、まず僕が朝食を食べ、続いてさっちゃんにも朝食を食べてもらいました。
今朝は、さっちゃんが少し漏らしてしまうアクシデントがありましたけれど、それほど大事には至らず、予定通り出発することが出来ました。


予定外の汚れものが出ましたから、急遽洗濯をすることにしました。
それからは今日に予定していた買い物に出かけました。
多摩川土手を自転車を走らせて、立川駅周辺の街へ向かいます。
やたらたくさんある銀行の通帳を記帳し、あとは食料の買い出し。
あれやこれや多めに買ってしまいました。
多摩川土手のサイクリングロードみたいな道ですから、かなりのスピードで飛ばします。
もちろん信号もありませんから、ノンストップで休憩もなし。
往復で1時間以上は走らせますから、いい運動になるんです。

帰宅すると、ついでに買ってきた弁当で昼食。
少しテレビのワイドショウや録画した番組を観てから入浴。
ゆっくり入る時間もなかったので、シャワーで済ませました。
さっちゃんが帰って来るまでの残り少しの時間を使って、久し振りの衣替え。
僕の冬用上着数点とさっちゃんの冬用ズボン1本が出て来ました。

さっちゃんはいつもより10分ほど遅く帰って来ました。
昼ご飯はご飯を少し残したくらいで、ほとんど食べたようですね。
午前中にも散歩して、午後にはみんなで銀杏並木へ行ったそうです。
それでも、さっちゃんと僕はそれから散歩に出かけました。
すぐに色が消えて漆黒になってしまう直前の、夕焼け空がとっても綺麗でした。
今は日没が4時35分だそうですから、デイサービスの日のさっちゃんとの散歩は暗い中になってしまいますね。

散歩から戻ってきてしばらくすると、僕はちょっとだけ寝てしまいました。
疲れていたんでしょうね。
7時前には目が覚め、それから夕食を作りました。
8時前には夕食が始まったんですが、さっちゃんがちょっと変。
お味噌汁を上手にお箸を使って食べているのはいいのですが、僕が食べてもらおうと、口元に玉子かけご飯をスプーンで運ぶと、手で払うんです。
何度しても同じですし、他のおかずでも駄目なんです。

結局、さっちゃんはお味噌汁を半分ちょっと食べると、自分から布団へ戻ってしまいました。
さっちゃんの玉子かけご飯は僕が全部食べることになってしまいました。
今日の買い物で、『たまごにあう お醤油』を買って、初めて使ってみたのになぁ。
その後、一度さっちゃんが起きて出て来た時に、寝巻きに着替えてもらいました。
夜の薬は飲めず、口腔ケアも出来ませんでした。

明日は土曜日、ゆったりのんびりしたいと思います。


このブログを公開直後、夜中の1時20分ころ、さっちゃんが起き出して来ました。
手で股の辺りを押さえています。
典型的なおしっこのサインですね。
さっちゃんがこんな行動するのを久し振りに見ました。
もちろん、すぐに急いでトイレへ連れて行きました。
今朝と同じようにパンツとズボン下は濡れていました。
でも、今朝よりは少しマシな気もします。
寝巻きのズボンは濡れていないように思えます。
明日、念のために干して、陽に当てておこうかと思います。
ぎりぎり間に合いませんでしたけれど、ちゃんと起きて来て我慢もしたさっちゃんを誉めてあげました。
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金曜日は病院巡りの1日になってしまいました

2020-10-31 23:56:17 | 今日一日の暮らしぶり
昨日は金曜日としては初めての丸1日デイサービスの日でした。
だからと言う訳ではないのですが、今日は偶然3つの病院へ行くことになってしまったのです。

まず最初は僕の歯医者さん。
2ヶ月前に予約を入れていたものです。
何年か前に、何度も繰り返し歯茎が腫れたので、それ以来、定期的に歯医者に通うようになったのです。
C1やC2段階のまだ神経にまで達していない虫歯も少しずつ直して、今は1本も虫歯はありません。
歯茎が腫れる原因のひとつだった奥に空洞がある(らしい)親知らずも今年になって抜歯しました。
昨日もそうですが、今は歯全体の健康具合を2ヶ月おきにチェックしているのです。
もっと良い状態になれば、3ヶ月おきとか半年おきとかになるんだと思います。

いつもは歩いて行く歯医者さんですが、この日は自転車で行きました。
そして、そのまま眼医者さんに行きます。
ちょうど目薬が1種類なくなりましたから。
行ったついでに眼圧と視力を検査します。
眼圧13で正常、視力は右は1.2で左が0.9、もちろん度付の眼鏡をかけてです。
左眼は中央付近の視野が欠損していますから、視力検査の一部が欠けたあの黒い輪を見つけるのがひと苦労なんです。
いつものこの二つの検査に加えて、昨日は眼底検査もしました。
それに関しては先生から何か言われたのですが、忘れました。
まあ、忘れてしまう程度のことですから、大して酷くはないのでしょう。

金曜日のデイサービスが半日だった先週までなら、病院をふたつも行くのは無理だったでしょう。
時間が読めませんから、眼科には行けなかったと思います。
眼科終了後はパン屋さんとスーパーで買い物をして帰りました。
帰宅すると1時でした。
以前なら、さっちゃんの帰りを迎える時刻には完全に遅れてしまっていますね。

昼ご飯を食べてからも、午後はちょっと遠い酒屋さんと別のスーパーでお買い物。
酒屋さんでは芋焼酎『三岳』とワインを購入。
その後に行ったスーパーですが、豚バラブロックが安いんです。
他にもついでに鶏肉と牛すじ肉を買いました。
肉類は1回の料理分に切り分けてから、冷凍しておきます。


それだけいろいろと用事を済ますと、もうさっちゃんの帰って来る時間はすぐです。
さっちゃんが帰って来ました。
今日は穏やかに過ごせたようですね。
お昼ご飯は「3分の2くらい食べたでしょうか」とのこと。
おしっこも2回したようです。
家でも、念のためトイレに入りました。
でも、おしっこは出ませんでしたね。

いよいよ3つめの病院です。
さっちゃんの掛かり付けのお医者さんです。
薬が来週の頭にはなくなるので、薬を処方してもらいに行きました。
前日か前々日には多摩川河川敷の近所の公園が1年ぶりに通れるようになっていました。
去年の台風で被害を受け、公園内が荒れてしまっていたからです。
優先順位が低かったせいなんでしょうね、なかなか工事が着手されず、1年以上経ってしまいました。
その公園を通って散歩がてら行きます。
病院までは公園が通れるようになったので、少し近くなりました。
徒歩30分ほどです。
時折、満月前夜の月を愛でながらの散歩でした。

