2月14日の聖バレンタインデイにさっちゃんは自宅に戻って来ました。
そして、3月6日には誤嚥性肺炎で入院となってしまいました。
今日まで介護ベッドや車椅子、吸引器などは返却されないままでした。
入院後しばらくしてから、レンタル用品会社に事情を連絡し、その時点でレンタル料金はストップします。
後は都合のいい時に回収に来てくれる訳なんですが、それが今日の午前中でした。
I老健でショートステイ中に嘔吐し、誤嚥性肺炎ということで救急搬送されましたから、車椅子はI老健で回収されたようです。
介護ベッドと吸引器は我が家からの回収でした。
一度も使うことのなかった吸引器は小さいですからともかく、大きな介護ベッドがなくなると、部屋は急に寂しくなってしまいます。
さっちゃんが居なくても、介護ベッドにはさっちゃんの存在が微かに感じられます。
それすら無くなると、寝室は本当に僕だけの寝る部屋になってしまいました。
1ヶ月半分のレンタル料金を支払って、担当者が帰る時、僕はこんな言葉をかけました。
「またの機会にはよろしくお願いします」 ・・・・ と。
そう言いながら、僕は内心で考えています。
「この言葉が本当になればいいな」 ・・・・ と。