さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

日和田での岩トレ、最初はさっちゃんの参加を見送っていましたが、山仲間の優しさで参加させてもらえました

2019-02-25 21:17:25 | クライミング
2016年のシーズンはまだ、さっちゃんは4級+のルートを
トップロープで、強烈な張り気味でなら、完登出来ていました。
核心部ではほぼぶら下がり状態でしたが、それでも上まで来ることが出来ました。
そんなさっちゃんの姿を見て、まだ登れない初心者が(主に男性ですが)
強烈に負けん気を刺激され、その後の頑張りのきっかけになったりしていたようです。

それから2年半、今のさっちゃんは3級の岩場もなかなか登れません。
岩登りは岩場の形状の認識や、それに自分の肉体をどのように対応させるかの判断力が重要なんです。
さっちゃんのそんな能力はみるみる低下していきました。

さっちゃんにルートを登ってもらうには、多くのことを犠牲にしなければなりません。
確保者は長時間拘束されてしまいます。
僕は最初から最後まであらゆる状況に対応できるようにしておかねばなりません。
10m以上の高さの岩場では、途中でにっちもさっちも行かなくなったさっちゃんに対応しにくいんです。
ザイルにぶら下がって降りて来るロワーダウンも、すぐに忘れてしまっていますから。
さっちゃんのことを知らない他所のパーティーの人たちの中には
そんな状況のさっちゃんに酷い言葉を浴びせることだってありました。

昨日は当初、僕とK野さんの他はT橋さんと岩登り初めての青年でした。
しかも、男性ばかりでしたからさっちゃんと同行できるとは思えませんでした。
K野さんと青年が組み、僕とT橋さんが組むでしょうから、
さっちゃんが僕と一緒の組に参加しても、岩場の下で一人で過ごすことが増えてしまいます。
T橋さんだって十分なトレーニングが必要ですし。
さっちゃんはすぐに「帰ろうよ」と言い始めるでしょう。

ですから、さっちゃんには「留守番しててね」と言うしかありませんでした。
ここ最近、留守番することがありませんでしたから、僕にも不安がありました。
部屋の鍵が開かないように細工しておこうかとも考えていました。

そんな中、K野さんとSS木さんが連絡を取り合ってくれたみたいなんです。
二人が気を遣ってくださったおかげで、さっちゃんは一緒に日和田へ行くことが出来ました。
SS木さんが参加してくれ、岩場の下でさっちゃんと女子会したり、
二人で日和田山へハイキングしに行ってくれると言うんです。
なんて優しい人たちなんでしょう!
感謝しかありません。
でも、あんまり無理もして欲しくはありませんけど。


▲女岩の3級ルートを登るさっちゃんです。SS木さんがリードし、上で確保してくれています。僕がザイルの末端を結び、さっちゃんにはその1.5mほど前で結んで登りました。スタンス(足場)選びがあまり出来なくなっていますから、教えてあげながら登ります。


▲途中、SS木さんがさっちゃんを連れてハイキングにスタート。


▲日和田山山頂でさっちゃんは最高の笑顔! SS木さんから送られてきた写真です。


▲帰りの準備をする僕たちのパーティー。単独のクライマーだけがまだ熱心に登ってましたが、僕たちも最後まで充実した練習をしました。
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天覧山へ山仲間たちと岩登りの練習。さっちゃんも3回だけですが、登りました

2019-02-12 11:57:05 | クライミング
建国記念日、天覧山へ岩トレしに行くので、いつもより少し早く起きました。
でも、さっちゃんがちょっと変。
様子を見て、さっちゃんに聞くと、目まいがするよう。
3度、4度と目まいを繰り返します。

今日は出かけない方がいいかな~ぁ? と思いました。
ただ、一人で留守番させるのも心配。
じゃあ、僕も取り止めようか?
そうすると、今日の岩トレで他のメンバーに迷惑をかけてしまいます。

