母が突然に阿弥陀如来のお導きのもと浄土へと旅立ちました。89歳でした。
自分の体が大変な時でも、一人娘の私を一番に心にかけ、風邪をひかないように、体を冷やさないように、大事にしなよと、まるで小中学生の子供に言うように常に気遣ってくれていました。これで近親には悩みを相談するひとも、愚痴を聞いてくれる人もいなくなりました。
近い将来このような日が訪れるのは承知していて、それなりの心の準備はしてきたつもりでしたが、いざとなると脆いものでした。電話をすればすぐにでも声が聞けそうで、まだ実感が伴いません。これから少しづつ本当の淋しさが込み上げてくるのだろうと思います。
最後に「今までありがとう、さようなら」そして「次は極楽浄土で会おうね」と声をかけ、自筆の般若心経を納めてお別れをしました。 合掌