月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.88 上田知華+KARYOBIN「秋色化粧」

2022-09-28 01:04:50 | 隠れた名曲

季節はもう秋なのですが、未だに暑い日々が続きます。

秋の歌というと色々思い浮かびますが、パッと思いつくのがこの曲です。

昔、FMのリクエスト番組で偶然聴いたのですが、

ストリングスを使った曲は珍しかったので、強い印象に残りました。

エアチェックしたテープを何度も聴いていたことを思い出しました。

当時は知らなかったのですが、ポーラのCMソングだったのですね。

シングルは昔、レコードも扱っていた古本屋にて偶然見つけました。

それ以来、シングルは見かけないので、

その当時に買っておいてよかったかなと。

 

上田さんが弾くピアノに加えて弦楽四重奏団バックにするスタイルは、

他に例を見なくて、余計に印象に残っているかもしれません。

メンバーには、ヴァイオリンのマレー飛鳥(金子飛鳥)さんも

所属したことがあり、またチェロの溝口肇さんも

サポートメンバーとして活動したことがあるそうです。

 

残念ながら、KARYOBINとしては大ヒットは無かったですが、

後に上田さんは作曲家としての活躍をすることになります。

特に今井美樹さんへの楽曲提供は有名ですね。

残念ながら、上田さんは2021年にすい臓がんで亡くなられています。

まだ60代だったのに残念です。

 

 


NO.87 アスラン「イエス・トリビュート・危機」

2022-09-26 00:20:36 | アラカルト

イエスの「危機」50周年記念ライブは見たかったなぁと思っていたら、

17~8年ぐらい前に偶然イベントで見たアスランという

イエスのトリビュートバンドの事について不意に思い出しました。

トリビュートバンドに関しては、レッドツェッペリンの

トリビュートバンドであるシナモンは何度も見に行く程のファンでしたが、

それ以外は殆ど知らない状態でした。

そんな中、イベントで偶然聴いたアスランでしたが、

これがなかなか良かったんですね。イエスは、キングクリムゾンや

ピンクフロイドと比べて自分では聴く頻度は高くないですが、

それでも「こわれもの」や「危機」は好きなアルバムです。

聴いてみてかなり本気度の高い「危機」の演奏に驚いた記憶があります。

そしてイベント終了後に、物販で思わず買ってしまったCDがこれです。

自主製作でCD-Rのものでしたが、しっかりと解説まで作ってありました。

解説には、メンバーが海外のイエスのイベントにて、

メンバーがジョン・アンダーソンに自分たちのライブテープを渡すという

エピソードが書いてありました。

そして予想に反してジョンに聴いてもらえたようで、

後日、感想やバンドに対するアドバイス等をEメールにてもらえたとの事。

ライナーを書いたイエスファミリーファンクラブの方のブログに

詳細があるので参考までに。

 

ASLAN | yffcyesheadのブログYESCOVERSなど (ameblo.jp)

 

久しぶりに聴いてみましたが、やっぱりいいね。


NO.86 映画「ランディ・ローズ」11月公開予定

2022-09-23 00:08:15 | 映画

正直、自分はメタル系には詳しくないですが

(ドリームシアターを少しかじった程度)

ランディ・ローズの名前は知っています。

まぁ知っている程度で、殆ど楽曲は聴いてはないですが。

 

天才ギタリストと言われた存在ですが、若くして亡くなり伝説となった

ランディ・ローズのドキュメンタリーが11月から公開予定です。

地元でも公開予定ですが、例によってロードショーの最後の方に

なると思われ、まぁ見れるのは年明け以降かなぁと。

 

 映画『ランディ・ローズ』公式サイト (randy-rhoads.jp)

 

クワイエット・ライオットでは、日本のみのデビューでしたが、

オジー・オズボーン・バンドへの抜擢で注目されることに。

エディ・ヴァンヘイレンのインタビューや貴重映像の

収録もありそうで、その辺りは期待したい所です。

 

