さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

天覧山で岩登り。楽しんだり、帰りたいと言ったり・・・・

2018-02-24 22:47:33 | クライミング
今日は二人で飯能市の天覧山へ行きました。
しばらく行っていなかった岩場で、本当に久しぶりです。

朝はゆっくりといつも通りの朝食を食べて、家を出たのは9時20分ごろ。
一番下の岩場に着いたのはそろそろお昼時になっていました。
実際、少し食べてから練習スタート。

さっちゃんは確保の仕方とかは忘れてしまっていますから、
させられません。
さっちゃんのためにトップロープをセットして、登ってもらいます。
先に来ていたプロガイドによる講習会が岩場の右側と中央で練習していますから、
僕たちは左側にザイルを張りました。
さっちゃん、そこで5本登って練習。
上まで登っては、ザイルに体重を預けて降りてきます。

楽しそうです。

お昼が過ぎ、僕とさっちゃんは上の岩場へ。
岩場を縫うようにつけてある登山道沿いにある横長の岩場をトラバースするのです。
ここはさっちゃんにはちょっと難しすぎます。
もちろん、さっちゃんも昔は簡単にこなしていたのですが・・・・
「後ろで支えていてあげるから、やったら」と言っても、
さっちゃんはしません。

僕一人で練習していたら、
自分のザックをまとめています。
そして、「わたし帰るから」って言うじゃないですか!

帰るといっても、さっちゃんが一人で帰れっこありませんから、
一人で帰らせるわけにもいきません。
自分は何もできないので、腹が立つんでしょうね。
何とかなだめて、トラバースの岩場の右端だけ、易しい部分をやるように説得。
しぶしぶ(のように見えます)さっちゃんもトライ!
何とか出来ました。
途端にさっちゃんの表情が明るくなります。

「じゃあ僕に最後のトライをさせてくれる?」と聞くと、
OKを出してくれました。
僕はじっくりと時間をかけて、最後のトライに臨みます。
そして成功!
僕も嬉しい!

ですから、帰路に就いたのはまだ3時台。
家に着いたのも5時前。

夕食前に一緒にお風呂に入って、さっちゃんに聞きました。
「今日は楽しかった?」
さっちゃんは「楽しかったよ」「けっこう登ったし」
と、充実した喜びのようでした。


▲最下部の岩場を登るさっちゃん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする