月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.239 面白いキーホルダー

2024-02-29 23:33:40 | アラカルト

ネットの記事を見ていたら、ちょっと面白いものを見つけました。

何でも、Youtube等のデータを読み込んで

相手に渡せるっていうキーホルダーです。

 

小さなキーホルダーに音楽を込めて、大切なあの人に贈ろう

 

レコードやカセットテープ型のキーホルダーで相手とやり取りするのが

なかなか面白いと思いますね。

それこそ昔、編集したカセットテープを相手に渡して聞いてもらう

そんな感じかな。

ラインとかで転送すればいいだろって言われそうですが、

まぁそういう情緒を理解してくれる相手向けですかね。

値段的には安くないですが、自分にとって特別な曲を

聴いてもらいたいって時にアピール出来たりする感じかな。

そういうのって、嫌いじゃないですよ。

THE MUSIC


NO.238 遠藤賢司「猫が眠ってる」

2024-02-26 00:33:31 | 日本のフォーク

今回は少々、趣向を変えてみます。

最近、別の所で交流している人の話です。(ネット上ですが)

ふとしたきっかけで出会ったのですが、

自分も猫好きだと話したら、猫に関する話をするようになりました。

 

この人は、どこまでも猫が好きな人で、自ら保護猫たちと暮らしていること。

状態が悪く、手のかかる子ほど可愛いと、今一緒に暮らしている子たちへの

愛情がひしひしと感じられました。

とても感受性が豊かな方で、雑誌への詩の投稿が連続で採用されていたと

言っていましたね。目に映ったものしか書けない自分と比べて、

豊かな世界が見える人だろうなとは思います。

 

そんな中、猫の日に因んで、何か猫に関する曲はないかという話題になり、

思い浮かべようかと思っていたのですが、意外に出てきませんね。

とりあえず、PANTAの「屋根の上の猫」を上げてみました。

 

 

流石にロック過ぎたのか、反応はイマイチでした。

 

そうすると、キングクリムゾンの「キャットフード」もダメだろうなと。

ピート・シンフィールドのイカれた詞もだけど、

キース・テイペットのピアノがフリーキー過ぎるかな。

 

 

結局、これはというものが出なくて終了。新しめのアーチストの曲なら

少しはあるらしいけど、自分にはわからないかな。

 

そして後から思い出したのが、遠藤賢司さんの「猫が眠ってる」。

それも、加藤和彦さんや、西岡たかしさん、早川義夫さんが参加している

シングルバージョンがいいと思います。

まるでインド音楽を感じさせる、アシッドフォークの傑作とは思いますが。

まぁ聴かせたら、ドン引きされるかなぁと思ってはいますが。

 


NO.237 アンドウェラ 「ピープルズピープル」

2024-02-21 00:04:55 | 隠れた名曲

心が落ち着くような曲ですが、女性ボーカル物は結構持ってはいますが、

男性ボーカルものはどうだろうと思ってみたら、

意外と少ない事に気づきました。

誰でも知っているようなアーチストのものばかりじゃ

つまらないだろうなぁと思っていたら、

そうだ、このアルバムがあるじゃないかというのを思い出しました。

昔からマニアの間ではよく知られていたものですが、

一般の人には知名度が無いに等しい、そんなアルバムです。

それがAndwella の「 People's People」です。

 

アンドウェラは、北アイルランド出身のデイブ・ルイスが率いていた

グループです。アンドウェラズ・ドリーム名義の「Love And Poetry」は、

ファズが効いたサイケ風味ですが、アンドウェラ名義となった

「WORLD'S END」は、スワンプ寄りのサウンドになっています。

そして「People's People」は、更にスワンプ色が強くなった感じです。

ザ・バンドに英国の湿り気のある部分を加えたような感じでしょうか。

味わいのあるルイスのボーカルが心地いい、まさに隠れた名作かなと。

ザ・バンドが好きな人には是非、聴いてもらいたいですね。

(米盤と英盤ではジャケットが違います。モノクロな英盤よりは

風景も渋い米盤が好みかなと)

