月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.193 水谷公生さんのお仕事 GS編

2023-09-22 00:18:39 | グループサウンズ&カルトGS

最近、色々調べている水谷公生さん関連。

まずはGS時代の事を書いていこうかと思います。

 

最初は、ブルーエースというインストグループに参加していた水谷さん

(当時は水谷淳名義)ですが、アウトキャストというGSに参加します。

アウトキャストは、渡辺プロ所属第1号のGSで、

タイガースの先輩にあたります。実力はあったのですが、

人気面に関しては、後輩のタイガースに大きく水を開けられます。

 

一日だけの恋

曲としては悪くないですが、スター性はなかったですね。

 

電話でいいから

やけっぱちなボーカルがやけに印象に残る曲です。

こういうの、嫌いじゃないです。

 

のっぽのサリー

アルバム「君も僕も友達になろう」収録。

スピード感こそないですが、日本初のガレージパンクとも言われてます。

「電話でいいから」と並んで、80年代半ばに欧米のマニア層に

注目されていたそうです。

 

アウトキャストはアイドルを目指して挫折しましたが、

ボーカルの轟健二さん(松崎 澄夫さん)はプロデューサーとして

キーボードの穂口 雄右さんはアレンジャーとして、

そして水谷さんはギタリストとしてキャンディーズを育てることになります。

 

キャンディーズ「春一番」

この印象的なギターは水谷さんです。

 

アウトキャスト解散後は、アダムスというグループに参加します。

オーケストラを効果的に使った「旧約聖書」という曲でデビューします。

「第2のタイガース」を目指していたらしいですが、ヒットはせず。

 

旧約聖書

てっきり、すぎやまこういちさんが関わっていたと思っていましたが、

作詞・山上路夫さん、作曲・村井邦彦さんでした。

大袈裟なオーケストラが好きな人には気に入るかと。

カルトGS屈指の名曲だと思っています。

 

にくい時計

水谷公生さんの作詞作曲の曲です。切なくなる曲ですね。

タイガースの映画「ハーイ!ロンドン」で演奏しているシーンがあるとか。

 

こちらは作詞・北山修さん、作曲・すぎやまこういちさんです。

最後は結局、歌謡曲っぽくなりましたね。

 

アダムス解散以降のソロアルバムやグループ参加については、また次回に。

 

そして完全に余談となりますが、アダムスの音源が収録されているこの編集盤に

作曲家の馬飼野康二さんが所属していたというブルーシャルムという

グループの音源も収録されています。

ゾンビーズの「二人のシーズン」の日本語カバーもやっていますね。

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