みなさま、本当に昨日はお疲れさまでした~
昔、「題名のない音楽会」という番組が放映されていましたが、こちらも負けずに「プログラムのない音楽会」とでも命名したほうがいいのかな…
初めから終わりまで、ハプニングに包まれつつも、笑いあり感動ありの大変充実した一時を過ごすことができました。
今回は、小さな方達が後ろの順番になるのはかわいそうかな、ということで第1部に小学生までの方、第2部は大人の部というように大まかに区別してみましたが、やはり、予想どおり、第1部は12時スタートで2時間を予定していたのに、なな、なんと…1時間で終わってしまいました……で、しょうがないので「第2部開演までのお時間、ロブレにてお買い物をお楽しみ下さい…」というアナウンスに急に変えるはめになったのでした。
そういえば~だいたい、12時開演のはじめからいきなりハプニングが……
アナウンス用のマイクがないのだ
そろそろ浴衣姿のかわいらしいおちびちゃんたち、ご父兄の方々、お客様も着席されている中、血相変えて「マイクがない、ない、マイクはどこ???」とせかせか歩き回る私……その異様な空気にだんだん、場内もどよめく……ない、ない、ない…あせりまくる私…すると……
舞台上に突然上った姪っ子Kが、「あったよ!」と
なんと、譜面台の上においてあったのだなんてことだ……そういえば、準備の時に、譜面台の上になんとなく置いたような気がしてはいたのだが、そんなことは遠くの彼方に置き忘れていたのであった……
かくして、「これから第3回浴衣でコンサートが始まります」の拡張高いアナウンスの代わりに「あったよ!」が始まりの合図となってしまったのであった…
第1部は、それでも、内容的にはとても良かった。
浴衣姿のショパンの「雨だれ」は、なんだか大正ロマンの雰囲気が漂って叙情的だった…そして、ピアノを始めて半年のSくん、連弾バッチリ、アナウンス◎、ソロ、冷や汗のち脱出、なかなか良かった…お父さんとの共演2組もあったか~い雰囲気でとても良かった。これでこそ、浴衣コンだなぁと感慨深く思った。その他、自作自演の素敵な演奏、ウクレレの優しい音、ハンドベルなどなどピアノ曲の合間にいろいろとユニークな演奏も良かった。。。
続いて、第2部。
第2部は、実は私にとっては一番恐ろしい瞬間が待っていたので、もうそれが終わるまでは正直いって、生きた心地がしなかった…というのも、友人のSさんが和洋折衷の「カルメン」を踊られるというので、始めは全音版の楽譜を使っていたのだが、あまりにもドン、チャッ、チャッの簡単な伴奏だったため、もし間に合うのであれば編曲してもらいたいなぁ~と去年もお世話になったI氏にお願いしたところ、快く引き受けていただいたのだった。
が、出来上がった譜面を見ると……「これを、たったの1週間で……」
それからというもの、仕事の合間をぬってなるべく譜面を頭に入れられるように努力はしたものの、あっという間の6日間。ついには当日。やはり弾けていないやばい……こんな状態で、舞台に上がるのなんて、生まれて初めてだいくら「お楽しみの会」とはいえ、「神様、ごめんなさい~」そんな祈るような気持ちで、本番を迎えるはめになった。
さてさて、話は元に戻り~1番、初参加のKさん、ラフマニノフ落ち着いていて良かった、続いてK先生、これも同じリズムを崩さずに弾くのは難しいのだが良く頑張った(途中で、一瞬道に迷いそうな気配もありつつ、うまく逃れた)、そして、いよいよ地獄のひととき。最近にはない緊張感……とても踊りを見ながら伴奏する余裕はない……しかし、そんな私とは対照的に、Sさんは狭い舞台を右に左に、時にはピアノの周りを回りながら浴衣とは思えないような足さばきと軽やかなステップで踊る…(私にとっては無我夢中、必死の3分半だった)…終わった…拍手
あぁ~よかった…たくさんミスったけれど、大きな穴は開けずに無事に終わって良かった……Sさんは、私の勝手なテンポの変化にも動じることなく見事に演じきったようだった…ありがとう!本当にありがとう!