お医者さんには最近になって朝食と夕食のメニューを変えて、食事介助をするようになったりしたので、薬が飲めていることを報告。
飲んでもらうのを諦めていたエパデール900も飲めていますと言うと、「素晴らしいね」と喜んでくれました。
経腸栄養剤も最初は1ヶ月に14パック出してくれましたが、デイサービスで週に2パックはほぼ確実に飲めそうなので、20パックに増えました。
最後に「水分をしっかり摂ってね」と言われました。

帰りの公園は真っ暗。
月も雲に隠れてしまっていましたし、公園内には街灯はありませんから。
帰宅して、夕食の準備をしました。
でも、さっちゃんは夕食を食べようとしません。
僕はさっちゃんの食べることを拒否する態度に腹を立ててしまいます。
「もう食べなくていい!」と、さっちゃんを食卓から引き剥がすように、布団まで引っ張って行って無理やり寝かせてしまいました。
ちょっと時間が経つと、僕は自分の取った行動を反省し始めます。
さっちゃんは多分疲れてしまって、眠気も強かったんでしょうね。
そのまますぐに眠りに落ちてしまいました。
でも、あの時は食べ物を大切に扱わないさっちゃんの行動が許せなかったんです。

このように、この日1日が過ぎていきました。
1日で出来ることって、本当に少ないんですね。
もともと僕はいい加減で、家事の類は面倒くさがるタイプの男です。
今日しなくていいものを明日以降に回すことには、まったく躊躇がありません。
切羽詰まらないとしないタイプなんです。
まだまだ、どうしようもなく、これまでの僕のままですが、今のさっちゃんとの暮らしの中で僕自身の変革を強烈に迫られていますね。
これは喜ぶべき状況なんだろうと思いますね。
新しい自分自身を創りだすことを楽しまなくちゃと決めました。
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朝は二度寝、午後は長すぎる午睡、朝食も夕食も抜きの大ペケの一日でした

2020-09-16 23:52:03 | 今日一日の暮らしぶり
今日水曜日は言語リハビリの日。
朝は6時半にアラームをセットしてあります。
2個セットしてあって、ひとつは6時半の1回きり、もうひとつは6時31分から5分おきに何度も鳴ります。
ふたつめのアラームを2度止めた記憶はあるのですが、その後どうしたかは覚えていません。
目が覚めたら、7時20分でした。

ここからバタバタと急いでも、何とかいつもの朝同様に朝食を食べることが出来るのでしょうけれど、それにはさっちゃんの協力が不可欠です。
さっちゃんを急かしてテキパキと行動してもらうのは不可能でしょうから、いつも通りの朝食は諦めました。
それからはゆっくりとさっちゃんの出掛ける準備を始めました。
結局、さっちゃんは何も食べてくれませんし、飲んでもくれませんでした。
とっても眠そうで、椅子に座ってもずうっと目をつぶっていましたね。
バナナがあったので、1cm幅くらいに切って食べてもらおうとしたのですが、「あ~ん」と言っても口は開けてくれません。

それでも、早めに家を出ることが出来ましたから、良かったです。
病院の売店でいつもの「飲むヨーグルト220cc」と菓子パン1個を買いました。
でもまだ、飲んでくれませんし、パンもやっと1cm立方くらいの量を3つに分けて何とか食べてくれました。

言語リハビリのことは明日以降に書くとして、病院での会計が終わったのがいつもの電車に間に合うかどうかのギリギリでした。
さっちゃんに少し速足で駅まで歩いてもらえれば、間に合う可能性もあったかと思います。
でも、さっちゃんに耳元で何度説明しても、急いで歩かなければならない理由は理解してはもらえません。
いつもよりほんの少しだけ速いペースなんですが、どうしてもさっちゃんの腕を引く感じになってしまうので、とても嫌がるんです。
前半は何とかそのペースで歩いてくれましたが、後半は嫌がってしまいました。
駅のホームまであと2、3分の所で、電車が来てしまいました。
後半も同じペースで歩いていたら、何とか間に合ったと思います。
次の電車は30分後。

いつものお総菜屋さんでお弁当(白身魚とイカのフライ丼)とカニ風味サラダ100gを購入。
帰宅してから丼を二人で分けて食べました。
分けてと言っても、さっちゃんは5分の1くらいでしょうか?
再開された朝ドラの録画を観て、1年以上前に録画したクレイジージャーニーを観ました。

疲れた僕は、3時くらいだったでしょうか、布団で横になります。
さっちゃんは起きたままで、家の中をウロウロしたり、僕を起こそうとしたり、何となく覚えていますが、僕は眠りに落ちてしまいました。

なんと! なんと! 目覚めたのは夜の9時過ぎ。
さっちゃんも僕の横で寝ていました。
僕が起き上がってしばらくすると、さっちゃんも起きて来ました。
さっちゃんに何か食べさせてあげなくちゃ、と思います。
お総菜屋さんで買ったカニ風味サラダがありました。
今晩はビーフシチューを作るつもりだったので、そのもう1品にしようと買っておいたんです。
さっちゃんが40g、僕が60gほど食べました。
夏かんゼリーがあったので、僕はさっちゃんの右隣りに座って、スプーンでさっちゃんに食べさせてあげました。
いつかはこんな風にさっちゃんの右隣りに座って、食事の介助をする時が来るだろうと思っていましたから、その予行演習ですね。
さっちゃんはよく食べてくれました。
テーブルは汚れませんし、時間的にも短くて済みますし、思いの外いいものですね。

もう10時近いですから、今晩の食事はこれで終了。
さっちゃんは布団に戻ってすぐに眠ってしまいました。
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昨日の朝はドタバタでどうなることかと思いましたが、その後は落ち着いて来ました

2020-08-22 23:47:38 | 今日一日の暮らしぶり
本当なら昨晩書いているはずのブログですが、一日たった今晩書いています。
と言うのも、昨晩「ちょっとだけ」と布団で横になると、目が覚めたら夜中過ぎの1時だったのです。
以前はそんな感じでちょっと横になっても、30分も寝ることはなかったのですが、最近はしっかり寝付いてしまうのです。
疲れているのかなあ?
という訳ですから、これから書くことは昨日の金曜日の事がらです。


この日はデイサービスのある日ですから、僕は6時半には目覚めています。
実際に起き出すのはもう少し後になりますけどね。
7時過ぎたころ、さっちゃんが起きて来ました。
とりあえず、トイレへ連れて入ります。
おしっこが出ました。

