月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.280「コカ・コーラCMソング集 1962-89」

2024-09-20 07:58:19 | 音楽雑学

諸事情により、ここ暫く碌にインさえ出来ていませんでした。

ぼちぼち復帰したいと思います。

 

少し前になりますが、テレビから流れるのを偶然見たCMで気になったものが。

流れているのは、80年代に使われていたコカ・コーラのCMソングの

「I FEEL COKE」ですが、実はマクドナルドのビックマックのCM。

それも80年代のコカ・コーラのCMを意識した感じの作りでした。

これは一本取られたなと思いました。

 

 

そしてこちらがオリジナルのコカ・コーラのCM。いいCMだと思います。

 

 

コカ・コーラのCMが気になって色々調べたりしましたが、昔から

色々なアーチストが参加していてちょっとびっくりしました。

古くはワイルドワンズ等のグループサウンズ勢も。当時としては凝ったCMです。

 

 

そして加山雄三さんも出演していましたね。まだ若い時期です。

 

 

それ以外でもピンキーとキラーズとか、フォーリーブスとかも出演、

当時からCMに力を入れていたのがわかります。

 

色々検索してみて、コカ・コーラのCMを集めたCDがある事を知りました。

しかしながら現在廃盤状態で、なかなか入手は難しそうでした。

近所の中古屋等を探して見ても当然見つからず。

最後に何とかオフに行ってみたところ、何と見つかってびっくりしました。

 

2枚組で50曲以上収録。CMバージョンでの収録は貴重なものです。

これでも全てのCMソングを収録しているのではないですが、

こんなアーチストも演奏しているのかと、新たな発見がありますね。

 

 

個人的に好きなのは、70年代後期のトランザム。トランザムと言えば、

「ロッテ・イタリアーノ」とか「ハウス・とんがりコーン」とかの

印象が強く、頭に浮かんで来ます。

 

 

後は、80年代初期の矢沢永吉さん、早見優さんですか。この辺りも

頭に浮かんで来ますね。

 

 

 

それ以外でも印象の強いものが沢山あります。

流石、コカ・コーラのCMといえますね。

好評だったようで、続編も発売されましたが、

こちらはまだ入手出来ていません。沢田研二さんとか、クリスタルキングの

CMソングも収録されていますので、是非、探してみたいです。

 

それでも収録されていないものもありまして、山下達郎さんのものは

聴けないですね。やはり許可が下りないのでしょうか?

 

 

う~ん、こうして見ると映像を集めたものも欲しくなってきます。

 

 


NO.271 芸人と侮ることなかれ

2024-08-06 08:11:50 | 音楽雑学

NO.268のコミックソング関係で色々調べてみましたが、

実は芸人の方々にも、歌や演奏が上手い人が多いんだなと感じたわけです。

昔は何も考えずに笑っていましたが、改めてみると興味深いなと。

今回は、そういった方々を取り上げてみます。

 

1.クレイジーキャッツ

クレイジーキャッツは世代ではないですが、一時期、植木等さんがブームに

なった時に色々聴く機会があったわけです。その時にはユーモラスな曲に

注目したのですが、実は楽器も上手かったりします。

こちらのコントは、今では考えられないような大胆なものですね。

 

 

 

2.植木等「スーダラ伝説」

植木さんがブームになった時は、紅白にも出場していました。

聴いている人も演奏している人も楽しくなるような曲。

こういうのを自分では求めているんだなぁと思ってみたり。

 

 

3.タモリ「THE WALTZ IN WALTZ 」

タモリさんもジャズに関しては造詣が深いですね。

真面目なジャズのアルバムも出しています。

演奏前のやり取りはユニークですが、演奏は実にいいですね。

 

 

4.内田裕也「トラブル」

内田裕也さん自身は芸人ではありませんが

都知事選の政見放送とかはウケ狙いと思う人はいるでしょうが)

裕也さんのバックで歌っているのは、大物の人達。

昔の番組では、こういう事もやっていたんですね。

 

