さっちゃんが入院していると、我が家には誰も訪れる人はいません。
訪問看護師さんもケアマネさんも来る用事はないのです。
すると、テーブルの上は片付けない物で埋まり、床も掃除しないので埃だらけになってしまいます。
今週の土日はどこへ出かけることもなく家でじっとしています。
早く起床する必要もないので、だんだんと夜寝るのが遅くなっていきます。
ついに昨晩は4時ころに寝て、今朝は10時過ぎに起床する、昼夜逆転直前の状況になってしまいました。
さっちゃんが居ないと、僕のいい加減さはエスカレートしてしまいます。
かろうじて山へ行ったり岩トレしたりの日があることで、普通の生活リズムを取り戻すことが出来ています。
今朝、目覚めるころに夢を見ました。
さっちゃんの夢です。
入院しているはずのさっちゃんが何故か家に来ています。
そして、僕はさっちゃんのオムツ交換をしています。
夢の中で、僕はこんなことを考えているんです。
さっちゃんは点滴で栄養を摂っているから排便は無いのだろう。
点滴なら排便が無いのかどうかは僕には分かりませんが、夢の中での僕はそう考えていました。
ですから、パッドだけの交換で済みましたから、楽に終わりました。
夢の中で僕はいろいろと考えています。
さっちゃんはどうして酸素マスクをしていないんだろう?
夢の中でも、さっちゃんは入院中だと言うことには変わりはありませんでしたから、そもそも我が家に来ること自体が不思議なんですけれどね。
夢ですからね、不思議だらけです。
車椅子で来ていました。
ただ、さっちゃんの表情などは夢の中では一切出て来ませんでした。
表情どころか、顔すらも出て来ませんでした。
でも、夢とは言え、さっちゃんと少しの時間を一緒に過ごせて、ちょっぴり幸せでした。