毎朝、さっちゃんにはパンツを着替えてもらっています。
トイレで脱いでもらって、寝室でパンツを穿いてもらおうとしたのですが、パンツを穿こうという気が乏しいようです。
以前はパンツの前後ろを僕が確認してさっちゃんに手渡すと、自分で穿いてくれていました。
でも、最近は両手でパンツの端と端を持つことが困難になって来ています。
ですから、僕がさっちゃんの足をパンツに通してあげることが多くなりました。
そんな時も、さっちゃんが協力的に足を上げてくれる時もあれば、非協力的な時もあります。
非協力的な時はさっちゃんの足を無理に上げさせることにもなりますから、僕に反発することも多くなるんです。

この日も非協力的なようですね。
そんな際には、ソファーに腰かけてもらうこともよくあります。
腰かけた状態で足を掴んでパンツに入れてもらいますから、立ったままで行うよりも反発が少ないのです。
僕はソファーに腰かけてもらったさっちゃんの両足にパンツを通しました。
腰まで上げてもらおうと、さっちゃんの腕を掴んで立つように促したんですが、ここでさっちゃんが反発。
立とうとしませんから、パンツは膝の上あたりのままです。

僕にはそれ以上どうしようもありませんから、台所へ行って朝食を作ることにしました。
朝食が出来、さっちゃんを呼ぶと、まだソファーに座ったままでしたが、パンツはちゃんと穿いていました。
僕はさっちゃんのところへ行ってズボン下を両足に通します。
でも、立ち上がって穿いてくれませんから、さっちゃんはそのままにして、朝食を食べ始めました。
しばらくすると、さっちゃんがテーブルに来ました。
食べ始めようとしたので、僕はウェットティッシュで手を拭いてあげようとします。
でも、さっちゃんは僕の指を強く握って拭かせてくれません。

さっちゃんはこの日の朝もまだ入れ歯を入れていません。
この朝も2度3度、入れ歯を入れるよう試みたのですが、駄目でした。
それでも、パンを食べていました。
甘酒+牛乳、も飲んでくれました。
おかずはあまり食べませんでしたね。

8時半前には僕は燃えるゴミを出しに外へ出ます。
戻って来て、さっちゃんの食事もほぼ終わると、靴下を穿いてもらおうとしました。
椅子に座っているさっちゃんの前に僕は正座して、さっちゃんの右足を僕の膝の上に載せて靴下を履かせます。
でも、この日はこれにも非協力的でした。
僕の頭をポカスカと叩き、足で僕を蹴飛ばし、手で突き飛ばして、僕を後ろへ転ばしたんです。
まあ、痛くはないし、この程度で腹を立てては僕の負けですから、ここは我慢して再チャレンジ。
何とか靴下を履いてもらうことが出来ました。
続いて、ズボンも何とか成功。

もう9時です。
入れ歯は入れてくれそうにありませんから、スタッフさんに渡しておくことにしました。
でも、無理でしょうね、今回のさっちゃんは手強すぎます。
髪も梳こうとしたのですが、梳かせてくれません。
せめて輪ゴムで結わえようとしましたが、それもさせてくれません。
9時10分ころ、スタッフさんが迎えに来られて、何とか出発。


こんな不穏気味な状態はデイサービスでも続いたようです。
連絡帳にはこんなコメントが。
「今日は眠かったのか来所後も顔を伏せてウトウトしている姿が見られました。
散歩に出かけたりと、少し時間が経つにつれ、少しは落ち着かれたようです。」

運動メニューもまったく出来なかったようですね。
散歩に出かけるのは気持ちを落ち着かせるためだと思います。
昼食はほぼ食べたようですね。
入れ歯はやっぱり無理でした。

スタッフさんと一緒に家の玄関まで送られて来たさっちゃんは、僕に向かって何やら喋りかけ続けます。
「スタッフさんにさよならは?」と言っても、僕の方を見て喋り続けます。
さっちゃんの体をスタッフさんの方へ向けますが、すぐに僕の方へ向いてしまいます。
以前は、スタッフさんを停めてある車のところまで見送りに出たものですが、今はそんな気持ちは起きないようですね。


これ以降の時間はなるべくさっちゃんと一緒に居ることにしました。
ダイニングでそれぞれの椅子に座っていても、一緒に居ることにはなりません。
それぞれの椅子に座っているなら、テーブルの上に手を伸ばして手を繋いでいれば一緒に居ることになります。
僕が椅子に座って、その僕の膝の上にさっちゃんが座ったら、それは一緒に居ることです。
ダイニングではさっちゃんがそばに居る限り、僕は何も出来ないと思った方がいいですね。
何だか内容は分かりませんが、言葉による攻撃は続きますし、PCへの予期できない攻撃もあったりしますから。

ですから、僕も布団で横になることにしました。
ラッコのようにPCを腹の上にのっけて作業しました。
さっちゃんの正確な気持ちは分かりませんけれど、同じ布団の上に居るので、許してもらえているようですね。
PC以外のことも布団で行えるものはそうしました。
これだけでも、さっちゃんと一緒に居る時間が圧倒的に増えることとなりました。
さっちゃんの気持ちも落ち着くみたいですね。

でも、夕食の下準備を4時ころには始めましたから、さすがにそれは布団では出来ません。
ときどき離れては、また布団に戻ります。
さっちゃんをなだめるように、そんなタイミングで布団に戻って来ますから、さっちゃんの気分も落ち着いた状態が続いたようです。

夕食はだいたい8時前ころには始まります。
それまでに幾度かは入れ歯を入れてもらおうとしたのですが、協力してくれません。
今日はこれが最後だと、夕食のテーブルに着いているさっちゃんに入れ歯を入れてもらおうとしてみました。
「口をあ~んと開けてみて」と言うと、ほんのわずかですが口を開けてくれました。
そのわずかな瞬間を見逃さずに、僕は入れ歯をさっちゃんの口に差し込もうとします。
僕の左手の指はさっちゃんの唇の右端を広げるために引っ掛けています。
入れ歯の右側から入り、左側も押し込みます。
そのまま入ってくれれば、上顎には簡単にスポンと密着するのですが、事はそう簡単ではありません。
さっちゃんの上唇が全面的に引っ掛かって入れ歯が入らないんです。
そのちょっとの遅れの時間にさっちゃんは僕の腕を掴んだり、入れ歯を取り出そうとして、失敗を繰り返してきたんです。
この時もさっちゃんは僕の腕を掴みました。
でも、僕は僕の左手でさっちゃんの腕を邪魔させないようにブロックします。
右手ではさっちゃんの入れ歯を押し込んでいきます。
障害になっている上唇も押し返すようにします。
すると、スポンと嵌りました。