収録時間こそ短いですが、捨て曲もないので、

今回はフルアルバムを上げておきます。

 

 

このアルバムは、6~7年前に高音質でのCD化されているんですが、

もう入手困難になっています。もし見つかれば確保したいですが。

そして、3月の終わりぐらいになるのですが、

「Love And Poetry」、「WORLD'S END」、「People's People」の

3枚セットのLPが発売予定だとか。限定色もあるので、こちらを買おうかなと。

おそらく輸入盤のみとは思います。国内盤出るといいのになぁ。

 

TO DREAM (SHADES OF GREY VINYL 3LP)

 

 


NO.236 新居昭乃 「空の森」

2024-02-16 00:53:09 | 女性ボーカル

NO.229で紹介したザバダック以外にも、好みの女性ボーカリストは

何人もいます。その中の一人が新居昭乃さんです。

 

元々ザバダック絡みで知ったと思いますが、(曲の提供とかで)

この人は初期の頃は、ゲームのサントラとかイメージアルバムにて

歌っていた人です。デビューアルバムは80年代に出しています。

ポプコンにも出場経験もありますね。

 

 

ファーストアルバム発売から10年以上、個人名義でのアルバムは

発売されませんでしたが、地道に活動はしていたようです。

11年ぶりに発売されるアルバムに先駆けて発売されたのが、

このアルバムです。ゲーム等の音楽やイメージアルバムに提供した

曲の中から選んだベストアルバムです。

優しい感じのイメージの曲が多いですね。

「ロードス島戦記」のイメージソングである

「風と鳥と空」はお気に入りの曲です。

 

 

また「ロードス島戦記」に提供し加藤いづみさんが歌っている

「Adèsso e Fortuna〜炎と永遠〜」のセルフカバーも印象的です。

 

 

昭乃さんにとって重要な人物は、やはり菅野よう子さんですね。

そして自分にとっても、菅野よう子さんの名前を初めて知る事になりました。

「マクロスプラス」で歌われた「VOICES」は、昭乃さん自身の作品ではないですが、

菅野さんの作曲、編曲の良さが実によく出ている名曲と思います。

 

 

そして「WANNA BE AN ANGEL」。劇場版マクロスプラスで使用されたこの曲も、

菅野さんらしさが出ています。

 

 

そして次作の「空の庭」で歌われた「人間の子供」。

インパクトは大きかったです。優しい気持ちになれるというか。

 

 

新居昭乃さん、久しぶりに聴いてみたけど、

穏やかな気持ちになれるいい曲ばかりで癒されます。

疲れた気持ちになった時には聴きたいですね。


NO.235 ダモ鈴木さん死去

2024-02-12 00:15:37 | 墓碑銘

小澤征爾さんの死去で一つの時代が終わったなぁと思っていたら、

ダモ鈴木さんが2月9日に亡くなられたと聞きました。

 

カンのダモ鈴木、訃報を受けて音楽界からは追悼の声が寄せられることに

 

ダモ鈴木さんで、やはり有名なのがドイツのCANの「タゴマゴ」ですね。

山内テツさんと並んで、70年代初頭のロックシーンで名を残したのは

賞賛に値すると思いますね。

 

 

後年はダモズネットワークとして、色々なアーチストと共演していますね。

20年位前に来日した時は、サイケデリック系の様々なアーチストと一緒に

ライブをしています。そして今は無き地元のライブハウスでもライブを

行っていました。本当に小さなライブハウスでしたが、

そんな事は関係ないとばかりにライブを行っていました。

自分とも交流があった地元のアーチストとの共演。良き思い出だったと。

そういえば、ダモさんは気さくにも写真撮影にも応じてくれましたね。

残念ながらデータはどこかに行ってしまいました。

パソコンに取り込んで残しておけばよかったなと後悔しています。

ご冥福をお祈りします。