しばらく様子を見ていたんですが、落ち着いてきました。
とりあえず、様子を見ながら一緒に出かけることに。

天覧山最下部の岩場に到着するまで、大丈夫でした。
さっちゃんは「寒い、寒い」と言いながらじっと座り込んだまま。
温かいコーヒーを作って、すすめます。
ちょっとだけ飲みます。
ここで朝食を僕は食べたんですが、さっちゃんは食べません。
いくらすすめても食べませんでした。

しばらくすると、立ち上がって少し吐きました。
お腹の中には何も入っていないので、ほんの少しだけですが吐きました。
何が原因なんでしょう? 今朝は調子が悪いですね。

その後、熱もないし、気分も悪くはないようなので、ハーネスを装着して、易しいルートを登りました。
体を動かすと、ポカポカと温まってきます。


▲「しない、しない」と言ってたさっちゃんも、ハーネス付けてヘルメットをかぶったら自然に登り始めます。

その後、ときおり登ってもらいました。
全部で3回。
登る能力は1年1年目に見えて衰えて行ってます。
天覧山のような小さな岩場では登らせられますが、そうではない岩場では・・・・

お昼時、僕は天覧山中腹のトイレへ。
さっちゃんにも「トイレ行く?」と聞きますが、「行かない」と。
でも、少しは歩いた方が体も温まるので、一緒に連れて行きます。
トイレへ着くと、それまで「おしっこは出ない」と繰り返していたさっちゃんが慌て始めます。
「え? おしっこするの?」と聞くまでもなく、明らか。
女子トイレに僕も一緒に入って、洋式トイレを見つけて、さっちゃんを誘導。
ズボン、ズボン下、パンツを脱がせます。
間に合いました。

4時前にはすべてを終了して、飯能駅へ。
いつもの蕎麦屋さんはお休み。居酒屋さんもまだ準備中。
もう開いていた居酒屋さんを見つけて入りました。
5人で打ち上げ。
さっちゃんも少しは食べました。
体調も戻ってきたようです。
でも、時間が長くなってくると、いつものことですが退屈してきます。
もぞもぞとし始め、僕に「帰ろうよ」とブツブツ言います。

打ち上げも終了し、僕とさっちゃんは東飯能駅から帰ります。
帰宅すると、あまり食べなかったので、さっちゃんに「焼き芋食べる?」と聞きました。
さっちゃんは「食べる」と。
さっちゃんは遠慮してるんだか、気分が乗らないんだか、
ああいった打ち上げの場ではさほど食べないんです。
レンジで焼き芋を作って半分っこし、続いてリンゴ1個を剥いて食べました。

それから入浴してさっちゃんはすぐに就寝。
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天覧山最下部の岩場、大勢で一日中岩登りトレーニングをしました

2019-01-02 22:12:42 | クライミング
もう昨年のことになってしまいました。
12月30日の日曜日、前の週に引き続き、天覧山へ行きました。
クリスマスイヴはさっちゃんと二人だけでしたけれど、今度は総勢10人。
中学生と小学生の男の子もいます。

岩場には9時過ぎには到着し、15時ころまで練習しました。
岩登り自体が初めてのメンバーもいましたし、初めてではなくともほとんどが初心者。
易しい岩場で繰り返し、練習しました。

レベル自体はさっちゃんにもちょうどだったんですが、
さっちゃんの知らない人も多くて、ちょっと戸惑ったことでしょうね。
小学生の男の子の頑張る姿がさっちゃんをいちばん和ませていたように思います。

途中、何か不満そうにしてましたけれど、その都度岩を登ってもらいました。
お昼過ぎに、これまた何やら不満げな言葉を発するので、
おそらくトイレなんだろうなと推測し、トイレに連れて行ってあげました。
トイレまでは10分くらいかかるんです。
どうやら正解だったようですね。