その後、妹との「夕鶴」。これは、最後のオチが良かった。「さよなら~」の後に、姪っ子が舞台に走り出る→鶴役のK先生が走り去る、の寸劇がリハーサルもほとんどないままアドリブ的に行われたのだが、その昔プリマで踊っていらしたK先生が、なんと音がするからと下駄を脱いで裸足で舞台を走られたのには、びっくりしたさすが、プロ根性。脱帽……
その後、しっとりとしたピアノ演奏をはさんで、ヴァイオリン独奏。実は、数日前に少しだけ合わせをしたのだが、その時からどんどん上手になられて本番は一番良かったような気がした。そして、お嬢ちゃまの次はお父様のフルート演奏。さすがに深くて落ち着いた音色、シューマンの美しい旋律を丁寧に歌い上げられた感じだった。
その後、dodoさん親子さんの二重唱。さすがは声質がぴったり優しく調和され、す~っと心地よく響く。伴奏合わせが全くなかったので、ちょっとテンポ的なズレはあったものの、後半はそれを感じさせないぐっとくる演奏だった…その後、ピアノメインの方々が、それぞれに個性的な演奏を繰り広げ、最後もくじ引きであるにもかかわらず、終わりらしい、しみじみとした聴かせる演奏で、とても良かった……
そんなこんなで、第2部はバラエティ豊かで時間もたっぷり2時間かかり、予定どおりだった。これでは、次回から、最初に人数で2分割するのではなく、全体の出演者がそろったところで、およその演奏時間を提出していただき、2分割にして途中休憩を入れるのがいいかな?と思った。
とりあえず、ざ~っと思い出すままに、振り返ってみたが、実は私としてはまだ「終わらない浴衣コン」なのであった…あの、まずい演奏のままでは、どうしても納得がいかない、と今日は、姪っ子たちを大宮へ送った後、再度ちゃんと弾けるように練習してみた……しかし、それでも……まだまだ……あぁ~難しい……
次回、12月のコンサートでは、そのI氏のソナタ後半部分が(私が弾けた場合は)初登場する予定ですので、また皆様ぜひいらして下さい。
では、あと残りわずかな夏休み…楽しくお過ごしくださいね。
昔、「題名のない音楽会」という番組が放映されていましたが、こちらも負けずに「プログラムのない音楽会」とでも命名したほうがいいのかな…
初めから終わりまで、ハプニングに包まれつつも、笑いあり感動ありの大変充実した一時を過ごすことができました。
今回は、小さな方達が後ろの順番になるのはかわいそうかな、ということで第1部に小学生までの方、第2部は大人の部というように大まかに区別してみましたが、やはり、予想どおり、第1部は12時スタートで2時間を予定していたのに、なな、なんと…1時間で終わってしまいました……で、しょうがないので「第2部開演までのお時間、ロブレにてお買い物をお楽しみ下さい…」というアナウンスに急に変えるはめになったのでした。
そういえば~だいたい、12時開演のはじめからいきなりハプニングが……
アナウンス用のマイクがないのだ
そろそろ浴衣姿のかわいらしいおちびちゃんたち、ご父兄の方々、お客様も着席されている中、血相変えて「マイクがない、ない、マイクはどこ???」とせかせか歩き回る私……その異様な空気にだんだん、場内もどよめく……ない、ない、ない…あせりまくる私…すると……
舞台上に突然上った姪っ子Kが、「あったよ!」と
なんと、譜面台の上においてあったのだなんてことだ……そういえば、準備の時に、譜面台の上になんとなく置いたような気がしてはいたのだが、そんなことは遠くの彼方に置き忘れていたのであった……
かくして、「これから第3回浴衣でコンサートが始まります」の拡張高いアナウンスの代わりに「あったよ!」が始まりの合図となってしまったのであった…
第1部は、それでも、内容的にはとても良かった。
浴衣姿のショパンの「雨だれ」は、なんだか大正ロマンの雰囲気が漂って叙情的だった…そして、ピアノを始めて半年のSくん、連弾バッチリ、アナウンス◎、ソロ、冷や汗のち脱出、なかなか良かった…お父さんとの共演2組もあったか~い雰囲気でとても良かった。これでこそ、浴衣コンだなぁと感慨深く思った。その他、自作自演の素敵な演奏、ウクレレの優しい音、ハンドベルなどなどピアノ曲の合間にいろいろとユニークな演奏も良かった。。。