これで夕食もほぼ完食できました。
食後はすぐ眠ってしまいます。
僕も続けて眠ってしまいましたから、さっちゃんは当然、途中も起き出しては来なかったですね。
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今日は昨日とはうって変わって、朝から一日中、不穏と言うか機嫌が悪かったですね

2020-08-20 23:48:37 | 今日一日の暮らしぶり
前日があれほど穏やかに心地よく過ごせたのに、翌朝目覚めた時からこんなに刺々しいさっちゃんになっているとは信じられませんね。

まず7時ころだったでしょうか、さっちゃんは目を覚まし、僕はトイレに連れって行ってみました。
さっちゃんはおしっこをし、まずは一日の好調な滑り出し。
なんですが、トレペで拭く際に協力的でなかったり、少々ギスギスした様子も見えました。

その後、また寝て、再度起きた際に、幸運にもさっちゃんの入れ歯を外すことが出来ました。
さっちゃんは口を開けてくれませんし、入れ歯も触らせてくれませんし、歯も磨かせてくれません。
ですから、とても久し振りに入れ歯を洗うことが出来ました。
洗った入れ歯を口の中に戻したいのですが、さっちゃんは自分では入れ歯を戻せなくなっていますし、僕にもさせてくれません。
ですから、パーシャルデントに浸けておくことにします。

僕が朝食の準備をしていると、さっちゃんは度々起きて来て、台所に来ます。
それも、タオルケットを引きずって持って来たり、僕の枕や寝巻きを持って来たりするのです。
放っておくと、水の溜まったシンクにあるタライに入れたりしますから、早めに気付いて元に戻さなければなりません。
僕は手を洗って拭いて、急いでさっちゃんのところへ行くのです。
そして、持っているタオルケットなどを受け取ってさっちゃんを布団へ連れて行き横にならせます。
僕は台所へ戻って、再び朝食の準備に取りかかりますが、しばらくするとまたさっちゃんが現れるんです。

朝食が出来て、さっちゃんには入れ歯を入れてもらおうとするのですが、全然協力してくれません。
ただ、スポンジブラシで少しだけ口腔内をなでることはさせてくれました。
これも本当に久し振り。
そんな最中に、さっちゃんは僕の手や腕を噛みつきます。
入れ歯が入っていないので痛くはないのですが、噛みつく理由が分かりません。
噛みついているさっちゃんからも感情が読み取れない(表情がない)ので、なおさら理由が分かりませんでした。

入れ歯なしでも、少しは食べられるはずなので、そのままテーブルに付いてもらいました。
四六時中そうなんですが、さっちゃんはずうっと何か喋っています。
朝食を前にしてのさっちゃんの喋りの雰囲気は、朝食なんか食べるもんか、といった感じでした。
でも、しばらくするとちょっとだけ口に含みました。
甘酒+牛乳の飲み物はまずまず飲んでくれました。

今朝のさっちゃんはどこかです。
食べないおかずをひとつまみ掴んでは僕の方へ投げつけます。
フォークでテーブルを何度も叩きます。
おかずやパンを全部投げ散らかしそうで冷や冷やしていました。
さっちゃんの手元から遠ざけると、そのことをさっちゃんは怒り始めます。
でも、さっちゃんが食べそうにありませんから、おかずもパンも下ろしてしまいました。

さっちゃんはずうっと怒り続けているようです。
そのまま布団へ戻って行きました。


2時にはケアマネジャーのT口さんが来られました。
さっちゃんは僕へ見せる顔とは別人の顔でT口さんの横の椅子に座って彼女と話し続けていました。
意味不明なんですが、T口さんは時々分かるさっちゃんの言葉はしを上手く拾って会話を成立させてくれます。
さっちゃんの言葉の中には時々僕のことを「こいつ」とか「この馬鹿」とか言っているように聞こえます。
僕を指差したりしますから、僕のことには違いないようですね。
毎回、T口さんには僕の悪口を語ってストレスを発散しているようですから、これはこれでいいんでしょうけどね。

T口さんには「どこか出かけよう」と何度もさっちゃんは言ってましたね。
T口さんは「外は本当に暑いから出ない方がいいよ~」などと言っていました。
T口さんが帰る段になって、さっちゃんに「じゃあ下まで送ってくれる?」と提案してくれます。
外に出たいさっちゃんの気持ちを上手に拾って下さるんですね。
T口さんの前でもそうでしたが、入れ歯を入れてない顔のままで、外に出て見送りしました。

その後も僕が布団の上で横になって新聞を読んだりしている時はまずまず和やかなんですが、それ以外では機嫌が悪かったですね。
4時とか5時ころになると、「外に出かけよう」とうるさくなります。
まだ暑いので「後でね」と言うんですが、僕の横で何かしらの不平不満をブツブツブツブツと喋り続けるんです。
さっちゃんの感情は確実に僕に伝わりますから、そうやって僕の真横で10分と言わず、30分、1時間も喋り続けられるのは本当に辛いんです。

5時50分ころになって「散歩に行くよ」とさっちゃんに言って、靴下とズボンを穿いてもらいました。
そして、出かけようと、さっちゃんの手を引くと、「私は行かない」と言うんです。
何度も「一緒に行こうよ」と言ったんですが、頑としてさっちゃんは頷きません。
僕は「じゃあ、僕ひとりで行ってくるからね」とダイニングから玄関へ行くドアと玄関とを開けられなくして、ひとりで出かけました。
散歩には行かなかったんですが、そのついでにコンビニで買いたいものがあったんです。
さっちゃんを一人にしておくと心配なので、コンビニで買い物だけして急いで帰って来ました。
部屋が滅茶苦茶になってるんじゃないかとか、悪い想像ばかりしていましたが、何の変りもなく、さっちゃんは寝ていました。

それからは夕食の準備です。
入れ歯を入れてくれていませんから、入れ歯なしでも食べられるメニューにしなければなりません。
お味噌汁はまだ残ってしまっていたので、それを食べなければなりません。
朝食のおかずもさっちゃんのはそのまま残っています。
コンビニでカボチャサラダを買って来ています。
ですから、あとひと品。
納豆を包丁で叩いて、ひきわり納豆のようにし、とろろ芋と玉子を加えました。
それをご飯に混ぜて、ズルズルズルと飲み込めるようにしたんです。
狙いは的中して、半分以上は食べてくれました。
でも、食事中も不機嫌そのもの。
途中で席を立つと、そのまま寝てしまいました。

