さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは僕がサッカーテレビ観戦していても、気遣いゼロ

2019-10-10 23:39:20 | 生活の一場面
今日はサッカーW杯のアジア2次予選「日本vsモンゴル」の試合がありました。
僕は代表戦はほぼ観ますから、今日もテレビ観戦、応援します。

最初は夕飯を食べながらだったのでよかったのですが、食事を終えると、
さっちゃんは僕に何やら話しかけますし、何をなのかよく分からないのですが、僕に要求してるようなんです。
僕も適当にいい加減に相槌を打ったり、返事をしたりしていたのですが、それではさっちゃん収まりません。
ますますしつこく、だんだんと言葉の中に怒気も含まれ始めます。

僕も悪い予感がしてきたのですが、幸運なことにそれ以上に酷くなることはありませんでした。
さっちゃんが何か言うと、「僕は今これ(サッカーの試合)を観てるの」を繰り返します。
今晩はそれで乗り切ることが出来ましたから、ラッキーでしたね。
試合終了後はそれなりの埋め合わせを行ったのは当然です。

以前はさっちゃんと一緒に応援しながら楽しくテレビ観戦していました。
今はまったく興味関心がないみたいです。
寂しいですね。

僕がテレビ観戦に熱中していても、そんな状況への共感力がさっちゃんにはありません。
この病気(前頭側頭葉変性症)の顕著な症状のひとつに、共感の欠如があります。
よく取り上げられる例はこんな感じです。
僕が体調を崩して寝ているのに、普段と同じように接してくる、何もしてあげないと怒る。

今日のこのことも、僕が熱心にテレビ観戦、応援していることに共感できていないんでしょうね。
でも、さほど大事(おおごと)にならなくて良かったです。
大事になりそうなら、テレビを途中で消すしかなかったでしょうね。
コメント
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