最近、ふとしたことでグループサウンズ関係の曲を聴いたりしました。
モップス、そしてタイガースの関連も。沢田研二さんもまだ現役でライブを
していますし、そういえばタイガースのメンバーも近年集まったなぁと。
そしてタイガースといえば、ジュリーと並んで人気があったのは、
トッポこと加橋かつみさんですね。派手ではないですが、その優しい歌声には、
ファンも魅了されたでしょう。
タイガース当時から、ビージーズの曲はよく歌っていたようで、
「ホリディ」とか得意だったようですね。
そして加橋さんのボーカルと言えば、最大のヒットとなった「花の首飾り」。
やはりこの曲は、加橋さんの歌声が一番しっくりくる感じですね。
加橋さんは、タイガースの人気絶頂期に失踪の形で脱退します。
そしてパリに渡り製作されたのが、この「パリ 1969」です。
ビートルズの「ホワイトアルバム」を思わせるような真っ白なジャケットが
印象的です。
タイガースの「ヒューマン・ルネッサンス」でもクラシカルなサウンドを
聴かせていますが、このアルバムでもオーケストラが取り入れられ、
アレンジは、ジャン・クロード・プチが担当しています。
シングルカットされた「花の世界」から、
タイガースとは違った世界を見せてくれますが、残念ながら、Youtubeには
上がっていなかったです。いい曲ですけどね。
「雨上がりと僕」、オーケストラとの相性がよい曲です。
また、カバー曲の「バイバイシティー」、珍しく少々ハードな歌い方ですね。
加橋さんは、このアルバム以外にも数枚ソロアルバムを出していますが、
いずれも現在入手困難です。自分は「パリ1969」しか持っていないので、
また再発してほしいですね。
そして最後に、80年代のタイガースの同窓会的復活の時の加橋さんによる、
「生きてることは素敵さ」という曲。
その時の新曲の中でも印象的だったのを覚えています。