いま、11時50分ですが、一度も起きずにずうっと寝ています。
一日中変わらずに不機嫌が続いたのは、ちょっと心配ですね。
普通は気分は一日の中でも2、3回は変化するものです。
ずうっと不機嫌なのには何かしら原因があるのかもしれません。
どこか体に不調な箇所があるのかもしれません。

それにしても、今日一日、僕は一度も大きな声を上げたりさっちゃんを怒ったりしませんでした。
それでストレスが溜まるようならば、あまり良いとは言えないでしょう。
でも、大きな声を上げたりしてもストレスは溜まりますから、どちらにせよ僕にはストレスがかかるんですね。
さっちゃんにはどっちがいいんだろう、ということだと思います。
常識的には大きな声で怒ったり、僕の感情を露わにしたりすることはあまり良くないんでしょうね。
だけど、本当にそうなのかな? という思いも僕にはあります。
さっちゃんに僕自身の感情をぶつけることが悪いことだとは僕には思えません。
ただ、その感情の表現の仕方にひと工夫が必要なんだろうなとは思いますね。

夜中の12時10分にさっちゃんが起き出して来ました。
散歩の準備をしたときから穿いたままだったズボンは脱がせることが出来ましたが、寝巻きには着替えてもらえませんでした。
布団の上に戻ったさっちゃんは、今度はシーツ、タオルケット、枕、全部を持って僕のところへ来ました。
僕は自分の感情を押さえて、シーツから敷き直そうとします。
でもさっちゃんは、布団の上に寝ようとします。
僕は力ずくでさっちゃんを布団から降ろしてしまいました。
これくらいは仕方ありませんよね。
さっちゃんを寝室の外へ連れ出したんですが、その時ちょっと揉み合いになって、僕の腕がさっちゃんの口に当たってしまいました。
さっちゃんの歯茎に血が滲んでいます。
口腔ケアがまったく出来ていませんから、歯茎の状態が本当に心配です。
やっぱり歯医者さんへ連れて行かねば。
でも、歯医者さんにも口を開けないんだよな。

そんなことがあったせいなのか、僕がシーツを敷くのをさっちゃんは大人しく見ていました。
そして今、12時30分、静かに寝ています。
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今朝の出だしは良くありませんでしたけれど、その後は穏やかで上々の一日でした

2020-08-19 23:57:36 | 今日一日の暮らしぶり
今日、水曜日は言語リハビリの日。
5分ごとに鳴るアラームを4回止めてから僕は布団から出ました。
前日は疲労感もあって、ブログも書かず、いつもより早く床に就いたのに、布団から出るのがちょっときつかったですね。
そんなこともあって、朝食スタートが15分ほど遅れてしまいました。

さっちゃんはと言えば、こっちも眠たそう。
前夜はいつもより遅くまで起きていたからでしょうね。
まだ眠たいからなんでしょうか? ちょっと機嫌が悪そうです。
「触らぬ神に祟りなし」ですから、そんなさっちゃんには当らず触らず、逆らわないよに接します。

朝起きたら水分補給をして欲しいのですが、「要らない」との態度なので、それ以上は勧めません。
食事も食べそうならばスプーンで口元に運んであげるのですが、それもしません。
(最初のひと口を食べると、後は自分で食べ始めることが出来ます)
食べることも拒否している雰囲気に満ちています。
さっちゃんの目の前に並べられていても、まったく手を付けません。
僕が食べ終わったので、僕の食器と一緒にさっちゃんの食事もおろしました。

機嫌が普通以上の日ならば、トイレ等の幾つかの用事を手際よく済ませて、いつもの電車に間に合います。
でも、今朝のように機嫌が悪い日はひとつひとつに時間がかかってしまいます。
少しだけですが、急いでもらおうとするわけですから、なおさら反発するんです。
僕はすぐにいつもの電車を諦め、その20分くらい後の電車に乗るよう心を切り替えました。
そうすることで時間的余裕が気持ちの余裕になって来て、さっちゃんに対してものんびりと接することが出来ますしね。
これは成功だったと思います。

暑い中、駅への道を30分ほどかけて歩きました。
普段より更にゆっくり歩くので、無駄に体温を上げずに済みます。
駅でいつもの飲み物、のむヨーグルト220cc、を買いました。
まだ不機嫌が続いているようでしたから、すぐには飲んでくれませんでしたけれど、下車駅からはひと口ずつ飲んでくれるようになりました。

言語リハビリも最近のさっちゃんの状況の中ではよく出来た方ではないでしょうか?
先週から実物そっくりの果物等のサンプル模型を使ってリハビリしていますが、今日は先週よりは良かったと思います。
バナナのサンプルを手にしてから、「バナナ」と書かれたカードを見て、T田先生が「バナナ」と言います。
さっちゃんはすぐに「バナナ」とは言えないのですが、何やらさっちゃんなりに喋っている途中で「バナナ」との単語が混ざって来るんです。
しかも、明瞭な「バナナ」との発音ではなく、「バナナ」と聞き取れる音声なんです。
さらに、「バナナ※&」などと、「バナナ」それだけで独立した単語のようには登場しません。
でも、明らかに「バナナ」と発声したんです!
他にも、「リンゴ」、「ブドウ」、「イチゴ」、「ミカン」なども時間はかかりましたが、発声できました。
最後に「キュウリ」もあったんですが、これは出来ませんでしたね。
でも、久し振りの言語リハビリらしいリハビリでした。

その後も「ふじの山」を歌ったり、「第九」を聴いたりしました。

それからもさっちゃんは平穏に僕と二人で行動し、帰宅することが出来ました。
本当に暑い外出となりましたね。
毎度の総菜屋さんで買ったお弁当を二人で食べました。
さっちゃんにはお弁当の4分の1か5分の1を皿に盛ってあげます。
それでも、少しは残しますからね。

僕は録画していた科学番組を観終わると、布団に横になって新聞を読み始めました。
さっちゃんも布団に来ます。
新聞を読み終わっても、疲れている僕は布団の上。
さっちゃんは嬉しそうにしていて、僕の体をさすったりしてくれます。
さっちゃんが僕の横で座ったり寝たりを繰り返しますから、すぐには僕も寝なかったんですが、やがて眠りに落ちてしまいました。