 

5.玉川カルテット

「笑点」とかでも出演していて、笑ったりしていましたが、

久しぶりに聴いてみたら、いい声しているんだなぁと改めて思いました。

こういう芸人は、今ではもう殆ど見かけなくなりました。

 

 

6. かしまし娘

最近、立て続けにメンバーが亡くなられています。

意外と映像は少ないですね。馬鹿な事はしていますが、

しっかりと歌は聴かせてくれます。 

 

 

7.横山ホットブラザーズ

のこぎり芸はインパクトありますが、結構ミュージシャンとも共演しています。

チャーと石田長生さんの馬呆(BAHO)との共演があったのにはびっくりです。

そしてチャーは実に楽しそうに演奏していますね。

 

 

更にウルフルズのライブにもゲストで呼ばれ、大歓声で迎えられたりも。

 

 

8.テツandトモ

ジャージ姿での「なんでだろう」のワンパターンな感じですが、

結構、歌は上手かったりします。昔のニューミュージックを歌わせると、

実に様になっているというか、お世辞抜きでいいハーモニーですよ。

 

 

 

9.どぶろっく

この人たちは、芸人にしておくのが勿体ないくらいですね。

時には、ゆず顔負けのコーラスを見せてくれたり。

「神様と農夫」のMVとか、あまりに壮大でオペラかと思ったくらいです。

ただ歌詞が下ネタなので人には勧めにくいですが。

「もしかしてだけど」のこのバージョンがギリギリセーフかなと。

 

 

10.グループ魂「チャーのフェンダー」

元々は、宮藤官九郎さんが率いるコントグループ。

このグループも下ネタも多いのですが……。

この曲はチャーの断りもなく作ったかと思っていましたが、

MVには、ちゃっかりチャー本人もギターを弾いていたりします。

オマケにコントっぽい事もやっていたり。

ユーモアには寛容なチャーらしいですね。

 

 

他にも色々な芸人さんがいますが、またの機会があったらにしますか。

逆にさだまさしさんのトークみたいに、

芸人顔負けの面白いものもあったりしますので、その辺りも考えて見ますか。


NO.268 コミックソングあれこれ

2024-07-14 17:32:55 | 音楽雑学

最近は加藤和彦さん関連のものを色々調べていますが、

やはりフォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」のヒットが

原点とも言えますね。という事で、コミックソングをあれこれ集めてみました。

 

1.「帰って来たヨッパライ」ボサノババージョン

 

元々、「帰って来たヨッパライ」は、テープの逆回転等を使っているので、

ライブでは演奏しにくいのですが、これはガラリと雰囲気を変えていますね。

アルフィーの坂崎幸之助さんと加藤和彦さんの演奏で。

フォークル当時の「帰って来たヨッパライ」ライブバージョンは、

試行錯誤が繰り返された感じですね。

 

 

2.ソルティシュガー「走れコウタロー」

 

この曲も実況部分が早口なのでライブは難しいと思いますが、

しっかりと喋っているのが凄いです。

 

 

3.日本全国酒飲み音頭~電線音頭~演歌チャンチャカチャン~演歌血液ガッタガタ

 

この辺りの曲は、昭和後期に流行っていた感じですね。インパクトは強くて

よく覚えています。

 

 

4.ミス花子「河内のオッサンの歌」

 

もうこんなコテコテな感じで喋る人はいないでしょうね。これもFMで聴いて

忘れられない1曲です。この曲を含めた「ニッポンのオッサンの唄大全集」

なんてアルバムもありますね。

 

 

5. 憂歌団「おそうじオバチャン」

 

大阪となると思いだすのが憂歌団ですね。デビューシングルにしてこの曲。

差別的という事で放送禁止となったりもしました。

後に「お政治オバチャン」という皮肉った曲も作ったりもしています。

 

 

6. 間寛平「ひらけチューリップ」

 

芸人といわれる方には歌が上手い人が多いのですが、この人も意外と

上手かったりします。アルバムを出した事もあったりして、

PANTAが提供した「大阪で生まれた男」とか歌っています。

 

 

7. 嘉門達夫「替え歌メドレー」

 

ゆけゆけ川口浩」を初めて聴いた時は変なおじさんだと思っていましたが、

この人の真骨頂は、やっぱり替え歌ですね。

 

 

8. 打首獄門同好会「カモン栄一」

 

その嘉門達夫さんですが、近年はあまり名前が出てこないと思っていましたが、

しっかり生存していましたね。(失礼)こちらのMVに出演しています。

打首獄門同好会は、コミックバンドではないですが、

歌詞が非常にユニークです。自称、生活密着型ラウドロック。

MVも凝っていて面白いです。

 

 

9. 打首獄門同好会「カモン諭吉」

 

「カモン栄一」は、この曲の続編ですね。この曲のMVも嘉門さんが出演してます。

 

 

なお、打首獄門同好会のベースのJUNKOさんは、見た目は若く見えますが、

年齢は60歳を超えていてビックリです。なお、もっと年齢が上の若く見える人と

日本の米は世界一」という曲で、ある番組でコラボしていました。

いや若くて元気なのはいい事ですね。

 


NO.265 意外な所にラスボスが……

2024-07-01 00:21:40 | 音楽雑学

最近見たディスクユニオンのYoutubeチャンネルの動画で

興味深いものがありましたので紹介してみます。

CDが発売されたのは80年代の初めの方ですが、極めて初期のものに関しては、

特徴があるものが多かったりします。今回は東芝EMIの初期のCDに関してですね。

非常にマニアックな話となりますが、ご容赦下さい。

 

 

当時の東芝EMIですが、CD発売初期の頃は、まだ自社での工場を

持っていなかったりします。その為、CBSソニーに委託してCDを作り

それを販売していました。期間的には1年ぐらいと短いですので、

CDの刻印にCBSソニーの名前が刻まれた東芝EMIのCDは珍しい事になります。

 

そしてマニア的には非常に困るのですが、この当時の委託されたCDには

帯とかはなく、金色の丸いステッカーというかシールに作品名やアーチスト名が

書かれていました。当然、殆どの人は捨てていると思いますので、

これが付いているものを探すのは非常に困難です。(動画参照)

そしてマニアには有名な、標準規格での世界発売前にフライングで売られて

いちゃもんがついたビートルズの『アビーロード』、これにも金丸ステッカー

バージョンが存在していて、それが付属されているものは

殆どないとも言われています。これの未開封とか持っていたら、

買取価格はどれくらいになるのだろうかと思ってしまいます。

 

動画で紹介されているのは、ストーンズの『刺青の男』、

ポール・マッカートニーの『TUG OF WAR』、

デヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』、

そしてビートルズの『アビーロード』。

これらを全て金丸ステッカー付きで集めるのは困難の極みです。

 

更に恐ろしい事に、これらを上回るラスボスがいるという事で、

どんなものかと思っていたら、何とピンクフロイドの『狂気』なのだと。

『狂気』のCDにも色々なバリエーションがありまして、NO.100でも

モービルフィディリティ盤を紹介しましたが、それよりもはるかにレアとの事。

確かに『狂気』の初期CDの金丸ステッカー付きなんて

存在さえ知りませんでした。市場にも出る事は皆無なのだとか。

 

そして更に注目すべきなのは、この東芝初期版のCDの『狂気』は、

日本独自のマスターとしてアナログ時代に発売された

プロユースシリーズのものを使っているとの事です。同時期の回収版の

『アビーロード』もプロユースシリーズから作製されているので、

そこの所も、マニア的には価値を見い出すのかなと。 

 

ピンクフロイドに関しては、初めて発売されたCDのラインナップにある

『炎』の青箱帯仕様のものが最難関と思っていましたが、

それに匹敵するものがあるとは。改めて思いますね。

『マニアの道は獣道』だと。

 

 