この日は珍しく僕はカメラを忘れました。
年に1回あるかないかです。
写真はありませんが、先週と同じ場所です。
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朝食後、天覧山にゆっくり出かけ、ちょっと岩を登る練習をして、明るいうちに自宅へ帰りました

2018-12-26 21:26:43 | クライミング
クリスマスイヴの24日、僕とさっちゃんは岩登りトレーニングをしました。
飯能の街中の丘、天覧山でです。
明治天皇が軍の演習をご覧になった山なのです。
地元の日本酒「天覧山」も有名ですよね。
うまい酒です。

ふたりだけですし、家から近い飯能市ですから、いつも通り朝食を食べ、それからゆっくり出かけました。

天覧山の最下部の岩場は易しい岩場です。
6~9mくらいの高さ、幅は10mくらいでしょうか。
さっちゃんは4年位前から確保や懸垂下降など、クライミング技術を忘れ始めました。
今では全部忘れています。
ですから、今日の練習はさっちゃんだけ。

最下部の岩場の右側を2~3回、左側も3~4回、さっちゃんは登りました。
あまり高さがありませんから、さっちゃんも不安にならないんだと思います。
楽しそうに繰り返し登ってました。

この日は北風が強かったんですが、南向きの岩場ですから、風がさえぎられてます。
杉林の木の間から差し込んでくる陽光でポカポカした中で遊びました。

さっちゃんも満足したようですから、早めに終了し、駅へ向かいました。
電車時刻が迫っていましたから、さっちゃんに急いで歩いてもらいます。
余裕で間に合いました。
最寄り駅からは途中スーパーに寄って、小さなクリスマスケーキを購入。
夕食自体は鍋でしたから、クリスマスっぽくはなかったんですがね。


▲天覧山最下部の岩場全景です。小さな岩場。いつもはプロガイドでしょうか、講習会が入ってることが多いんですが、今日は僕とさっちゃんだけの岩場。


▲左側は垂直に立った岩場です。少し難しい。さっちゃんは楽しくチャレンジしています。右側は普通の運動靴で登りましたが、ここはクライミングシューズに履き替えて登ります。


小さなクリスマスケーキといつもよりちょっと高めのイタリアワイン。フルボディです。右にあるふたつの飾りはさっちゃんがデイサービスで作ったもの。ほとんどスタッフの方の手によるみたいですが。
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日和田で岩トレ、さっちゃん午後になると「帰ろうよ」とぐずりました

2018-11-26 22:10:56 | クライミング
日曜日はT橋Tさんとその知人、4人で岩トレをしました。
T橋Tさんの知人がクライミング初体験でしたから、さっちゃんも一緒に子供岩で練習。
さっちゃんはそんなにたくさん練習しませんが、数メートルの小さな岩場を数回登りました。

午後には20メートルほどの男岩へ行き、さっちゃん以外の3人中心で練習。
先ほどの場所より難しいので、さっちゃんには難しいのです。

さっちゃんをしばらくほったらかしでしたので、さっちゃんにも登ってもらおうと、
「登らない?」と誘います。
すると、さっちゃんは何やらムニャムニャ。
そして「もうわたし帰る」と言います。
「せっかくだから、登ろうよ」と説得し、
すぐにでも登れるようにT橋Tさんも岩場の上でスタンバってます。
僕も相当ねばったんですが、結局T橋Tさんに腕で✖印しました。

その後、もう1本登って、T橋Tさんが気を遣ってくれて、終了することに。

さっちゃんを一人にしておく時間が長かったのが原因だと思います。
それに、もう少し仲間がいれば誰かが話しかけたりしていてくれるんですがね。

T橋Tさんは車で来ていましたから、自宅そばの彼のお薦めの和食屋さんに連れて行ってくれました。
落ち着いた佳いお店で、当然お食事も素晴らしい!
さっちゃんも静かに食べていました。
でも、時間がけっこう経って、さっちゃんの他の3人で話が盛り上がるにつれ、
さっちゃんは疎外感を抱くようになったのでしょうか?
心の奥までは分かりませんけれど、寂しくはなるでしょうね。
やっぱり帰りたそうにします。

