僕が入院する直前、2月8日にK子さんが面会に来てくださいました。
その後、コロナ感染等の影響もあって面会の出来ない状況が続きました。
ですから、ほぼ3ヶ月ぶりにK子さんはさっちゃんとの面会が出来たことになります。
有難いことです。
さっちゃんの意識は確認のしようもありません。
しかし、認知症は新しい記憶よりは古い記憶の方が残っている可能性が高い病気です。
僕との濃密な生活や刺激的な登山や旅の記憶よりは、子供の頃の姉妹の生活記憶の方が残っているのかもしれません。
僕からすると、悲しいことです。
でも、絶対にさっちゃんの意識の底に僕の記憶も生きていると信じているのです。
電車とバスでI老健まで来てくれるK子さんはすでに到着していました。
▲15:01。さっちゃんは最初は割と目を開けてくれていました。妹のK子さんが来てくれていると分かったからのような気がします。声も最近の中では数多く大きく発していました。何か喋りたいことがあるのだと思います。この日はずっとK子さんに通話機を持ち続けてもらいました。
▲15:03。いちばん目を見開いてもこの写真程度でした。目を開けるのには力が要るのでしょうかね?
時間は無情にもすぐに過ぎていきます。
K子さんも言っていましたが、早く直接会えるようになって欲しいものです。