さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

移乗とオムツ交換の実地テストがありました

2022-11-22 23:06:38 | 介護トレーニング

I老健へ行くと、S田さんが寄って来て、さっちゃんの肺炎その後を報告してくれました。

肺炎との診断があって以降、1週間を飲んで、先週の土曜日にクリニックに行ったんだそうです。

結果、肺炎は治っているとのこと。

先週も咳等も出ていませんでしたし、元気そうでしたから、内心「もう治ってるな」とは感じていました。

お医者さんもそう言ってくださって、ひと安心ですね。

 

この日は先週とは別の男性介護士さんが立ち会ってくださいました。

で、「今日は旦那さんの卒業試験のようなことをしましょう」と言います。

「私はほぼ手を出しませんから、移乗とオムツ交換をしてください」と言うんです。

必要なオムツ、パッド、乾いたタオル、濡れた温かいタオル、ビニール手袋、汚れ物を入れるビニール袋等も揃っています。

 

まずは車椅子からベッドへの移乗。

ベッドの高さを車椅子とほぼ同じか少し低めに下げます。

車椅子の足置きを外し、ベッド側の肘置きを邪魔にならないように上げておきます。

右手をさっちゃんの左脇の下に入れて肩甲骨に添え、左手でお尻を抱えるように持ちました。

抱きかかえるようにしながら、さっちゃんを抱えて立たせます。

ずりずりと向きを変え、ベッドに腰掛けてもらいました。

今度は僕の左手をさっちゃんの肩甲骨に添え、右手は直角に曲げてもらった両膝を抱えます。

さっちゃんの右のお尻を回転軸にして、布団の上でくるっと回すようにしながら、枕の上にさっちゃんの頭を置きました。

まだまだ、スムーズではありませんが、基本的な点は押さえながら出来たと思います。

 

次はオムツ交換です。

ここへ来る前に入浴したばかりと聞いていましたから、パッドも汚れていないだろうなとは想像できます。

実際、汚れてはいなくて、それでも練習ですから、パッドだけの交換となりました。

まったく汚れてはいませんから、形式的練習になってしまいましたけれど、まだまだ細かな点にまで注意が及びませんね。

こればかりは数多く経験しなければ、身に付いては行かないと思います。

さっちゃんに何度も何度も右を向いたり左を向いたりしてもらわなければなりません。

僕がやったことの何が必要で、何は不必要だったのか? まだ自信を持って出来ていないのが現状ですね。

さっちゃんに負担は掛けたくありませんけれど、必要なことはしっかりとしなければなりません。

パッドやオムツがずれていたりすると、尿漏れが発生して服や布団が汚れるかもしれません。

それに、ずれによってさっちゃんの肌に余計な負荷がかかって、肌荒れの原因になるかもしれません。

本当に細かな点にまで注意を行き届かせなければならないのです。

 

最後にはベッドから車椅子への移乗です。

オムツ交換の際に高くしていたベッドを車椅子の高さに下げました。

その後は、最初とほぼ同じですね。

車椅子での座り位置を正しくするために、微調整します。

その際にもちょっとのコツがいるのですね。

 

男性の介護士さんは僕のやったことを誉めてくださいました。

まだまだ、自分でも足りないところだらけだとは分かっていますけれど、誉めてもらえると嬉しいものです。

来週も今日と同じメニューで実施するようですね。

移乗とオムツ交換が合格すると、胃瘻での栄養補給に移るようです。

▲16:18。今日もさっちゃんはほとんど目を閉じてばかりいましたけれど、別れ際にカメラを向けると、しっかりと目を開けてくれました。

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