 

 


NO.85 フードブレイン「晩餐」

2022-09-20 00:28:02 | 日本のロック

某タワーレコード3枚で20%オフの最後を飾るのがこのアルバム。

NO.28でも少し書いたフードブレインの作品です。

80年代の終わり位、まだようやくCDがレコードに取って代わる頃、

ポリドールから「日本ロックの逆襲」というシリーズで

名盤と言われるものがCD化されています。

(その割にはラインナップに遠藤賢司さんとか

シロー、ブレッド&バターとか入っていましたが)

自分が探し始めたのが、発売してからしばらく経っていたので、

すでに新品がどこにも売っていないタイトルも出てきていました。

その中でどうしても見つからなかったのが、布谷文夫さんの

「悲しき夏バテ」とこのフードブレインの「晩餐」でした。

(悲しき夏バテ」に関しては、後年に紙ジャケで再発した時に購入)

フードブレインは、色々な中古屋に行く度に探していましたが、

なかなか見つからず、かなり後になって偶然発見し確保しました。

それだけに思い入れは強いアルバムですね。

 

そんなアルバムですが、以降何度となく再発しています。

今回購入したのは、MQA-CD+UHQCDのハイレゾ対応版で、

買い替えするに値すると判断して購入を決めました。

メンバーに関しては、NO.28でも書きましたが、

スーパーグループに相応しいメンバーです。

「晩餐」に関しましては、ボーカルをやる人がいないという事で

すべてインストゥルメンタルとなっています。

メンバーそれぞれがエゴむき出しでひりつく様なプレイを期待していたのですが、

実験的要素が強い曲が多くなっています。

陳信輝さんが、当時フランク・ザッパを好んでいたようなので、

その影響が強かったのかもしれません。

前衛的な作品なので聴く人を選びますが、

ロック史に残る作品なのは間違いないでしょう。

 


NO.84 裸のラリーズ3種アナログ盤プレオーダー開始

2022-09-17 14:52:14 | サイケデリック

裸のリリーズの公式3種のアナログ盤、国内リリースが

12月7日発売で決定したようです。

公式3種のアナログ化は初となります。

プレオーダーも開始しております。

 

今回のアナログ盤で注意したいのは、「’67-‘69 STUDIO et LIVE」は、

今回の再発CDに入っていたボーナストラックは収録されず、

オリジナルのままでアナログ化されています。

「MIZUTANI / Les Rallizes Dénudés」に関しては、

収録時間の関係で、オリジナルに収録されていた

「黒い悲しみのロマンセ otherwise Fallin’ Love With」が

カットされています。

「’77 LIVE」はCD2枚組だったのが、アナログでは3枚組となっています。

カットされたものに関しては、3種まとめて購入時の時の特典として、

12インチ盤に収録されたものが付属されます。

まぁ、ファンは3種すべて買う人が殆どだろうから問題ないと思いますが。

なお販売元のサイトで予約すると、限定のポストカードも付属しますね。

 

Les Rallizes Dénudés(裸のラリーズ) /3作同時購入特典12インチ付きセット[LP+LP+3LP+12”アナログ盤]TBV-0042 | Tuff Beats (tuff-beats.com)

 

果たしてすぐ予約が一杯になるのか、しばらく残るかはわかりずらいですが、

OZと公式3種のCDを予約しているので、予算的に厳しいかな。

ぜひ欲しい一品だけど、少し様子見します。

年末のボーナスが予定通りくらいには出ますように…。

 

追記 NO.66にて記載した

「OZ DAYS LIVE '72-'73 Kichijoji The 50th Anniversary Collection」

ですが数日前にメールが届き、海外プレス工場の製造遅延のため、

9月23日発売予定から10月下旬以降に変更になったとの事。

発売元のサイトも、しれっと修正されていました。

ちょっと残念だけど、まぁ仕方ないかな。