目が覚めると、6時になっていました。
昨日も散歩に出たんですが、日没近くなると昨日からは少しは涼しく感じられるようになってきました。
さっちゃんに「散歩に行くよ!」と急かせ、外に出たのが6時15分。
10分もすれば陽も沈みますが、薄暮の時間も長いですから散歩には十分です。
多摩川土手には涼しい風も吹いていて、気持ちのいい散歩が出来ました。
夕方も暑苦しくて、散歩も出来ない日々が続いていましたから、散歩が出来るようになっただけでも嬉しいですね。
土手の所々で咲いている白いユリの花を「綺麗だね」とさっちゃんは言ってました。

水曜日の夕食は最近いつも手抜きです。
今晩も、昨日作ったお味噌汁、総菜屋さんで買ったアジの南蛮漬け100g(二人分)、冷奴。
さっちゃんには食べなかった朝食のおかずも付きます。
そして、ご飯にはふりかけも。
冷奴はいつもは(花かつお+しょうが+醤油)で食べるんですが、今日は(無糖ピーナッツバター+胡麻ドレッシング)でした。
ピーナッツバターをレンジでチンして、軟らかくなったところへ胡麻ドレッシングを混ぜ合わせるんです。
これならさっちゃんの1㎝立方のサイコロ状冷奴にものっかったままの状態が保てます。
珍しいことに、さっちゃんは全部きれいに食べてくれました。
ついでに薬も飲んでくれました。

その後、さっちゃんはすぐに就寝。
そんなさっちゃんを追っかけて、ウェットティッシュで手だけは拭きました。
いま夜中ですが、さっちゃんはぐっすりと眠っています。
一度も起き出して来ないので、寝巻きにも着替えさせることは出来ませんでしたが・・・・。

今日は朝のスタート時点ではどうなることかと思いましたけれど、一日が終わってみれば、穏やかな一日でした。
僕は大声を上げることもなく、仲良く、楽しい心持ちのままで終わりました。
本当に珍しい日ですよね。
こんな日ばかりならいいのですけれどね。
こうなった理由は何だったんでしょう?
幸運も大きく左右していたんだとは思いますけれど、やっぱり僕の態度だと思いますね。
今日のさっちゃんは僕を刺激するような言動がありませんでした。
それは幸運以上の何ものでもありません。
しかし、朝食に手を付けなかったさっちゃんに怒りの感情を向けなかったことや、急がせることを早々と止めたことなどが良かったのかもしれません。
さっちゃんにはどうすることも出来ないことでしょうしね。

朝食を食べなかったことについても、今から思えば、さっちゃんはお腹が空いていなかったんだと思います。
と言うのも、前日のさっちゃんは朝食、昼食(デイサービスで)、夕食ともよく食べましたから。

いつもの僕なら、「食べないって言うんなら、食べさせてなんかやるもんか!」ってな勢いで、
さっちゃんの目の前の皿を奪うようにして下げることぐらいはしますからね。
食べてくれないことが悲しくて、怒りも感じているわけですから。
今朝は不思議と悲しかったり怒ったりの感情は湧きませんでした。

次に同じことが起きたら、さっちゃんに僕の怒りをぶつけてしまうでしょうけれど、
「一歩前進、一歩後退」でも成果ゼロではありません。
一歩前進した時の世界が見えたわけですから、次に「一歩前進」し易くなるでしょう。
こうやって、僕も少しずつ成長していきたいと思っています。
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酷暑の中、一歩も外に出ることなく平穏に一日を過ごしました

2020-08-10 23:43:04 | 今日一日の暮らしぶり
何か普段の生活とは違う出来事があったり、嬉しいことや辛いことや愚かなことが起きたりしないと、なかなかブログとして書くことはありません。
さっちゃんが僕に反発抵抗し、僕は壁を叩き大声を上げてさっちゃんを怒る。
ブログにはついついそんなことばかりを書いてしまいます。
何事も起きなかった平穏無事な一日をブログに書くことはまずないでしょうね。
それに実際問題として、そんな何事も起きなかった平穏無事な日はほとんどなかったのが実情でもあります。

今日はそんな珍しい平穏無事な一日でした。
猛暑日の東京でした。
夕方、日没前に散歩に出かけようとしたのですが、その時の気温が31℃、ベランダに出てみると、もわ~っと蒸し暑さが襲って来ました。
それで、散歩は取り止め、散歩ついでにコンビニで玉子を買って来たかったんですが、それも叶わず。
明日の朝食は玉子が1個しかありません。

冷房を一日中つけっ放しにして、引き籠っていました。
エアコンは寝室にありますが、冷やす部屋は寝室とダイニングとキッチン。
いちばん遠いキッチンは夏は常に小窓を少し開けてありますし、そこまでエアコンの影響は及ばないようです。
ダイニングも涼しくしたいので、設定温度は25~26℃にすることが多かったのですが、今日は違いました。
外気温が高いので26~27℃設定でも十分に涼しかったですね。
僕はあまり部屋を冷やすのは好きではありませんけれど、さっちゃんは僕以上にそうで、すぐに「寒い」と言います。
2018年の夏が異常に暑く、暑さで体調も崩し気味になりましたから、去年6月にエアコンを購入したのです。
僕は人生で初めてエアコン(冷房)のある生活を送るようになったのですが、あるとやっぱり心地いいので常に使ってしまいますね。

今日は食事作りの他はあまり家事はしませんでした。
ですからすることと言えば、PCチェックや雑誌・新聞を読むことくらい。
でも、なかなかそれに集中することをさっちゃんが許してくれません。
ですから、そんなことをするだけで一日が過ぎて行ってしまいます。
さっちゃんが目の前の椅子に座っていたり、真横に突っ立っていたりすると、僕は自分のことが出来ません。
うつらうつらしているさっちゃんを布団で寝るように仕向けても、すぐに起き出して来ます。
何度繰り返しても起き出してくるので、僕はさっちゃんが寝て静かになることを諦めざるを得ません。
さっちゃんを布団に寝かせて、僕も横に寝転んでいると、さっちゃんはいつまでも布団の中に居てくれます。
僕にとっては本末転倒なんですが、さっちゃんへの対応の煩わしさからは解放されるひと時にはなりますね。

昼間とは言え、夫婦が布団で隣り合って横になっていたら、夫としては少しは刺激的な空想をしてしまいます。
でも、さっちゃんの認知症の影響はこんなところにも及んでいて、さっちゃん自身にはもはや性的な感情は一切ないようです。
性的刺激に対して惹起されるはずの感情もまったく起きません。
お尻やおっぱいを触ることはお腹や肩や腕を触ることとまったく一緒のようです。
認知症ではない女性の性的感覚が年齢に応じてどのように変化するのか、僕には知識がありません。
しかし、さっちゃんのこの性的感覚の喪失は認知症の影響だと僕には思えます。
もちろん、認知症によって影響を受けている脳の部位によって現れてくる現象は異なるでしょうから、認知症の人すべてがこうなるわけではないのでしょう。