T橋Tさんはここでも敏感に察してくれて、温かいお茶を頼んでくれたり、
そのうち、「そろそろお開きにしましょうか?」と言ってくれます。
感謝ですね。


▲子供岩で登ってる時のさっちゃんは楽しそうでした。
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久し振りにさっちゃんも日和田へ出かけて、岩登りトレーニングしました

2018-11-19 18:49:21 | クライミング
日曜日は日和田での岩トレ。
7ヶ月ぶりのことです。
僕が所属する山岳会のメンバーやその友人、全部で8人で出かけました。

岩登り初心者も一人参加していましたから、さっちゃんも含めて僕が担当。
他のメンバーはそれぞれのレベルにあわせてトレーニングを楽しみました。

岩場には大人数のグループがいて、その人たちで溢れかえっています。
普通ならば絶対に練習場所としては使わないようなところで、僕たち3人はスタート。
最初は初心者の方だけに繰り返し繰り返し、確保、フォロウ、懸垂下降をしてもらいます。
しばらくして、さっちゃんがいるところへ行ってみると、
さっちゃんが「寒い、寒い」と言います。
ライトダウンも着て、暖かい恰好をして来たんですが、僕のダウンも重ね着してもらいます。
そのうえで、さっちゃんにも同様の練習を。
懸垂下降も僕の予想以上に上手に出来ました。

その後、小さな岩場(子供岩)が空いたというので、そちらへ。
そこは小さい岩場なのに、3級から5級の岩場までありますから、
3点確保の基本から傾斜の緩い岩、傾斜の急な岩、
それぞれでのバランスの取り方などをレクチャー。

初心者の方には数メートルの岩場を繰り返し繰り返し登ってもらいました。
そして、時折さっちゃんにも。
でも、僕は驚きました。
改めてさっちゃんが本当に岩登りが上手だったことを気付かされました。
もちろん、今は昔に比べると、大人と赤ん坊くらいの差があります。
全然登れません。
ところがまだまだ体が忘れずに沁みついて残っているところがあったんです。
それは登りながらものすごくよく岩場を見ること。
とりわけ足場をよく見ます。
僕は初心者の方に足場をよく見ることの重要性をその前に何度も教えていましたから、
さっちゃんのその姿はとってもいい手本になりましたね!
さっちゃん楽しそうです。

午後の早めの時間に大人数のグループが帰って行きました。
いきなり日和田のゲレンデは馬鹿すき。
僕たち3人も大きな岩場(男岩)へ行って、8人全員でトレーニング。
初心者の方もその岩場(20mくらいの高さ)の易しいルートを登らせてもらっています。
易しいといっても、その方には超難しい!
必死になって、いろいろアドバイスを受けて、何とか登ります。

僕も他のメンバーがリードしたルートをフォロウ。
岩場の上部で、初心者の方が再び同じルートを登るのを待ち受けました。
もちろん、同じ時間帯には他のメンバーもより難しいルートで練習しています。
初心者の方が登ってきます。
最後の難しい箇所で必死!
時間をかけてやっとの思いで登り切りました。
そして、そのまま懸垂下降。
こんな高い場所からの懸垂下降は人生初めてでしょう。

本当はさっちゃんもこの後同じルートを登りたかったようです。
ちょっと前には、下から「次はさっちゃんが登りますよ~っ!」
と声がかかっていました。
さっちゃん、登る気になってたようです。
でも、時間がありません。
すでに日没時刻が近づいていました。
残念!
今度来た時に登ってもらいましょう。

