さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの強い思いが分かったような気がしました。あくまでも想像でしかありませんが・・・・

2019-11-08 23:45:27 | デイサービスや介護
ひとつ前のブログでも書きましたけれど、さっちゃんはデイサービスから帰って来ると、必ずスタッフさんを見送りに行きます。
スタッフさんが送ってくれた階段をまた降りて行き、車のところまで行くのです。
僕も必ず同行します、と言うか、僕がお礼の気持ちを込めてスタッフさんを送ってくることがさっちゃんにとっては重要なのです。

ところが前回同様、今日も見送ったにもかかわらず部屋に戻って来てからさっちゃんはブツブツと僕に向かって何やら不満をぶつけます。
でも、前回の経験と予測がありますから、今日の僕は方針を決めて対応します。

その方針とは、・・・・
さっちゃんが不満をブツブツ言うのは「見送って来たことを忘れたから」に違いないとの予測・仮定です。
ですから、僕は「大丈夫だよ。さっき僕とさっちゃんで見送って来たからね」と繰り返します。
僕のこの言葉はさっちゃんの不満な思いとリンクしているのでしょう。
さっちゃんから発せられる言葉や感情も同じレベルの繰り返し、エスカレートしないようです。
「安心しな。僕とさっちゃんでちゃんと見送ったからね」
僕は「お見送りをしなかったんでは?」と不安に思ってるさっちゃんを安心してもらう言葉を繰り返します。

最初のころはブツブツ言いながら、窓の外を見たり、玄関から出て車のところまで行こうとする雰囲気すらありましたが、
だんだんとそんな様子が薄れて行き、結局今日は静かに収まりました。

さっちゃんの「スタッフさんへの感謝も込めて、きちんとお見送りしたい」そんな強い思いが引き起こしたのでしょうね。
その思いばかりが強すぎて、実際にお見送りしたことは忘れてしまったんでしょうね。
似たようなことは僕にも誰にでも起きるような気もします。
コメント
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