でも、さっちゃんには僕のことを愛おしむ心や甘えてくる感情などはあるようです。
昔と同じように顔を寄せて来ますし、僕の腕枕で寝ることも好きなようです。

さっちゃんはずう~っとこんな風にしていたいのかもしれませんが、長い時間こうやって過ごすわけにもいきません。
僕が起きると、しばらくしてさっちゃんも起きて来て、またまたそれ以前の繰り返しになってしまいます。
さっちゃんが不満を爆発させて、不穏にならないように、時折さっちゃんの気持ちに寄り添ってあげなければなりません。
そんなことが上手くいった日は平穏無事。
僕に堪え性がなく、さっちゃんの不満を爆発させてしまったら、喧嘩してぶつかり合う日になるのでしょうね。
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一昨日の僕は寝てばかり、昨日はさっちゃんと一日中喧嘩ばかり、今日は? 普通かな?

2020-08-07 23:55:15 | 今日一日の暮らしぶり
一昨日、水曜日の朝は足の攣りから始まりました。
僕はあまり攣ることはないんですが、攣るとしても脹脛が多いですよね。
でも、この日の朝は今まであまり攣ったことのない場所が攣りました。
脚ではなくて足なんですが、足の親指の辺りとか土踏まずの辺りとかは時々攣ることはあります。
でも、この時に攣ったのは少し違う場所でした。
同じ足ではあるのですが、攣っている時に「いつもの筋肉と別のところだな」と思っていたんです。
詳細にどこの筋肉とまで明確に指摘することは出来ませんがね。
厳密に言うと、まだ攣ってはいなくて、攣りそうになる一歩手前で止めていたんですが・・・・

前日に天覧山で行った岩トレの影響です。
岩の形状に合わせて足を(特に足裏を)微妙に酷使しますから、久し振りだったので負担が大きかったんでしょうね。
でも、この日はまだ全身あちこちの筋肉痛はほとんどありませんでした。

水曜日ですから、言語リハビリの日。
暑い中を歩いたせいでしょうか、さっちゃんもだんだん不機嫌になって、怒りっぽくなっていったようです。
そして僕も、やっぱり病院帰りは酷く疲れます。
昼食後しばらくして、僕も寝てしまいました。
目が覚めたのは、6時くらい。
夕食の準備をし、夕食を食べ、しばらくするとまた、やたらと眠くなりました。
ちょっとだけと、9時過ぎに横になったんですが、目覚めたら12時過ぎ!
いろいろとやりたいことはあったのですが、そのまま再び布団の中へ。


そして、昨日の木曜日。
朝から晩までさっちゃんと喧嘩ばかりしてましたね。
何が原因でどんな喧嘩をしたのか?
そんなことは僕はすぐに忘れてしまいます。
記憶することが出来ません。

とにかくさっちゃんが僕のすぐそばに居て、纏わり付き続けるんです。
例えば午後の2時ころになって、さっちゃんはしきりに「出かけよう。外に行こう」と僕に要求し始めるんです。
まだ外は暑いからとか、今僕は用事があって終わらないと出かけられないとか、いくら説明しても分かってもらえないんです。
僕に対して喋り続けるだけではなくて、だんだんエスカレートして僕の腕を引っ張ったりもします。

外へ出たいさっちゃんは気持ちが玄関の方へ向かいます。
玄関で鍵をガチャガチャさせて開けようとします。
さっちゃんでは開けられないようにしていますから、僕は安心なんですが、
玄関の靴箱の上に並べられている飾り物をこちらへ持って来たり、落としたり、とにかくぐちゃぐちゃにしてしまいます。
飾り物と言っても、さっちゃんの書いた書道の小作品、トカラ列島で拾ったサンゴや貝殻、山で拾ったドングリとかなんですけどね。
他にもいろいろあって、さっちゃんが綺麗に並べていてくれたんです。

玄関のことでも僕は大声を出して怒ったことがあったんですが、具体的にどんなことだったかは忘れてしまいました。
(ブログにはけっこう具体的なことも書いていますが、忘れないように心の中で何度も繰り返したり、メモしたりしているんです)
思えば僕は、子供のころから記憶力は弱いですね。
昔、仕事仲間で「一度聞いた電話番号を忘れることが出来なくて辛い」と言っていた奴がいましたね。
クライミング仲間で攀ったルートの一手一手や岩の細かな形状までをも、SNSに詳細に書く奴もいました。
よくそこまで記憶できるもんだと感心します。

夕食の準備をしていた時だったと思いますけれど、寝ていたさっちゃんがタオルケットを持って来るんです。
よくあることです。
僕は急いで手を洗って拭いて、そのタオルケットを受け取ります。
さっちゃんを布団に戻します。
当然、1分と間をおかずに再びさっちゃんは起きて来ます。
何か持って来ることもあれば、何も持ってないこともあります。
そんなことを何度か繰り返し、さっちゃんはまたタオルケットを持って来ました。
手を洗って拭いて受け取ろうとしたんですが、台所まで入って来てしまいました。
さっちゃんはタオルケットをシンクの水が溜まっているタライの中に放り込もうとしたんです。
僕はそれをギリギリのところで掴んで、セーフ!
この時も溜まりに溜まっていた鬱屈が大爆発してしまいました。

他にもシーツをぐしゃぐしゃにしたり、カーテンをまた引き剥いだり、
そうそう、そのカーテンですが、昨日僕が裁縫してカーテンレールにしっかりと留められるようになりました。
以前、さっちゃんがカーテンを引っ張って、フックを掛ける穴の糸が全部切れてしまったんです。
そのままフックをかろうじてぶら下げていたのですが、この日またさっちゃんが引っ張ったので、いよいよ駄目になったんです。

他にも2つ3つ、大声を上げて怒ったり、切れたりすることがあって、僕とさっちゃんは喧嘩ばかり。
さっちゃんは僕が怒っている理由が分かりませんから、僕が怒ってることに対して怒るんです。
僕だって頭に来ていますから、さっちゃんをちょっとは強く小突いたり、布団の上に押し倒したりしますからね。
さっちゃんはそんなことされると、強烈に怒ります。