高麗駅そばの馴染みのお店で打ち上げ!
山の話、とりわけクライミングの話しに花が咲きます。
帰路に着くと、僕とさっちゃんが一番早く電車を降ります。

僕はさっちゃんに「トイレ行く?」と聞くと、
さっちゃん、「行く」と。
駅でトイレに行かずにおくと、家に着くまでに尿意をもよおすことが多いのです。
駅でトイレに行き、さっちゃんが出て来ました。
でも、何か変!
聞いても要領を得ません。
ただ、ズボンが濡れていることは見て取れました。
どうやら、間に合わなくて濡れてしまったよう。
今日はこれまでと違って、初めてズボン下も穿きましたから、そのせいでしょうか?
戸惑って、時間がかかったんでしょう。

そのまま家に帰って、すぐにお風呂に入りました。
気持ちよくなって、すぐに就寝。


▲子供岩で登るさっちゃん。常に足元をよく見て、足場を探していました。初心者の方も参考になる登り方でした。
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さっちゃん、久し振りの岩登りでしたが、楽しんだようです

2018-11-13 11:05:04 | クライミング
一昨日の日曜日、僕の所属する山岳会YYDの岩登りトレーニングに僕と一緒に参加しました。
さっちゃんは今年の4月に最後の岩トレを日和田でしましたから、7ヶ月ぶりのこと。
クライミングの感覚がただでさえどんどん鈍っていってますから、心配です。

今日は丹沢の水無川にある懸垂岩。
渋沢駅から超満員のバスに乗って大倉に到着します。
僕が持っていたザイルはS上さんに預けます。
というのも、僕とさっちゃんが懸垂岩に到着するのは随分あとになるから。
最初は追いつこうと思って歩きましたが、無理だと分かりいつものペースに。

懸垂岩へは水無川を渡渉しなければなりません。
昔ならさっちゃんもひょいひょいと、飛んで渡るんでしょうが、今はそうもいきません。
通常の渡渉点を一ヵ所だけ僕がさっちゃんを抱えて渡らせました。

今日は僕もあまりガツガツ登るつもりはありません。
さっちゃんにもそれほど登ってもらうつもりはありません。
そんな感じで時が過ぎていきました。
だいぶんたって、さっちゃんの様子を見に行くと、震えています。
「寒い、寒い」と言ってます。
風もなく穏やかな日和なのにどうしたんでしょう?
理由はともかく、岩を登って体を動かせば体は温まります。
ハーネスを付けてあげ、登ってもらいました。
トップロープでいちばん易しいルートを登ります。
仲間に確保をお願いし、僕が近くを登ります。
3分の1ほどの高さまで登ったら、そこから降りればいいかな、と僕は思ってました。
でも、意外にスムースにさっちゃんは登っていきます。
いちばん上まで登ってしまいました。
ザイルに体重を預けて、降りてくるのですが、それも問題なくクリア。

その後も、もう1回登りました。
最初のルートよりもほんの少し難しいルートです。
これも問題なくクリアです。
今年の春先よりも上手になってるかな?
まあ、そんなこともありえないと思いますが・・・・
そう思えるほどにスムースに登れました。

僕とさっちゃんはみんなよりもひと足先に帰路につきます。
みんなよりも時間がかかるからです。
また水無川を渡渉しなければなりいません。
さっちゃんも歩いて渡れる場所を見つけて、さっちゃんの手を引きながら渡ってもらいます。
なのに、なのに! 最後の最後でさっちゃんは運動靴のまま川の流れの中に!
びっくりです!

