電気屋の常識でも一般消費者には知らない事がたくさんあります。
そんな事を少しづつ、私はツイッターに投稿しています。
先日こんな事を投稿しました。

エアコン工事で撤去したエアコンを見たら電源コードを束ねていました。
これって、使っているうちに電源コードが過熱して燃え上がる事もあるのです。
その注意喚起のために投稿しました。
電気屋では常識なのですが、思いのほか反応が良く知らなかった人が多いようでした。
消費電力w数の大きな電気製品はこのように束ねて使わないでくださいね。
同じ原因で、このようなコードリールにおいても、本来はリールからコードを伸ばして使うのが正しいのです。
これは現場で使うリールだけど、小型は家庭でも使っているのをよく見ます。
コードを伸ばして使うのですよ。
それじゃコレ使っている人いるでしょ!!!
これは用途として巻き取って使うものですよね。
使い方を誤れば、ここから出火します。
この巻物は照明など消費電力が小さい物の為にあるものです。
例えば、電気ストーブのようなヒーター物では絶対使わないでください。
女性でやりそうなので警告しておきます。 ドライヤーもダメです。
電気製品のラベル見て消費電力が100w以下の製品で使用してください。
ナゼ出火の原因となるのでしょう? ホットプレートで焼き肉を家庭でやった時に気づく人多いのだけど、使っているとコードが温かくなります。
コードに電気が流れると、ジュール熱と言って熱が発生します。
この熱は消費電力によって高くなります。
コードを伸ばしていると、表面積で放熱しますが、束ねると蓄熱してしまい、やがてその熱で、ビニールコードの被覆が溶け始めます。
溶けた電線がショートし出火してしまうのです。
怖いでしょ。
実は掃除機のコードもそうなんですよ。
掃除機は1000wあります。 そのために掃除機のコードリールは全部出して使うのが正しいのです。

コードを伸ばすと黄色い目印があります。 ここまで伸ばして使うのが正解です。
赤色は終端の目印です。
実際には掃除機の使用時間が数分の方が多いので出火しないのですが、長時間使う人は伸ばした方が安全ですよ。
確かにコードが長いと邪魔なのですけどね。
電気製品の消費電力を確認しながら、この製品は束ねても大丈夫か判断してくださいね。
これからも電気の安全について書いていこうと思ってます。
Twitterの方では毎日投稿してますので、フォローをお願いしますね。
こちらは栄電気の新しくしたサイトです。