そんなに喧嘩ばかりしていても、夕方少しは涼しくなったころに、さっちゃんと散歩に出かけようとしました。
外に出かけるために、さっちゃんにズボンを穿いてもらおうとすると、さっちゃんは機嫌が悪いので、穿いてくれません。
「散歩には行かないんだね」と、僕も怒った口調で言います。
しばらくして、また穿いてもらおうとしましたが、やっぱり穿いてくれないさっちゃん。
散歩になんて連れて行ってやるもんか、と僕はこの日の散歩を中止としました。

この日の夜も、何故かすごく眠くて、10時過ぎて寝てしまいました。
脚の筋肉痛はありませんでしたけれど、この日は上半身、とりわけ肩回りの筋肉痛が酷かったですね。
胸筋や上腕三頭筋が痛かったですね。
火曜日の岩トレの二日後と三日後が筋肉痛のピークですから、やっぱり歳ですかね。


今日、金曜日は午前中はデイサービスでした。
笑顔で戻って来ました。
それから2時ころには、さっちゃんの出掛けよう攻勢が強まりましたが、何とか喧嘩にならずに済みました。
僕が布団で横になると、タオルケットやシーツや枕カバーを剥がそうとしたり、丸めた新聞紙で僕を叩いたりしました。
(ぜんぜん痛くはありません)
暑さがほんの僅かですが弱まった4時ころ、掛かり付けのH沢クリニックへ。
往復で1時間の歩きでした。
外を歩くことが出来て、さっちゃんも満足でしょう。
今日の僕とさっちゃんの人間関係は平穏でしたね。
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天気予報で表現すれば 「しばしば嵐に見舞われるでしょうが、一日を通して見れば穏やかな天候でしょう」 といった感じかな?

2020-07-19 23:54:32 | 今日一日の暮らしぶり
今朝目が覚めると、カーテンの隙間からは夏のギラギラした明るさが感じられました。
時計を見ると、なんと! 10時ちょっと前!
いくらなんでも寝過ぎましたね。

でも、今日の天気予報は雨が強く降るってなってたのに、この陽光溢れる晴れ!
こんな天気ならハイキングに出かければよかったなぁ。
ハイキングはこれからでは無理なので、急いで起き出して洗濯することに。

その後、お昼ご飯のような朝食を食べ、テレビを観たり、PCチェックをしたり、怠惰な日常です。
ところが、さっちゃんは僕にあわせて怠惰に過ごすなんて共感能力はゼロ。
今日も昨日そのままの続きのようにバトルが演じられました。

さっちゃんはとにかく僕に纏わり付き続けます。
僕が洗濯物を見にベランダへ行くと、ベランダ側の窓に立っています。
僕が歯磨きで洗面所に行くと、洗面所の入り口に立って待っています。
トイレに行っても、台所へ行っても、すぐに付いてきます。
僕がダイニングのテーブルでPCを使ってると、真向いの自分の椅子に座って、喋りながらちょっかいを出します。

PCへのちょっかいは僕がすぐに激怒することとなります。
というのも、さっちゃんがノートPCのディスプレイの上の部分を叩いたり、引っ張ったりするからです。
前の席からそうするので、力の加わり方が悪いとノートPCの折れ曲がる部分がパカッと壊れてしまうかもしれません。
他にも電源コードを引っ張ったり、ディスプレイに触って、画面が変なことになってしまったりします。
僕はひと通りのPCチェックが終わるまで、突っ張り棒で洗面所の戸を動かなくして、籠城することにしました。
さっちゃんは戸の外で開けようとしてガタガタガタガタさせています。
だいぶん経って、諦めたのか、その場を離れたようです。

3時過ぎたころからだったのでしょうか?
さっちゃんの喋りの内容が変わって来ました。
どうやら どこかへ出かけたいようなんです。
さっちゃんはそんな気分なので、よく玄関へ行くのですが、玄関にあるいろんなものを動かしたり、持って来たりします。
今日はをよく移動させていましたね。
移動と言ってもせいぜい2mくらいなんですけどね。

僕が怒ってしまう移動は靴の移動です。
さっちゃんが左足だけとかに運動靴を履いて、部屋を歩き回ったりするんです。
足音ですぐに気が付きますから、さっちゃんに近づいて「なぁ~に履いて歩いてるの!」と怒ります。
そして、さっちゃんの足首を掴んで少し持ち上げて靴を脱がします。
さっちゃんは「あ、あ、あ。痛い、痛い、痛い」と敵意をこめて叫びます。
また、ある時は運動靴1足を持って来て、テーブルの上にポンと置くんです。
「なぁ~に置いてんの! テーブルの上に」
罵倒、非難、軽蔑、・・・・、喉元まで出かかっているあらゆる暴言を飲み込んで、やっとこれだけの言葉を吐きました。

僕が台所仕事をしていると、さっちゃんは僕に対して意地悪になるようです。
いろんなところを触ります。
チェックしてるつもりなのでしょうかね?
ブツブツと喋り続けています。
どうも、シンクとかレンジとか僕が掃除をサボっている箇所を「汚い」とか言ってるようなんです。

さっちゃんは汚れたところを触った手で、食べ物や洗った食器を触ったりします。
手を洗って綺麗にする、そんな常識は持ち合わせていません。
ですから、さっちゃんが台所にいることに僕は神経質になるんです。

それに台所は狭いですから、さっちゃんに突っ立っておられると凄く邪魔なんです。
冷蔵庫を開けるにも、水屋へ行くにも、さっちゃんが通り道をふさいでしまっています。
イラついている僕は、さっちゃんを両手で押してどかします。
もっとイラついてると、布団まで押して行きます。
そして、布団の上に足をちょっと掛けて倒して横にならせます。
倒れる時も、最後まで体をちゃんと支えて、ゆっくりと布団の上に倒すんですが、さっちゃんは凄く怒りますね。
僕がものすごい暴力をふるったかのように、大声を上げて非難します。

今日は(昨日も)こんな感じでした。
でも、夕方6時ころ、二人でスーパーに買い物へ行きました。
行きも帰りも手を繋いで、さっちゃんは普段通りでした。
さっちゃんとしては、願い通りに外出が出来て満足なんでしょうね。

今日は朝食(昼食?)も夕食もほぼ完食してくれました。
薬もエパデール1袋以外は全部飲んでくれました。
夜寝る前には入れ歯も外して、口の中をスポンジブラシで磨かせてくれました。
入れ歯はひと晩、パーシャルデントに浸けてあります。

喧嘩ばっかりしていたように思えますが、さっちゃんは不穏ではありませんでした。
平穏な一日だったと思います。
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