運動靴を脱がせて、濡れた靴下を絞ります。
びしょ濡れです!
僕のハンカチで足を拭きました。
こんなこともあったので、途中で必ず追いつかれると思ってましたが、
予想を裏切ってバス停には僕たちの方が先に着きました。
さっちゃんの歩きがこの日は快調でしたね。

バスで渋沢駅に向かい、僕の昔からの馴染みの店『いろは』に行きます。
店の女将さんは僕のことはもちろん、さっちゃんのことも覚えてくれています。
この店に通い始めて30数年。
僕もさっちゃんも女将さんも年齢を重ねました。


▲今日は全員、登山靴や運動靴で登りました。さっちゃんも運動靴。クライミングシューズよりも岩には立ちにくいのですが、上手に登っていきます。昔と違う点は、僕がすぐ横にいて足を置く場所などを教えてあげてることでしょうか。


▲ザイルに体重を預けて、下っていきます。これも久し振りですが、ちゃんと体を後ろに傾けていました。
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林道歩きだけでしたが、かなり腰に来てしまったさっちゃんです

2018-07-09 22:33:25 | クライミング
日曜日は僕の所属している山岳会YYDの岩登りトレーニングに参加しました
丹沢の水無川の河原にある懸垂岩です。
こんな暑いシーズンに岩登りトレーニングをするもの好きもいなかったみたいで、
懸垂岩は僕たち13人が独占して練習できました。

丹沢は奥多摩よりはかなり遠くなりますから、いつもより1時間は早く出発しなければなりません。
渋沢駅から大倉までバスで行き、そこからは戸川林道を歩きます。

さっちゃんは歩くのが遅いですから、懸垂岩での合流を約して、
僕とさっちゃんだけは他のメンバーの後方を歩きます。
前回の山行では元気に御前山まで余裕で歩きましたから、
今回は林道歩きだけですし、余裕のはず、で、し、た。

ちょっと心配だったのは岩登りトレーニングですから、
ハーネスやヘルメットなども入っていて、いつもよりちょっと重いこと。
とは言っても、せいぜい4~5kgですから、
僕の13kgくらいと比べれば、軽いものです。

ところが、林道歩きの途中、さっちゃんの様子が変。
腰が痛くなった際の歩き方、腰の曲がり方、体の傾き方になってます。
聞いてみると、かなり痛いみたい。
さっちゃんからザックを取り上げて、僕がふたつ背負います。

懸垂岩が見えてくると、水無川の徒渉が大変そう。
まあ、僕はぴょ~んと跳べばいいのですが、さっちゃんはそうもいかない。
すると、T橋Tさんが来てくれて、さっちゃんを抱えて流れの上を渡してくれました。
足元を見ると、T橋Tさんはサンダル。
自分は水の中に入っています。
ありがとう!

初心者メンバーの練習がメインですから、さっちゃんの相手はなかなか出来ませんでした。
それでも短いルートを3回は登りました。
懸垂下降もしましたが、とうとうさっちゃんにはそれも出来なくなったようですね。
今年の初めくらいまではエイト環をセットしてあげると、
ちょっとは不安ながらもちゃんと下降して行けたのに。
さっちゃん、手の位置が間違っています。
何度も注意しても聞こえていないみたい。
3mほど降りるだけでしたからなんとか下まで行けましたけれど、長いと不安ですね。

途中で、スイカタイムもあったりして、楽しく過ごせました。
さっちゃんも何とか最後まで気持ちが切れずにその場に居てくれました。

トレーニングも終了して、同じ林道を戻ります。
僕はサンダルを持ってきていましたから、T橋Tさんを見習って、
さっちゃんをおぶって水無川を徒渉。

懸垂岩では腰は何ともなかったようでしたが、
林道を歩いていると、やっぱり痛そう。
すぐにザックを僕が持つようにして、さっちゃんの手を持って支えます。
かなり痛そう。

YYDの他のメンバーに途中ですぐに追いつかれ抜かされると思っていましたが、
大倉バス停には僕たちの方が先に着きました。
後から聞いた話では、僕とさっちゃんが懸垂岩を出発してからもう一人が練習したんだそうです。

渋沢駅前の『いろは』で打ち上げ。
『いろは』の女将さんがさっちゃんのことも覚えていてくれました。
僕のもう亡くなったお師匠さんのことなど話題に上ります。

さっちゃんはじっとしていると、腰の痛みは消えるようです。
今日は往復3時間歩いて買い物へ行きましたが、やっぱりまだ痛くなりました。
昨日ほどではありませんが。
しばらくは様子見ですね。
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犬のパ◎チがさっちゃんの気を紛らせてくれました