続いて、第2部。
第2部は、実は私にとっては一番恐ろしい瞬間が待っていたので、もうそれが終わるまでは正直いって、生きた心地がしなかった…というのも、友人のSさんが和洋折衷の「カルメン」を踊られるというので、始めは全音版の楽譜を使っていたのだが、あまりにもドン、チャッ、チャッの簡単な伴奏だったため、もし間に合うのであれば編曲してもらいたいなぁ~と去年もお世話になったI氏にお願いしたところ、快く引き受けていただいたのだった。
が、出来上がった譜面を見ると……「これを、たったの1週間で……」
それからというもの、仕事の合間をぬってなるべく譜面を頭に入れられるように努力はしたものの、あっという間の6日間。ついには当日。やはり弾けていないやばい……こんな状態で、舞台に上がるのなんて、生まれて初めてだいくら「お楽しみの会」とはいえ、「神様、ごめんなさい~」そんな祈るような気持ちで、本番を迎えるはめになった。
さてさて、話は元に戻り~1番、初参加のKさん、ラフマニノフ落ち着いていて良かった、続いてK先生、これも同じリズムを崩さずに弾くのは難しいのだが良く頑張った(途中で、一瞬道に迷いそうな気配もありつつ、うまく逃れた)、そして、いよいよ地獄のひととき。最近にはない緊張感……とても踊りを見ながら伴奏する余裕はない……しかし、そんな私とは対照的に、Sさんは狭い舞台を右に左に、時にはピアノの周りを回りながら浴衣とは思えないような足さばきと軽やかなステップで踊る…(私にとっては無我夢中、必死の3分半だった)…終わった…拍手
あぁ~よかった…たくさんミスったけれど、大きな穴は開けずに無事に終わって良かった……Sさんは、私の勝手なテンポの変化にも動じることなく見事に演じきったようだった…ありがとう!本当にありがとう!
その後、妹との「夕鶴」。これは、最後のオチが良かった。「さよなら~」の後に、姪っ子が舞台に走り出る→鶴役のK先生が走り去る、の寸劇がリハーサルもほとんどないままアドリブ的に行われたのだが、その昔プリマで踊っていらしたK先生が、なんと音がするからと下駄を脱いで裸足で舞台を走られたのには、びっくりしたさすが、プロ根性。脱帽……
その後、しっとりとしたピアノ演奏をはさんで、ヴァイオリン独奏。実は、数日前に少しだけ合わせをしたのだが、その時からどんどん上手になられて本番は一番良かったような気がした。そして、お嬢ちゃまの次はお父様のフルート演奏。さすがに深くて落ち着いた音色、シューマンの美しい旋律を丁寧に歌い上げられた感じだった。
その後、dodoさん親子さんの二重唱。さすがは声質がぴったり優しく調和され、す~っと心地よく響く。伴奏合わせが全くなかったので、ちょっとテンポ的なズレはあったものの、後半はそれを感じさせないぐっとくる演奏だった…その後、ピアノメインの方々が、それぞれに個性的な演奏を繰り広げ、最後もくじ引きであるにもかかわらず、終わりらしい、しみじみとした聴かせる演奏で、とても良かった……
そんなこんなで、第2部はバラエティ豊かで時間もたっぷり2時間かかり、予定どおりだった。これでは、次回から、最初に人数で2分割するのではなく、全体の出演者がそろったところで、およその演奏時間を提出していただき、2分割にして途中休憩を入れるのがいいかな?と思った。
とりあえず、ざ~っと思い出すままに、振り返ってみたが、実は私としてはまだ「終わらない浴衣コン」なのであった…あの、まずい演奏のままでは、どうしても納得がいかない、と今日は、姪っ子たちを大宮へ送った後、再度ちゃんと弾けるように練習してみた……しかし、それでも……まだまだ……あぁ~難しい……
次回、12月のコンサートでは、そのI氏のソナタ後半部分が(私が弾けた場合は)初登場する予定ですので、また皆様ぜひいらして下さい。
では、あと残りわずかな夏休み…楽しくお過ごしくださいね。