TVを見ていて偶然見たCMですが、佐渡裕さんが
シエナ・ウィンド・オーケストラと共演するイベント
「ブラスの祭典2022」というイベントが県内で行われるとの事です。
そして演奏されるのが、ELPの名曲「タルカス」の
吹奏楽編曲版だそうです。これは生で見たいと思うけど、
会場がかなり遠いので、ちょっと行けそうもないな。残念。
「タルカス」のクラシック版に関しては、2010年に
作曲家の吉松隆さんが、「新・音楽の未来遺産~ROCK&BUGAKU」
というコンサートで披露されています。
当然ながら、クラシック用の楽譜が無かったため、
耳コピで楽譜を仕上げたといいますから恐れ入ります。
スコアが出来たのがコンサートの1か月前、
キース・エマーソンの許可の返事が来たのが1週間前だったそうで、
ハラハラしていたのがわかります。
自分が知ったのが、偶然見た「題名のない音楽会」で、
『タルカスがクラシックになってる』と驚いたものです。
(その時は司会をしていた佐渡裕さんが指揮をしていました)
CDも発売されていると知りましたので、すぐに買いに行くことになりました。
内容は「タルカス」、黛敏郎さんの「BUGAKU」、
ドヴォルザークの「アメリカREMIX」、
そしてオリジナルの「アトム・ハート・クラブ組曲第1番」。
何でもビートルズの「サージェントペパーズ~」、ELPの「タルカス」、
ピンクフロイドの「原子心母」をブレンドして
鉄腕アトムの10万馬力でシェイクしたというイメージだそうで。
流石、「クラシック音楽界におけるプログレッシヴロック」を
内なるテーマに作品を作るような人だなと。
久しぶりにCD聴いてみましたが、元々キース・エマーソンに
クラシックの素養がある事もあり、「タルカス」のオーケストラアレンジが
実にしっくりとくるというか、違和感がないですね。
吹奏楽版のアレンジも聴きたいです。
コンサート見れる人が羨ましいなぁ。