2018-04-10 22:38:49 | クライミング
日曜日は日和田へ行き、岩登りのトレーニングをしました。
YYDの山行です。
基本的ザイルワークをマスターしてるはずのSS木さんとT橋Aさんは、
二人で組んでリード&フォロウ&懸垂下降を繰り返してもらいます。

僕は岩登り2回目のK野さんに基本のザイルワークを今日は理解してもらうつもり。
さっちゃんも一緒にトレーニングします。

さっちゃんの全盛期は僕よりクライミングは上手でした。
でも、大怪我をしてからは右足があまり曲がらなくなりましたから、登れなくなっています。
それでも、10年ほど前まではけっこう上手かったものです。
でも、数年前からだったでしょうか、ぐっと下手になってきました。
最近は年々、月々、下手になってきてますね。
それが本人にも分かるんでしょう。
少し難しそうな岩場にはトライしたがりません。
自分が登れないことに、不満を口にします。

一昨日の日曜日もさっちゃんを登らせようと、いろいろ声をかけますが、
なかなかその気になってくれません。
やっと1本登るといった感じです。
K野さんへの練習メニューもありますから、さっちゃんばかりも構っておれません。

さっちゃん、「登れないし、もう帰る」と漏らします。
そんな時、救ってくれたのは犬のパ◎チ!
T橋Kさんの愛犬です。
パ◎チはご主人様が離れた場所にいると、寂しそうにじっとしています。
さっちゃんはそんなパ◎チの姿を見ると、
パ◎チの具合がどこか悪いんじゃないかと思うらしく、
僕に「来て、見て! パ◎チがどこか悪いと思う」という気持ちを僕にぶつけるんです。

さっちゃんはそんなパ◎チのそばに付き添ってあげてました。
パ◎チがさっちゃんの心を受け止めてあげてたんですね。


▲易しい岩場のリードが出来るようになったK野さんが上でさっちゃんを確保してくれています。さっちゃんも3級くらいの岩場ならまだなんとか登れますね。
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また、天覧山の岩場で遊んできました

2018-03-18 23:05:32 | クライミング
前回はさっちゃんと二人でしたが、今回は僕の所属している会のS上さんも含めて3人で行きました。
登る予定だった岩場は新宿駅並みの混雑で、僕たちのスペースはありません。
プロガイドが講習会をしていたんです。
それにしても、あんなに多くだと一人の練習量はほんのちょっとになってしまいますよね。

ですから、誰もまず登らないような別の場所で、トップロープを張って練習開始。
よ~く知っているゲレンデなので、工夫は何とかできます。
そんな風にして、易しい岩場での練習は何とか出来ました。

ですから、さっちゃんもクライミングを楽しむことが出来ます。
さっちゃんには少し苦労するルートでしたけれど。

昼食後は、だんだん困難なルートになります。
そのあたりからはさっちゃんはトライをやめてしまいます。
登れっこないルートには取り付こうとはしません。

その後、さらに上部にあるトラバースルートへ移動。
ここも昔はさっちゃんは見事な登り(? トラバースですが)を見せていました。
でも、今日はチャレンジしようともしません。

ただ、二人だけで行っていたら、すぐに「わたし帰る」と言いそうな時でも
今日は言いません。
それはS上さんがいるおかげだと思います。
彼女がいろいろとさっちゃんにも気を遣ってくださって、声をかけてくれるから。

これからもどんどん登れなくなるでしょうけれど、
可能な限りさっちゃんと一緒に楽しみたいですね。


▲天覧山の易しいルートを登るさっちゃん。昔はよく大きなアオダイショウが日向ぼっこをしていたので、この岩は「蛇岩」と呼ばれていました。
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