NO.252 私達が愛したホテルカリフォルニア

2024-04-29 00:24:03 | 音楽雑学

今年も昭和の日が来ました。去年は何をやっていたかというと、

有名な番組のBGMの元ネタについてでしたね。(NO.148

次はラジオ編にするとか書いていましたが、ちょっと予定を変更します。

 

NO.244でアルフィーと拓郎さんが歌う「ホテル・カリフォルニア」の

カバーを聴いて結構いいなと思い、他には何かないかと調べてみたら、

意外な人がカバーをしているのを見つけたので、今回のネタは

これにしました。NO.118以来の特集です。もうやらないと思っていましたが。

 

「ホテル・カリフォルニア」は、日本語訳でのカバーも多いので、

まずはこちらから。

 

1.タンポポ

なかにし礼さんによる訳詞になります。個人的には、非常に好きなデュオです。

NO.50NO.55 でも記事にしています。

この曲は、洋楽のカバーを中心としたアルバム「過ぎし日の想い出」

に収録されていますが、シングルのB面でも発売されています。

切なさを感じる歌は、また違った魅力があります。

CD化していないのが残念です。

 

 

2.田中星児

あの「ビューティフル・サンデー」で有名な田中星児さんが

この曲をカバーするとは夢にも思いませんでした。

 

 

3.サンタクララ

あまり詳しく知らないですが(「男と女」という曲くらいしか知らないです)

結構いい声していますね。

 

 

 

4.狩人

ちょっと意外なグループもカバーを。

コーラスには定評がありますので、悪くないですね。

 

 

5.キャンディーズ

更に意外なグループも。昔のアイドルって洋楽のカバーをしていますが、

意表を突かれたというか。水谷公生さん関係で注目はしましたが、

まさかこの曲を演奏していたとは。

 

 

6.ピンクレディ

さらに驚いたのは、ピンクレディまでもカバーしていたとは。

当時はアイドルは毛嫌いしていただけに、新たな発見ですね。

 

 

ここからは、英語詞で歌われるものを。

 

7.佐藤竹善

この人はまるで詳しくないですが、独自の編曲で歌われていて、

なかなか面白いですね。

 

8.Char・奥田民生・山崎まさよし(三人の侍)

 

実力者が集まっているユニットなので、間違いはないです。

途中でニヤリとするような歌詞で歌うのはご愛敬ですね。

 

 

9.前川清

これは全く予想外だったですね。あの前川さんもカバーしています。

しかも英語詞でいい声で歌っています。何も知らない人に聞かせたら

わからないのではないかと。

 

10.桑名正博&モト冬樹

「やまだかつてないTV」に出演時の映像だとか。

桑名さんは、ドアーズとかのカバーもよかったけど、

この曲も渋く歌っていますね。

 

11.TUBE

これもまた予想外のグループですね。夏に関係ない曲でも、

前田さんのボーカルはガツンときますね。

元々実力がある人なので、納得の出来かと。

 

 

そして海外のアーチストも

 

12.Don Felder Feat. Styx

ドン・フェルダーは、実は「ホテル・カリフォルニア」を作曲した人ですね。

イーグルス以外の演奏で。やはりギターソロは、この人がいいかなと。

 

 

13.ジプシーキングス

アレンジが大胆なのは、やはりこのグループ独特のものですね。

「マイウェイ」のカバーもそうですが、まるで自分たちの曲のような

感じになっています。

 

 

ボーナストラック ロックフジヤマ

嘗てテレビ東京系で放送されていた音楽番組「ロックフジヤマ」。

元メガデスのマーティ・フリードマンがホストを務めていますが、

見てみたら、なかなか面白いです。現在は、Youtubeチャンネルで

見る事が可能です。ゲストに野村義男さんを迎えての

「ホテル・カリフォルニア」のギタ-ソロの演奏は必見かなと。

(ROLLYも加わっています)

それ以外にも「UFO」のロックアレンジとかも聴きどころですね。

 

それ以外にも探せばあると思いますが、今回はここまで。

もう次は無いだろうなと思います。